2011年01月29日

09年版 倚天屠龍記10 

第三十七集
 宋青書が周芷若の夫と紹介され、動揺する張無忌。
 ここまできても、張無忌は場の空気が読めず状況が判らず、とんちんかんなことをしている。趙敏という参謀がついているから、なんとかなっているのだ。
 このあたり黄蓉と郭靖のコンビに近い(^。^)。郭靖の場合はそれでも自己は確立していた。張無忌は状況に流されてばかり、騙されてばかり。趙敏が謎解きをして、ようやく納得している。その趙敏をも味方とは思えきれない。
 小説にある明教の示威行動は行われない。
 いよいよ、屠龍刀と謝遜を巡る少林寺の戦いの場になる。

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 戦いの場は少林寺の大雄宝殿前。

 一応周芷若が勝ったことになる。負傷した張無忌は自らの傷を治し、峨嵋派の宋青書を治すことによって周芷若に謝遜救出の協力を申し出る。
 趙敏には「女の気持ちを判っていない。宋青書を治療してやっても喜んではいない」といわれてしまう。
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2011年01月22日

09年版 倚天屠龍記9

第三十四集
 いよいよ問題の婚礼シーン。趙敏が婚礼をやめさせ、張無忌を連れ出そうとしたとき、周芷若は趙敏を襲う。

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 花嫁衣装の下の爪は毒爪。周芷若がいよいよ本性を現わしたところ。ここまですると師命ばかりとは言いきれない気がする。
 張無忌は、婚礼を取りやめ、趙敏と二人で謝遜を救うため、少林寺に向かう。
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2011年01月17日

09年版 倚天屠龍記8

第二十八集
 小昭は母ティギスと張無忌を助けるため、ペルシャに行くことになる。張無忌とは永遠の別れだ。

 趙敏がいなくなり、殷離が仮死となり、屠龍刀もなくなる。霊蛇島に残された謝遜と張無忌は趙敏が殷離を殺したと思う。殷離を埋葬するが、それが砂浜の波打ち際。そこでは殷離は本当に死んでしまうぞ。

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 張無忌と周芷若は婚約することになる。この時の張無忌は、誓いをたてるのに「趙敏を殺して殷離の仇を討つ」となかなか言えない(^_^)。ようやく言うと周芷若は「趙敏に会ったとたん忘れないといいけど」。
 このころの周芷若は悪女の仲間入りをしている。今までの経緯を考えると無理もないと言いたいが、実は亡くなった師の命によるもの。
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2011年01月12日

09年版 倚天屠龍記7 

第二十五集
 張無忌と趙敏と小昭の三人は、早めに港に出て、趙敏の用意した船で金花婆婆たち(金花婆婆・殷離・周芷若)を待つ。
 万安寺の戦いのあと、張無忌は誰かに「南に行って船を用意してくれ」と命じたが、あれはどうなったんだろう。
 金花婆婆は船を南に向ける。金花婆婆の本拠地霊蛇島へ行くことになる。島には謝遜がいた。すでに金花婆婆は、北の海から謝遜を連れてきていた。

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 謝遜が丐幇の連中に囲まれて戦っている。長老が倒れた。陳友諒は義のあるようなもっともらしいことを言って、引き揚げようとする。口とは裏腹に、謝遜に断られた場合のことを考え、足元と手は次の手段を狙っている。油断ならない男だ。

 謝遜が屠龍刀を貸さないため、謝遜と金花婆婆が戦うことになる。
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2011年01月07日

09年版 倚天屠龍記6 

 倚天屠龍記の再開です。ストーリーは「倚天屠龍記のあらすじ」をどうぞ。ここでは気になったことだけを書いています。

第二十二集

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 このこぢんまりとした家屋の群れには、あの巨大な楼閣はない。
 判っちゃいるけど言いたくなる(^。^)。
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2010年11月29日

09年版 倚天屠龍記5

12月3日に第十六集以下を追記しました。

第十二集
 蒙古の汝南王が出てくる。そして娘のミンミンテムール(趙敏)も顔見せ登場。
 張無忌は朱長齢が5年過ごした岩棚に戻る。食糧は張無忌が与えていたはず。

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 そして張無忌は崖から落とされ両足を骨折。そこで蛛児(殷離=殷野王の娘なので張無忌の従妹)に助けられる。
 朱長齢はこれから先、食べ物をどうやって手に入れるつもりなんだろう。
 雲海の中を落とされたが下は晴れていた。よくあることだ(?)。
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2010年11月26日

09年版 倚天屠龍記4

第十集
 崑崙派の何太沖(鉄琴先生)のところでは毒蛇の話はなく、ただの毒の話になって、張無忌は、妾を助けたのに殺されそうになり、楊逍に助けられる。楊不悔の父親だ。楊不悔を預け別れる。少し変えてあるが基本は同じ。
 そして紅梅山荘に行くことになる。主は朱長齢、「射G英雄伝」の朱子柳の子孫だ。
 小説通り騙そうとする。それにしても大理国の高官の子孫が、道義的にここまで落ちるとは。
 武当山に集まった面々もそうだが、謝遜の行方を尋ねるが、本当は屠龍刀欲しさ。屠龍刀を持つと天下を取れるといわれるが、いま屠龍刀を持っている謝遜が、15年経っても盟主になれないどころか、行方不明であるのをどう思っているのか。

第十一集
 朱長齢はついに家屋敷に火を放つ。そこまでして張無忌を騙し、屠龍刀を手に入れたいのか。
 張無忌は騙されたことが判り逃げだす。

山の中腹から平原に出て草地を走っていて、岩陰に隠れたが、そこは絶壁。どうしてそんなところに行けたんだ。前方には探している人たちがいるようだがどうなんだろう。

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 ここを逃げて、

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 ここに隠れる。前方に先ほど走った草原があるらしい。
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2010年11月23日

09年版 倚天屠龍記3

第四集
 そこは火山の熱で鹿がいる。当然草木が茂っているはず。
 まわりには草木はない。燃料を見つけたので、遠くに林があるのだろう。
 鹿のいるあたりまで行けばそれなりに暖かく、楽に生きていけるはずなのに氷の洞窟にいる。死んだ白熊の肉や魚を食べていた場面があるが、それだけで11年は苦しいな。このあたりは原作にもかなりの無理があるので仕方ない。
 謝遜の思い出話があった。謝遜の妻子は謝遜の師匠の成崑に殺されたのだ。それがこの物語の始まりだった。成崑は諸悪の根源ともいえる重要人物。

第五集
 ようやく南に帰ることになった。筏作りをしているがそれが鹿皮らしい浮き袋の筏。
 殷素素の台詞に「あなた(張翠山)もお兄さん(謝遜)も泳げない…」
 船の難破からの経緯とこの言葉は矛盾しないか。
 しかも、この筏はあまりに小さくこれでは、とても海を渡れない。海岸の小さな波でひっくり返ってしまう。

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 この筏で、3人が北極の島から南の海に帰る。食糧や水などの荷物もないようだ。

 ここまでは導入部なので、こんなふうにして話が始まりました。という説明とみるか。
 殷素素の組織の船に救われ、陸に行き、武当山に向かう。
 途中で張無忌が掠われたところまできた。
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2010年11月17日

09年版 倚天屠龍記2

第二集
 張翠山が江南に出て西湖のほとりで殷素素の琴を聞く場面がある。このとき、殷素素の手の動きと曲の流れが揃っている。初めて見た。複雑な音の時は手の動きは見せないが、それでも動きと音が合っているのがいい。今までのドラマでは手の動きと曲は一致しなかった。お約束の世界だった。
 日本の琴はキンキラキンの音がする。中国の琴の音は思索的。むしろ日本の琵琶の音に近いか。

 張翠山と殷素素が馬で杭州から王盤山島へ向かう。その場面が次。これは桃花島の海岸だった。こういう場面によく使われる場所だ。

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 ドラマ

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 桃花島の塔湾金砂
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2010年11月14日

09年版 倚天屠龍記1

 射G三部作の三番目になるドラマ倚天屠龍記の張紀中版がでた。上下のうち上巻が届いた。
 前評判は低く、悪評ばかり目に付き、買うかどうか迷ったほど。実際に見てみると悪くない。かなり原作に忠実だ。

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第一集
 まず、崑崙三聖が登場し、覚遠との争いになる。それを少年張君宝(張三豊)も見ている。そして一気に張三豊の90歳の誕生日を迎える。その思い出話としての崑崙三聖の話であった。
 この思い出の中には郭襄(小東邪)は登場しない。
 ここまで一気に話が進む。相当の省略があるが、この物語ではかまわないはず。郭襄(小東邪)の話はほとんど関係なく、この思い出話だけで充分に話がつながり矛盾しないであろう。
 面白いので見逃しがちだが、関係の薄い話が長いのは、この小説の欠点でもある。思い切って別な小説としてしまうか、構成を工夫して思い出話の中に登場させるなどして、小説として一体感を保つべきなのだ。だからこのドラマのあり方は賛同できる。
 ただし、ここに重要な言葉がある。このドラマの導入部分は、崑崙三聖が「経典は皿の中にある」という言葉を覚遠に伝えるため。それだけのためにある。

 本では第一巻P89で崑崙三聖が「イン克西」から聞いた言葉を覚遠(少林寺)に伝える「金は油の中にある」
 第三巻P17で張無忌が猿の腹から楞伽経を取り出したとき、
「経(ジン)は猴(ホウ)中にあり」を「金(ジン)は油(ヨウ)中にあり」などと聞いていたのである。 と謎解きをする。

 さほど重要ではないのであらすじには書かなかったが、どうでもいいわけではない。百年来の謎である。こういうところは変えてはいけない。皿(min3)と油(you2)では発音がまるで違う。
 ドラマの中国語は 「経書是在油中」 だ。
 これがなぜか翻訳字幕は「経典は皿の中にある」となっている。これでは謎が解けない。
 判っているのになぜ「皿」にしたのか。
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2008年08月19日

倚天屠龍記のあらすじ 五

   五 選ばれし者
 張無忌と趙敏は関内を目指す。途中で重傷の趙敏を置いて、張無忌ひとりで先を急ぐ。
 廬龍で偽の印を追い遠回りしてしまい、廬龍に戻ると、周芷若が丐幇に捕らわれている。助けようと争っているとき、黄衫の女が、丐幇の史火龍幇主の娘史紅石を連れて現れる。簫を持つ四人の黒衣の少女と琴を持つ四人の白衣の少女を連れている。
 そこで史火龍はすでに殺され、皆の前にいるのは偽者と判る。陳友諒に操られていたのだ。その間に、陳友諒と宋青書は逃げだしてしまった。
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2008年08月17日

倚天屠龍記のあらすじ 四

四 魔女と魔剣と
 張無忌は、趙敏たちを追って薬を手に入れるが、武当山に帰って使ってみると、これが偽物で毒薬だった。そこへ趙敏が訪ねてくる。
 解毒薬と引き替えに三つの願い事を聞けといわれる。これでようやく二十年以上寝たきりの兪岱巌と殷利亭を治すことができた。殷利亭の看護に当たっていた楊不悔は殷利亭に嫁ぐことになる。
 胡蝶谷で明教の大会を開いたが、ここで行方不明になっていた武当派の宋遠橋たちや少林寺僧などの消息が入る。大都(北京)の万安寺に幽閉されていた。
 助けるために北へ向かう。胡蝶谷から大都まで一日で着いた。(直線距離で九百キロ以上あるので、十日以上かかりそうだが)
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2008年08月15日

倚天屠龍記のあらすじ 三

   三 盟主の条件
 穴を抜け出た所は人の踏み入れたことのない別天地であった。
 しばらくして、白い老猿と巡り会う。猿の腹は膿んでいた。そこには九陽真経が隠されていたのだ。神G侠侶で、瀟湘子と尹克西が入れたのだった。あれから九十年以上たつ。猿がそんなに長生きするか。と言っても例外的にいたんだから仕方ない。
 九陽真経の鍛錬を始めた。どうせ玄冥神掌の傷によって間もなく死ぬ身。一冊目に四ヶ月。二冊目六ヶ月くらいか。三冊目は一年。四冊目は三年余りを要した。結局五年かかったことになる。
 玄冥神掌の傷も九陽真経によって完治した。
 十歳で北の海から戻り、二年武当山で過ごし、二年胡蝶谷で過ごし、それから朱長齢たちに騙されるまで一年としてもそれから五年、二十歳ほどになった。名医になり毒に詳しくなったのは十四歳の頃。まだこどもなのだった。
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2008年08月12日

倚天屠龍記のあらすじ 二

   二 黒い刻印
   yitiandulingji.jpg
   地図

 三人は助けられ、兪蓮舟とともに武当山へ行く。その途中で張無忌は掠われ、兪蓮舟は重傷を負う。
 なんとか武当山にたどり着くが、少林寺を始め武林の諸派が、謝遜の行方を尋ねて集まっていた。
 張翠山が龍門鏢局を71名殺しにしたことを追求してきた。犯人は張翠山ではないが、張翠山は殷素素が兪岱巌を傷つけた犯人と知って、結局自決してしまう。張無忌が戻ってきたが、玄冥神掌で重傷であった。殷素素も張翠山の後を追う。
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2008年08月09日

倚天屠龍記のあらすじ 一

   一 呪われた宝刀
        yiteanduling.jpg
 神G侠侶での華山の別れから三年後。郭襄は神G侠楊過に再会したい一心で江湖をさすらい、楊過の行方を尋ねて少林寺に行く。羅漢堂の首座無色禅師が楊過の友人であったからだ。しかし、行方は判らず、華山で知った覚遠と張君宝に再び会う。
 少林寺は崑崙三聖なる西域の人物が少林寺に来るというのでは大騒ぎになる。この人物と郭襄のふれあいもあるが、それで別れる。
 郭襄は覚遠・張君宝と三人で少林寺を出て、間もなく覚遠は亡くなり、張君宝には襄陽の郭襄の両親の所に行くように言って、張君宝とも別れる。
 張君宝は襄陽に向かうが、途中武当山まで来ると、襄陽に行くのをやめ、そこで出家して武当山を開き、張三豊と名乗り、武当派という一門をたてる。
 そして一気に年月を飛ばし、張三豊の九十歳の誕生日を巡る話になる。この小説では百十歳を過ぎた頃、太極拳に開眼する。
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2008年08月04日

倚天屠龍記の世界

 本は書庫−倚天屠龍記で紹介した。
 物語の始まりは、時代は元の末期、順帝(在位1333−1368)の至元二年(1336)、南宋が滅びて五十余年後。神G侠侶の最後の年(1259)から77年後である。

 その前に神G侠侶から三年後、冒頭で郭襄が江湖をさすらい楊過の行方を尋ねて少林寺に行く。少年張三豊や覚遠と再会する。そして三人は少林寺を出る。そして一気に年月を飛ばし、太極拳の始祖張三豊の九十歳の誕生日を巡る話になる。張三豊は伝説上の人物で、実在は疑わしい。太極拳はかなり後にできたので、始祖説はもちろん怪しい。
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2007年11月29日

魔教教主

 金庸の武侠小説「倚天屠龍記」のうち張無忌が魔教(明教)の教主となって、活躍を始めるまでを、駆け足で約二時間。原作を読んでいないと判りにくそう。
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posted by たくせん(謫仙) at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 倚天屠龍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする