2011年02月26日

09年版 書剣恩仇録8 

 陳家洛と趙半山それに徐天宏たちは福建少林寺に向かう。
 徐天宏と周綺は偶然から徐天宏の両親の仇を見つける。

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 ここまできて、取り逃がしてしまう。相手は武術の素人。いつものようにひとっ飛びで捕まえられるはず。近くにある蝋燭でもなんでも投げても仕留められる。そんな能力がある人物と設定したはず。
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2011年02月21日

09年版 書剣恩仇録7

 清軍部隊に囲まれ、救援を求めようとする陳家洛たち。

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 戦いの中、スキをついて、左の方へ脱出する駱冰。清軍はわざとスキを作ったはず。
 駱冰はホチントンたちには清軍三千人と言う。
 ホチントンは将となる。そして救助隊を出さない。父にまで誤解されながら意志を貫く。

 ホチントンの策戦により回族は勝利を得るが、ホチントンは体調が悪く寝込んでしまう。
 そこへ李沅芷が到着。余魚同は陳家洛に師妹と紹介する。
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2011年02月16日

09年版 書剣恩仇録6

 紅花会は幇主陳家洛の命でそれぞれに別れていき、余魚同たちも西を目指す。余魚同は李沅芷をまくため舟で行こうとするが、李沅芷はついてくる。その後はかなり省略されいる。
 余魚同が襲われて怪我をする。李沅芷が助けて、余魚同のふりをして逃げていく、余魚同を襲った三人は李沅芷を追いかける。そして李沅芷と三人の戦いになるが、その間に余魚同は出家してしまう。このちょっとした時間では無理な気がする。
 このドラマは小説にない話が出てきたり、小説を変更されたりすると、とたんに時系列が気になってくる。

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 馬真と李沅芷
 馬真は武当派の総帥。名前から銅筆鉄算盤を思い出すが、年代が違うので別人。
 馬真は弟弟子張召重に簡単に騙され、登場と同時に殺されてしまう。
 それを見た男装の李沅芷が駆け寄ると、馬真は陸菲青と余魚同に張召重を始末せよと遺言を残して死んでいく。
 この後、乾隆帝が漢服を着ていると皇太后がお説教。
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2011年02月08日

09年版 書剣恩仇録5 

 書剣恩仇録の続きです。

 于万亭の西域での暗躍は続いている。
 杭州ではようやく文泰来を助け出した。そして西湖での花魁の状元選びとなる。このあたりは時間を取る割には内容はあっさりしたもの。

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 舟は宝の山と思いきや何もない。
 左の方の男たちの先頭が肝煎りの袁枚(えんばい)。まだ若い、40歳くらい。「今年の花魁の状元は…」
 乾隆帝の出した物によって、玉如意が状元となる。それでいながら、袁枚たちが乾隆帝の出した物を鑑定するシーンがない。この中に今上(乾隆帝)の御筆があり、万一を心配した袁枚たちは早めに切り上げることになるのだ。それがないと尻切れトンボ。
 このあと玉如意は、乾隆帝に文を届ける。「…明日重ねて来れば花床に満つ」。これで参ってしまった乾隆帝は、すぐに帰ってしまう玉如意を追いかけると、玉如意から赤い布に包まれた礫が来る。とっさに白振が受け止めて、乾隆帝に手渡す。
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2010年12月30日

09年版 書剣恩仇録4

4枚目
 乾隆帝もかなりの策士、月氏国の公主を監禁し、九門提督に探せと命ずる。探せないので罷免し、息子の福康安を後任に指名し、月氏国の公主を救い出させる。
 その他宮廷内のあれこれ、于万亭(九爺)の西域での行動。やたらに会話シーンが多く説明が長い。飽きてくる。本来登場しない人物を登場させると、話がいつまでたっても進まない。
 ドラマはそろそろ半分近い。それなのに、小説では四分冊の第一巻で、乾隆帝はまだ登場しない。
 そういえば箱は乾隆帝が中心、于万亭が副。陳家洛に至っては脇役扱いではないか。
 小説では陳家洛は15歳で西域に行き、袁士霄(天池怪侠)のもとで10年修行して25歳。このドラマは15歳から3年なので18歳。しかし25歳と言っている。7年分どこかで見落としたか。
 ようやく江南にたどり着いた。杭州は紅花会の本拠地である。

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陳家洛と乾隆帝は三天竺の山の上で巡り会うはずが、どこかの池か川の近く。お供は衛春華。
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2010年12月24日

09年版 書剣恩仇録3 

三枚目
 月氏国の使節の中に布倩佳なる美女が登場。公主(姫)の侍衛長。小説にはいない人物だ。于万亭とは親しい。話し方や顔の表情が、雪山飛狐で鍾欣桐の演じた程霊素によく似ている。特に口の表情がそっくり。

 次はドラマの話ではなく実話。
 先代の雍正帝即位の時の話。「康煕帝は『伝位十四子』としたのを『伝位于四子』と書き換えて雍正帝が即位した」という噂があった。当時は満州語でも書いていたはずで、それを同じやり方で書き換えることはできないので、おそらくあり得ない。
 このとき、相続を争いそうな八王を阿其那(アキナ、犬)、九王を塞思黒(サスヘ、豚)と改名させ、監禁したという。阿其那・塞思黒は満州語。
 このドラマの于万亭(九爺)はこの九王という設定だ。
 書き換えたのはロンコドと雍正帝で、即位して間もなく雍正帝はロンコドを誅殺し、ロンコド派であった査嗣庭も文字の獄で抹殺した。
 書剣恩仇録の著者金庸の本名は査良縺A査嗣庭の子孫になる。

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 布倩佳
 乾隆帝の幼なじみ。小説には登場しない人物。このため、かなり原作にない話が加わっている。
 上の八王と九王の処置後に、追放された八王一党の娘という。武術を知っていたので生き延び月氏国で武術の師となった。
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2010年12月17日

09年版 書剣恩仇録2 

二枚目
 陳家洛の母親が于万亭のコマになるのを拒み自決。
 于万亭は文泰来を伴って皇宮に行くが、一人で部屋に入り乾隆帝を脅迫。
 乾隆帝が拒んで于万亭は出て来る。そこで文泰来に乾隆帝が陳家洛の兄であることを教える。
 紅花会のなかでも、最初から于万亭の計略に加わっている者と、知らない者がいる。まだ会としてはまとまっているとは言いがたい。
 乾隆帝は乳母に出生の秘密を訊くが、乳母は自決してしまう。乾隆帝は、腹心の白震に于万亭と文泰来を捕まえろと命令。
 于万亭と文泰来はなぜか覆面して少林寺に行く。そして于万亭は方丈に打たれる。

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 于万亭が少林寺の近く嵩山で死に(これは死んだふりだった)、居合わせた紅花会の葬礼はなぜか砂漠地帯。死んではいないのだからどこでもいいか。北京から嵩山までかなりの距離がある。西域はさらに遠い。情報は一瞬に伝わるようだ。どうやって連絡しているか。
 九爺(于万亭)の存在は見ていて混乱する。小説には登場しない人物だ。ただし史実には登場する。(このことは次回布倩佳のところで書く)
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2010年12月13日

09年版 書剣恩仇録1  

2009年・中国/香港
 先の横店などの旅行のおりに買ったDVDである。張Pものとは異なりかなり改編されている。中文字幕・普通話音声で日本語がないため、わたしには半分も理解できないが、なんとか判ったところを書いてみる。

一枚目
 雍正帝の崩御から物語が始まる。乾隆帝の即位がある。続いて海寧陳家では当主が殺される。これだけ見ても小説とはかなり構成が違いそうな予感。
 文泰来と駱冰が官兵に襲われ、文泰来が重傷を負ったところを陳家洛が助ける。なんでここで陳家洛が出てくるんだ。
 で、陳家洛は家に帰り、于万亭に預けられることになる。時系列はどうなっているんだろうと思っていたら、文泰来の傷は小説とは関係ない傷だった。

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 即位した乾隆帝
 1711年生まれ1735年即位。そのときは24歳ほどである。それなのに首筋などに年が現れ、どう見ても50歳は超えている。

 陳家洛は于万亭と西域に行く。そして袁士霄に師事することになる。小説では名前だけしか出てこない人物。
 三年後、ホチントンの練兵を見て話をする。その後、ホチントンと練習試合をしたりして、かなり親しくなっている。設定が違いすぎる。
 ホチントンは、ホ姑娘とかトン児とかチントン小姐とか呼ばれているが、ホは名字ではない。トンもチントンも名ではない。漢字表記で、漢語で会話するため、こうなるんだろうな。
 于万亭は紅花会作りをしている。例えば余夫婦を殺し、親切面して子供の面倒を見る。その子供が余魚同で紅花会に入れる、というやり方。
 この于万亭は九爺と言われていて、皇帝の叔父。宮廷にも時々密かに顔を出す。
 反清組織紅花会をつくりなにやら画策している。−宮廷を追放されているがもとに戻せ−、といったところか。
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2009年02月15日

書剣恩仇録 六和塔の料理

 袁枚の肝煎りで杭州の花魁の人気比べが行われた夜、一番になった玉如意の部屋に行った乾隆皇帝は、紅花会に掠われ六和塔に幽閉される。
 そこで、紅花会は乾隆皇帝をさんざんいたぶるのだが、それは料理を見せても食べさせないというもの。
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 以下、赤字は原文通り、黒字はわたしが省略しながら説明しているもの。

 一晩たって、乾隆は腹が減っていた。そこにソバを食っている音がする。そして山盛りの「海老入りソバ」が五尺ほど離れたところに置かれ、箸も入っている。
「それはお前のだ。毒は入っておらん」
 そう言われて食べようとしたが、一糸まとわぬ裸であった。思わず布団に戻ってしまうと、
「畜生め、毒が怖いか。俺が食ってみせてやる」
と、食べられてしまう。
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2007年12月18日

書剣恩仇録の世界

この世界は判りやすい。
興漢滅満、つまり反清組織紅花会の物語だからである。
満州民族によって中国は征服され、清王朝の乾隆帝の時代であった。清は南に西に侵略を進め、西域の回族は、重税に耐えかね立ち上がった。
 舞台は西安近くから敦煌の近くに移り、杭州に移る。更に西域で大決戦を繰り広げ、北京での戦いで終わる。
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2007年12月04日

書剣恩仇録のあらすじ

 書剣恩仇録のあらすじを追ってみました。

  一 秘密結社紅花会
 時は乾隆皇帝の十八年。
 物語は陝西扶風の総兵李可秀の娘李沅芷(りげんし14歳)と、その手習いの先生陸菲青とのやりとりから始まる。
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2006年05月16日

書剣恩仇録

06.2.6
 このテレビ映画は2002年作成であるが、わたしの行く貸しビデオ店では去年の12月に、DVDとして貸し出しを始めた。
 ただ題名が「レジェンドオブフラッシュファイター」という、いつものごとく訳の判らない題名だったので、気が付かなかった。
 6巻(枚)そろっているが、6巻で終わりではない。配役に出ている砂漠の花カスリーがまだ出てないし。ただ続きはまだ見ていない。
「カスリーがまだ出てないよ!」
「あれは看板です」
 なんてことのないよう祈る。原作小説とはかなり違っている。
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posted by たくせん(謫仙) at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 書剣恩仇録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする