2017年09月01日

峨嵋山(峨眉山市)

岡崎由美先生と行く中国の旅
四川省名山の旅−道教・仏教聖地と武侠文化を訪ねて 3

 19日は楽山市から峨眉山市へ向かう。地名などは「峨眉」だが、小説やドラマでは「峨嵋」が多い。区別はないようだ。(8時発)

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 峨眉山市で登山用の景区エコカーに乗り換える。(9時15分)

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 券売所のテレビ画面、金頂か?

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 途中休憩の売店。(10時)

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 2時間ほどで峨嵋山の中腹、雷洞坪まで行く。(11時5分)
 ここから山歩きが始まる。ロープウェイの乗り場まで山道を登る。

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 一般の人のエコカー乗り降りはこちら。

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 霧が濃く、霊場らしい雰囲気だが、景色は見えない。
 低い階段が多く、歩きやすいとはいえ、30分の登りはきつかった。(11時40分着)
 ロープウェイで金頂へ。雲が多く展望は開けない。
 ロープウェイを下りて、少し歩けば山頂である。

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昼食にする(12時15分)。
 周りは雲であり、見晴らしはよくないが、山頂部分だけははっきり見えた。

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 晴れていれば、こんな山並みが見えるはず。

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 強力(ごうりき)がこうして資材を運んでいた。人も運ぶ。

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 金頂(3077)には巨大なクレーンが動いていた。堂の工事中であった。

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 金ピカの巨大な普賢菩薩、象は普賢菩薩の乗り物である。
 峨眉山は中国三大霊山(五台山、天台山、峨眉山)の一つといわれている。
 ウィキでは、
 26の寺院を有し、普賢菩薩の霊場とされる。一番高い峰が万仏頂(標高3,098メートル)で、頂まで32の名刹が続いている。
 とある。名刹数が寺院数より多いことはない。どっちの数字が正しいのか。もちろん昔はもっと多かった。
 このような霊峰なので、
自然が護られ、約3,000種の植物と、絶滅危惧種を含む約2,000種の動物の宝庫でもある。1996年12月6日には文化面、環境面両方が考慮され、楽山大仏と共に「峨眉山と楽山大仏」としてユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録された。

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 記念撮影。それにしても三千メートルの山頂に、こんな巨大な像をよく建てたものだ。

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 展望台(?)にあがる。周りは雲の中。不思議に頂上部だけ雲がなかった。

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 堂も金ピカ。寺号は華蔵寺である。金頂には臥雲庵という別な寺もあるはずだが、どこなのか。

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 普賢菩薩像を横からみる。こう見る方が大きさを実感する。

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 もう一つの堂の新築・改築中である。

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 こちらの堂はかなり金メッキがはげている。

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 こちらの建物は何か。
 寺院の説明はほとんど無い。まあ宗教的な意味合いでお参りしているのではないので、かまわないのであるが、インターネットでもはっきりしない。
 気温は高かった。海抜3千メートルの山頂で、半袖姿が目立つ。本来寒いくらいの方が、歩いているとちょうどよい。

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 下山途中に見えた。雲の中である。
 登山の注意として猿に用心といわれたが、一度も見なかった。凶悪らしく、油断していると持ち物を取られる。猿は猛獣なのだ。よく見られるのはニホンザルと同系統の猿である。
 今回は金頂のみだったが、他にも峰があり寺院がある。見えなかったのは残念。大雨の予報が傘を使わずに済んだことでよしとしよう。それにもう一カ所行く予定があるのだった。
 14時20分エコカーに乗り景区出口に向かう。
 15時35分到着した。
posted by たくせん(謫仙) at 06:00| Comment(2) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月28日

楽山大仏

岡崎由美先生と行く中国の旅
四川省名山の旅−道教・仏教聖地と武侠文化を訪ねて 2

 18日、楽山磨崖仏に向かったが、寄り道した。眉山市彭山区で最近発見された江口沉銀遺跡の、今年の1月から始まった発掘現場を、対岸から見ることになった。

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 岷江、見にくいが真ん中あたりの川の合流地点が発掘現場である。この右の対岸まで行く。

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 こんな塀が続く。

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 江口崖墓という、ローカルな遺跡もある。

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 ようやくこれだけ見えた。

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 畑を囲っているのか、それとも遺跡を守っているのか。

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 この地域の中心の通り。真ん中あたりの家は商店である。

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商品、紙など。

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 場違いな感じがする建物。女性の足の長さに見とれて建物は見なかった。

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 不思議そうにこちらを見つめている。
 またバスに乗り楽山市に行く。

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 ここから船に乗る。楽山磨崖仏は川に面していて、その川は広いので船でないと近くでみることができない。

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 この先端あたりに楽山磨崖仏がある。

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 岷江と大渡河の合流地点なので、水の色がはっきり分かれている。

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 磨崖仏を陸から見るにはこのコースを登っていく。

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 楽山大仏は世界最大である。高さは71メートル。東大寺の大仏の5倍ほど。
 像高(像本体の長さ) 59.98mと言うので、71mは台座部分も入っているのか。
 なお近年さらに大きい仏像(観音像を含む)が立てられている。
 ちなみに魯山大仏128メートル、日本では牛久大仏110メートル。

 陸からの見学は、上から見るか、あるいは、左の階段をおりて足下から見上げる。そして右手に抜けて階段を登ることになる。

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 正面から。見上げるために、顔を大きくして見た目のバランスを整えている。

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 この階段を下りる。

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 大仏の左右に脇侍がいる。左は形が崩れている。この写真は右側だが、どんな菩薩だろうか。

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 トンネルを抜け、右に行き、登ることになる。

 船からの仏像を堪能したので、一度上陸し、上から大仏を見ることにする。

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 川沿いの道を歩き、登山口に至る。ここから333段を上り、大仏の頭部に至る。大仏の背後は凌雲寺という寺である。寺域はどれほど広いのか。
 この登山道は先ほど川から見た。

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 最後の33段は一気に上る。途中で休まない。

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 ここから凌雲寺に入るのだが、それは後からで、まず仏頭を見る。
 ここからは自由に観光となる。

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 大勢の人が並んでいる。ここから大仏の脇を下まで下りるのだ。私たちは上からの見学だけで済ます。

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 絶壁の階段を下りていく人々。

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 楽山市は中心市街は超高層ビルの並ぶ都会であった。市域などは何度も変更されているので、具体的な数字はわからない。

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 海通禅師、大仏建立のための基金集めをした。嘉州郡守が寄付を拒絶し「目を差し出すなら」と無理を言うと、その場で目を抉り出したという。そうまでして資金を集めたのだ。

 そのまま山の上に行くと、苑などがあるが、その一画に蘇東坡をたたえる(?)建物があった。

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 東坡楼
 蘇軾は北宋最高の詩人といわれる。東坡居士と号したので、蘇東坡(そとうば)とも呼ばれる。眉州眉山(眉山市)の出身である。今ではとなりの市である。

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 建物の中には蘇東坡像がある。

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 集合時間になったので、元の場所に戻り凌雲寺に入る。

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 凌雲寺は混んではいなかったが、この寺の説明は忘れてしまった。

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 何の像だったか。

 凌雲寺を出ると駐車場まで15分という。もちろん歩くことにする。

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 ホテルに着いてから散歩に出た。すぐ前は大渡河で雨の後のせいか濁流である。

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 泳いでいる人がいる。水流が速いので、流されているように見える。

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 遠くに大仏が見える。

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 乗り捨て自由のレンタル自転車。ケータイで手続きして使用料を払う。外国人はその支払いシステムへの加入が難しい。

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 夕食後、スーパーマーケットに行った。
 ばら売りの米の値段だが、500グラム単位、これは1斤相当の量である。
普通の粳米    3元
香米       3元 ジャポニカ米だが南方系。
インディカ米 2.5元
上質な米袋入り  4元
 おおよそこの程度、思っていたより高かった。
posted by たくせん(謫仙) at 05:31| Comment(1) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月24日

成都

岡崎由美先生と行く中国の旅
四川省名山の旅−道教・仏教聖地と武侠文化を訪ねて 1

 8月17日、朝7時に成田集合。関西の2人もここで集合した。添乗員と岡崎先生を入れて、総勢12名である。
 成田発08:50、成都到着は13:20(現地時間)、5時間半の直行便である。
 成都に着いてから空港を出るまで1時間以上。専用のバスに乗り込む。
 ホテルの近くでまず書店に入る。わたしは「李清照」「李U」「余秋雨散文」を入手した。これは辞書のようになにかの折に参考にしたいのであって、すぐ読みたいわけではない。それからホテルに着いてすぐに夕食の店に向かう。

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 5時40分に「陳麻婆豆腐」に到着したが、ここで最初のトラブル。なんと予約しておいたのに部屋がない。食事前の一時間ほど、岡崎先生の解説などを予定していたのだが、どうやら勘違いがあった模様。しばらく待つことになった。個室の用意ができ、岡崎先生の四川省の解説と、八雲関西幇主の峨嵋派武術の解説を聞く。
 小説やドラマなどで峨嵋派がよく出てくるが、実はいろいろな武術派があって、峨嵋派という名で括ることは出来ない。知らないわたしにはびっくりする話ばかり。(^_^)
 夕食は中国らしい料理が並ぶが、ほとんどが唐辛子の辛い料理。わたしは苦手なのだ。今回は最後までこれがついて回った。

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 料理の一例、見ただけで手が出ない。

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 四川ダック、これさえ唐辛子味。

 看板の麻婆豆腐は言わずもがな。写真を撮る気にもならなかった。それで今回は料理の写真は原則としてなし。

 さて、四川省といえば何を思い浮かぶか。まず「三国志の蜀漢」と「パンダ」であろうか。
 ガイドに問われて、わたしは「曇り空」をあげた。「蜀犬日に吠ゆ」といいう有名な言葉がある。
 口にはしなかったが「巴山夜雨」もある。今回の現地の天気予報は大雨ばかり。夜中から朝にかけて雷雨になったりする。それがなんと傘を一度も使わずに済んだ。
 四川省の省都は成都である。重慶市は1997年に直轄市になったので、四川省の範囲ではなくなった。そうは言っても四川盆地にあり、直轄市になる前は四川省なので、間違えてしまう。成都市の人口は1400万人、市部は600万人。
 今でも中国を共産主義の国と思っている人は少ないと思う。現地の人の感覚でも完全な資本主義である。事前の情報では20世紀の国である日本、21世紀の国である中国という対比があった。都市部では現金やカードは不要で、ケータイで全部済ますとか。
 成都での実感は、21世紀と20世紀半ばが混じり合っている印象だった。

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 ホテルの窓辺、横顔に見えたのは偶然らしい。

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 ホテルのロビーは諸葛孔明が目立つ。

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 中国は固定電話が十分に普及しないうちに、携帯電話の時代に入ってしまった。一週遅れだったのがその一週をパスしたようなものだ。
 ケータイで全ての支払いを済ます。
 考えてみると、私生活は全て公開されているに等しくなる。プライバシーの保護はどうなっているのだろう。インターネットには、堂々と「監視されています」とでてくる。
 このままの形で発展できるのだろうか。
posted by たくせん(謫仙) at 15:23| Comment(2) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月26日

孫子大伝

孫子《兵法》大伝
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 2010年の中国のテレビドラマである。全35話。
 孫子の兵法と言えば作者は孫武と孫臏(ピン)の両名がいる。一般的には孫武を指す。孫臏は“孫臏兵法”と言うことが多い。また孫臏は孫武の子孫と言われている。
 このドラマは孫武の人生を描いた歴史大河ドラマである。
 呉王・僚の暗殺(紀元前515年)から呉国滅亡(紀元前473年)までをえがく。
 孫武については疑問が多く、実在は疑わしい。
 海音寺潮五郎の小説「孫子」は、孫武の材料が少なすぎて書きようがなく、ほとんど創作である。そして「うまく当てはまらないので困った」と言っている。

 兵とは国の大事なり 死生の地 存亡の道 察せざるべからざるなり

 戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり

 斉国の孫武は裏切り者から迫害を受けたため、家族を連れて呉の国をめざして逃亡する。
 季札とともに呉に向かう途中で、呉では王弟闔閭(こうりょ)のクーデターがあった。闔閭の使いが季札を次の呉王にと迎えに来る。必ず辞退すると判っていての、闔閭の腹芸であった。
 季札は辞退し、闔閭が呉王となり、孫武は市井の人となる。
 伍子胥が孫武を見いだし呉王闔閭に推薦する。そして試しに女官たちを軍事教練してみることになる。第4回でここまで。

 この女官たちの軍事教練の話は有名であり、孫武の話には必ず出てくるが、これもかなり怪しい話だ。そしてこれ以外の話はほとんどないのが現状である。
 一応孫武は、紀元前535年?〜没年不詳 と言われている。
前535年 誕生
前515年 斉国を出たのが20歳?。
前506年 楚と呉の戦争は29歳?。(柏挙の戦い)
以後の資料は少ない。
前496年 越王允常が亡くなり、勾践(こうせん)が即位。
 この年、呉越の戦いがある。このドラマでは、孫武はこの呉越の戦いに参戦していない。
同年  戦いの傷で闔閭が死去。孫武は39歳?。
同年  夫差(ふさ)が即位。
 以後「臥薪嘗胆」の故事となる呉越の戦いの時代になる。
 ドラマでは即位の5年後、夫差が越を制圧(史実は前494年)。
 勾践を奴隷とする。ここまで32話。
 二年余りで勾践を放免する。
前484年 伍子胥(ごししょ)死去。
前473年 勾践が呉を滅ぼす。夫差は自害。呉が滅ぶ。
 最後に孫武が、孔子と老子に会う。同時代の人だったのだ。

 この物語でも、孫子が指揮したのは、柏挙の戦いのみで、6万で20万の軍を破った。
 孫子の兵法を理解しない夫差を拒否し、呉越の戦いは参加しない。
 時々、琴を演奏するシーンがある。手の動きと音が一致しているので、安心して見ていられる。
 漪羅(いら、孫武の若夫人)役の景甜が、射G英雄伝の黄蓉役の周迅のイメージに似ていたので、思い入れをもって見てしまった(^_^)。
posted by たくせん(謫仙) at 07:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月09日

四川省名山の旅

岡崎由美先生と行く中国の旅
四川省名山の旅−道教・仏教聖地と武侠文化を訪ねて

2017年8月17日(木)〜8月22日(火) 5泊6日
旅行代金:198,000円
 (別料金:一人部屋差額28,000円、燃油サーチャージ約3,000円)
申込締切:6月15日(木)
募集人数:15名(最少催行人数10名)
旅行企画:(株)キャラバンツアー 担当・増山

何度も行っている「岡崎先生と行く中国の旅」の案内が届いた。
いままでは5日間だが、今回は6日間である。
今回の目玉は峨嵋派と青城派の根拠地である。峨嵋派の「峨嵋山」は仏教の聖地、青城派の「青城山」は道教の聖地。
有名な「楽山大仏」も遊覧船で見学する。さらに成都の「武侯祠」「杜甫草堂」「川劇鑑賞」なども予定。

ツアー日程
8/17 成田08:50〜 成都13:20 成都市内へ
   成都銀河王朝大酒店にて宿泊
8/18 専用バスで楽山へ
   世界遺産 磨崖仏楽山大仏を見学(遊覧船+凌雲寺)
   楽山嘉州賓館にて宿泊
8/19 午前、専用バスで峨嵋山へ
   世界遺産「峨嵋山」見学
   ロープウェイで金頂へ(八雲さん情報では海抜3千m以上)
   ロープウェイで下山
   峨嵋山華生酒店にて宿泊
8/20 午前、専用バスで成都へ
   午後、「武侯祠」「杜甫草堂」見学
   夕食後、川劇鑑賞
   成都銀河王朝大酒店にて宿泊
8/21 「都江堰」と「青城山」見学
   成都銀河王朝大酒店にて宿泊
8/22 午後、成都12:20〜 上海浦東15:20 
   乗り継ぎ17.20〜 成田20:40

※利用予定航空会社 中国国際航空
※利用予定ホテルは別の同等クラスになることがあります。

今回は関空利用が難しい。往路は到着が22時になる。

問い合わせ先は(株)キャラバンツアー 東京支店。
FAX 03−5295−1702
「岡崎先生と行く中国の旅」増山さん宛にお願いします。
posted by たくせん(謫仙) at 08:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月13日

琅琊榜(ろうやぼう)

琅琊榜(ろうやぼう・láng yá bǎng)
麒麟の才子、風雲起こす
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 評判の琅琊榜をやっと見た。
 金庸以外の武侠の特徴である架空王朝だが、モデルは南北朝時代の南朝だ。国号は梁、都は金陵。金陵は南京市の古名である。史実では梁の時代は“建康”であった。
 まず、梁国の赤焔軍七万が味方の手で殲滅される。
 赤焔軍の将は林燮(しょう)で、この息子の林殊がこの物語の主人公。
 12年後、林殊は病弱の身の変わり果てた姿で、復讐ないし名誉回復をしようと、変名で金陵に戻って来た。その変名は梅長蘇または蘇哲だ。ここから物語が始まる。

 あらすじなど、あちこちで書かれているので、ここでは書かない。
 琅琊閣の琅琊榜とは天下の才人や武人などの番付で、これによると梅長蘇は天下第一の麒麟才子。
 いったい皇帝にもできないようなこんなリストがなぜできるか。閣主の藺晨(りん しん)の特殊能力か。もちろん大勢の情報員を抱えてはいるが。
 皇太子の蕭景宣(しょう けいせん)と第五皇子である誉王・蕭景恒(しょう けいかん)が後継者の地位を争っていて、“麒麟の才子を得た者が天下を得る”との情報を得る。
 二人とも、江湖の江左盟の宗主・梅長蘇が“麒麟の才子”と知り、招こうとする。ところが、梅長蘇は“第七皇子靖王”を支持している。
 皇帝は、雲南郡主の穆霓凰(ぼく げいおう、林殊の許嫁だった)の武力を削ぎたく、霓凰を嫁に出そうとする。
 こんな風に朝廷内部の勢力争いが大きい。
 時々思い出話などが絡むが、本筋を助けて邪魔をしない。これはすばらしい。
 そして、梅長蘇は事を起こすかなり前から、入念な準備をしている。それがピタリピタリと当たるのだ。まさかあれがこの準備だったのかと驚く。

 第二回で、梅長蘇が太皇太后の所へ挨拶に行く。高齢の太皇太后は昨日あった人のことも憶えていないような状態なのに、“小殊”(林殊の愛称)と呼ぶので、穆霓凰が梅長蘇に疑いを持つ。このように自然に流れている。
 梁の建国の設定はいつなんだろう。現皇帝は少なくとも三代目。
 史実の梁は(502〜557)ほぼ一代で終わった。
 おもしろいのは、三人の皇子の出来が、その母の出来具合と比例している事だ。
 第五皇子である誉王(母は義母・皇后)などかなりの出来だが、今一歩足りない。それで墓穴を掘ってしまう。特に参謀役の秦般弱が梅長蘇と比べて格落ちなのだ。
 話にスピード感があり、夢中になって、なんと2話90分のDVDを5枚借りて一日で見てしまった。全部で27枚54話。
 ここまで夢中になって見たのは初めてかもしれない。
 ドラマの出来がいい。香港の武侠など足下にも及ばず、おもしろいが矛盾の多い張紀中の金庸物よりはるかに整合性がある。まるで“校閲ガール”がいるようだ。
 戦いのシーンも、なぜここで戦わなければならないのか、理由をきちんと説明している。それでいて無駄がない。

 出てくる人物が誰が誰だか判らないので、下のリストを時々見ながら書きながら、ドラマを見ている。
林殊  梅長蘇(ばい ちょうそ) 蘇哲
林燮(しょう、林殊の父、故人)
 飛流  林殊の護衛(少年)
 黎綱(れい こう) 林殊の護衛
 十三先生
 宮羽
 童路  野菜売り連絡係
藺晨(りん しん) 琅琊閣 閣主  

蕭選(しょう せん) 皇帝
蕭景宣(けいせん) 皇太子
越貴妃 皇太子の母 罪を得て貴妃から嬪になる。
 謝玉(寧国侯) 皇太子の味方の有力者
 謝弼(寧国侯の世継ぎ)
 莅陽(りよう)長公主  謝玉の妻、景睿の母
  卓鼎風(天泉山荘 荘主) 江湖者 謝玉に仕える。
  卓青遥  鼎風の息子
蕭景睿(けいえい) 寧国侯府長子(訳あって謝・卓2家の子とされる)
言闕(けつ)  言侯 豫津の父 言皇后の兄
言皇后
言豫津(よしん) 景睿と仲が良い。

蕭景恒(けいかん) 誉王 第五皇子、言皇后の義子
 秦般弱(しん はんじゃく) 誉王の参謀役、若い女性でわけあり。
 慶国公

蕭景琰(けいえん)靖王 第七皇子
靖王妃
静嬪  靖王の母親、女医 嬪から妃となる。
穆霓凰(ぼく げいおう) 雲南郡主 もと林殊の婚約者。
穆青  雲南王 霓凰の弟
紀王  皇帝の弟

蒙摯(もう し) 禁軍大統領 林殊と親しい。
高湛  常に皇帝のそばにいる宦官。
夏江  懸鏡使(皇帝の密偵役)の長
夏冬  懸鏡使 若い女性、霓凰と親しい。
聶鋒(じょう ほう) 夏冬の夫、林燮の武将だった。

第一皇子 祁王 故人
第三皇子 患っている。
第四皇子 皇太子(第二?かな)
第五皇子 誉王
第六皇子 大志なし。
第七皇子 靖王
第九皇子 幼い。

 副題の「麒麟の才子、風雲起こす」は日本語として不安定。
「麒麟才子、風雲起こす」か「麒麟の才子、風雲を起こす」か、どちらかにして欲しい(^_^)。
posted by たくせん(謫仙) at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月06日

ドラマ霍建華版 笑傲江湖

ドラマ霍建華版 笑傲江湖
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 于正版笑傲江湖といえばいいのか、霍建華(主演俳優)版といったらいいのか。2013年版の笑傲江湖である。
 話には聞いていたが、ここまで改変されているとはびっくり。と言ってもいつものことといえばそうなのだが、それにしてもだ。
 小説では一瞬しか出てこない東方不敗が、あちこちに出てくる。しかも東方姑娘で、儀琳の姉で、本拠地を留守にしてホステスをやっている。一時的なんだろうな。
 さらに出演者が若すぎる。風清楊以外は若いイケメンばかり。老人のはずのあの人この人が、二十代または三十代の若さでは話がつながらないと思うのだが、どうなンだろう。その若さで引退なんて考えられないし。
 林平之はけっこうやり手のようで、とても世間知らずという感じではない。
 この小説の最大の眼目である東方不敗が女性では、葵花宝典の存在が浮いてしまう。あって困るものでもないが、存在感が小さくなる。
 辟邪剣譜は小説通りだ。
 梅荘で任我行を助けるのは、令狐冲と聖姑。向問天は無関係。後に向問天が重く見られるが、もともとの重臣だったのか。
 小説では聖姑のやったことまで、このドラマでは東方姑娘がやっている。しかも二人とも並の美人で、カリスマ的迫力がない。
 聖姑が琴を演奏するシーンがあるが、手の動きと音が全く合っていない。そんなことも迫力のない原因かもしれない。
 その点は、小師妹がそれらしい。他より美人というのではなく、その位置らしさに存在感に迫力がある。
 それでも武術の面では全体的に迫力があるので見続けてしまう。
 いつものことだが、思過崖では谷底から断崖の上まで空を飛んで行くほどの武術者が、黒木崖では池の中からすぐ目の前の岸まで飛べない。簡単に飛び越すと思ったが飛べないのだ。この場合、両者は同一人物ではないので、何とか説明はつくが、これだけの武術者たちが飛べないと判断した理由は気になる。
 こういう設定の不統一は気になるところ。

 こういうことを書いていると、“校閲ガール”になったような気分(^_^)。

 張紀中版はラストがメチャクチャで、金庸先生を怒らせたと聞くのに比べて、岳不群が死ぬあたりは原作に近い。逆にあれっと思ってしまう。
 そして、41回目に初めて黒木崖のエレベーターが出てきたが、まるで近代高層ビルの骨組みのような巨大な仕掛け。そんな科学力があったのに、内力勝負をやっていたのか。どんでん返しのような設定だ。さらにどんでん返しがあって結局する。
 最後のある雪の日、湖の水の中には陽光が輝いていて…、ご愛敬。
posted by たくせん(謫仙) at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月15日

第12回武侠迷大幇会

第12回武侠迷大幇会
 11月12日、日本棋院での碁会を早退して田町に行く。年一回の武侠迷大幇会があった。
 一応30分前から開場なのだが、その5分過ぎくらいに行くと、三分の一ほどの席が埋まっていた。みんな早い。
 まず、目に入ったのは、いつものごとく香港漫画店のMさん。香港漫画を、広げて見せて説明している。表紙ばかりでなく漫画も総カラーページの迫力はすごい。
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 香港漫画店のHPはこちら http://www.hongkongmanga.com/
 Mさんはある武侠小説の翻訳もしている。その第6回の手製の小冊子をいただいた。わたしたちは、完訳した暁には…という夢もあるが、本人は「周りの状況が難しい」と言っていた。

 紹介したい本がある。わたしはまだ読んでいないが、今回は来なかったいつものメンバーの佐藤信弥さんによる本である。
 周−理想化された古代王朝 中公新書
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 わたしも紹介されて知ったばかり。

 今回の参加者は49名。これ以上参加者が増えると、ここでは入りきれない。超満員で通路を歩くのも自由にならないほど。
 となりに座った旅行社の女性添乗員とは「いつか桃花島旅行を…」という話をした。わたしはもう一度行きたいのだ。しかし、あまり先になると、わたしの方が行けなくなってしまうか。
 さていつものごとく抽選がある。抽選券は、お蓉ちゃんの三だった。
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 2013年于正版のドラマ「笑傲江湖」を手に入れた。主人公の名をとって霍建華版と言った方が判りやすいか。わたしはどちらでも不案内だ。

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 メンバーに迷子さんがいる。迷子さんのブログでこのドラマを詳しく説明している。それを読んでいると、ドラマをみるのが恐ろしくなってくる(^_^)。原作無視の名前だけ借りたようなストーリーらしい。所々に原作が入るとか。どうせならこのストーリーで題名などを別にすればいいのにと。

この日の料理を。
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おいしくいただきました。
posted by たくせん(謫仙) at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする