2017年01月06日

ドラマ霍建華版 笑傲江湖

ドラマ霍建華版 笑傲江湖
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 于正版笑傲江湖といえばいいのか、霍建華(主演俳優)版といったらいいのか。2013年版の笑傲江湖である。
 話には聞いていたが、ここまで改変されているとはびっくり。と言ってもいつものことといえばそうなのだが、それにしてもだ。
 小説では一瞬しか出てこない東方不敗が、あちこちに出てくる。しかも東方姑娘で、儀琳の姉で、本拠地を留守にしてホステスをやっている。一時的なんだろうな。
 さらに出演者が若すぎる。風清楊以外は若いイケメンばかり。老人のはずのあの人この人が、二十代または三十代の若さでは話がつながらないと思うのだが、どうなンだろう。その若さで引退なんて考えられないし。
 林平之はけっこうやり手のようで、とても世間知らずという感じではない。
 この小説の最大の眼目である東方不敗が女性では、葵花宝典の存在が浮いてしまう。あって困るものでもないが、存在感が小さくなる。
 辟邪剣譜は小説通りだ。
 梅荘で任我行を助けるのは、令狐冲と聖姑。向問天は無関係。後に向問天が重く見られるが、もともとの重臣だったのか。
 小説では聖姑のやったことまで、このドラマでは東方姑娘がやっている。しかも二人とも並の美人で、カリスマ的迫力がない。
 聖姑が琴を演奏するシーンがあるが、手の動きと音が全く合っていない。そんなことも迫力のない原因かもしれない。
 その点は、小師妹がそれらしい。他より美人というのではなく、その位置らしさに存在感に迫力がある。
 それでも武術の面では全体的に迫力があるので見続けてしまう。
 いつものことだが、思過崖では谷底から断崖の上まで空を飛んで行くほどの武術者が、黒木崖では池の中からすぐ目の前の岸まで飛べない。簡単に飛び越すと思ったが飛べないのだ。この場合、両者は同一人物ではないので、何とか説明はつくが、これだけの武術者たちが飛べないと判断した理由は気になる。
 こういう設定の不統一は気になるところ。

 こういうことを書いていると、“校閲ガール”になったような気分(^_^)。

 張紀中版はラストがメチャクチャで、金庸先生を怒らせたと聞くのに比べて、岳不群が死ぬあたりは原作に近い。逆にあれっと思ってしまう。
 そして、41回目に初めて黒木崖のエレベーターが出てきたが、まるで近代高層ビルの骨組みのような巨大な仕掛け。そんな科学力があったのに、内力勝負をやっていたのか。どんでん返しのような設定だ。さらにどんでん返しがあって結局する。
 最後のある雪の日、湖の水の中には陽光が輝いていて…、ご愛敬。
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2008年05月01日

笑傲江湖の歌が聞こえる

 2001年版 笑傲江湖
 音楽を通した友情に「知音」という熟語がある。
 わたしは音痴なのでその心境はうかがい知れないが、日月神教の曲洋と衡山派の劉正風は「知音」の間柄。その二人が作曲したのが「笑傲江湖」だ。
 このドラマの歌の話が出るたびに、わたしは「あれっ、そうだったかな」と思ったりする。歌を覚えているのではなく、物語の一シーンとして、こんな歌があったということを覚えているだけなのだ。コメントには、間違いともいえるようなことを書いてしまったり。
 そんなわけで、ここに一章をたてて、記録しておく。この人の名もすべてわたしには初耳で、どんな人なのか全く判らない。宋祖英だけは、後に日本で言う邦楽系のような歌手と聞いた。
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2007年11月30日

秘曲笑傲江湖のあらすじ

  秘曲笑傲江湖   金庸   訳 小島瑞紀
 あらすじなぞ書く気はなかったのであるが、わたしの記憶力では、数年たつと忘れてしまうため、そしてドラマを見たときに、小説とはどこが違うか判らなくなってしまったため、記録しておく。自分のメモ帳である。
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2007年07月07日

聖姑(任盈盈)

笑傲江湖2001年版
ヒロインの聖姑(任盈盈)を演じているのは許晴(xuqing)。
なんと表情の豊かな人であることよ。
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2006年10月28日

笑傲江湖の世界

 時代は明初期に設定されているが、厳密ではない。
 江湖というのは、江の代表である長江と湖の代表である洞庭湖から来た言葉。官に対する民間の意味であるが、実際は裏社会に近い人物が、自分たちの世界を江湖と名乗っている。
 中国では賄賂が横行で官の世界は腐り切って頼りにならない。庶民にとっては江湖の人物の方が頼りになったりする。外敵の侵入には、国軍は頼れないので、江湖の人間が立ち上がって、国土防衛に当たる。国の法は無視するが、秩序保持のために自分たちだけの法を持っている。こんなありえない設定で成り立っている話だ。
 笑傲江湖の場合は外敵の侵入はないが、各地の江湖の団体が、勢力争いで鎬を削っている。その争いも実力勝負はあまりなく、裏での権謀術数の争い。
 争いの要は、むかし宦官が残した武術の秘伝書「避邪剣譜」を手に入れて、江湖世界に覇を称えようとするもの。主人公の令狐冲(姓は令狐、名は冲)が手に入れた楽譜「笑傲江湖」がその秘伝書と疑われる。
 その江湖の華山派の令狐冲の立場から書かれており、そちらを正派という。
 対抗する勢力は邪派というが、もちろん本人たちが邪派と言っているわけではない。
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2006年10月18日

笑傲江湖 2001年版4

   笑傲江湖2001年版4(碁など)
 このDVDドラマでは中国語字幕がないので、中国語音声・日本語字幕で見ているのだが、東方不敗のところでわけあって日本語音声に変えてみた。

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2006年10月06日

笑傲江湖 2001年版3

   笑傲江湖2001年版3(江湖世界の概要とストーリー矛盾)
 最終回、実に不自然な終わり方をした。なるほどこれでは金庸先生が怒るわけだ。
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2006年09月30日

笑傲江湖 2001年版2

    笑傲江湖2001年版2(謫仙酒)
 登場人物に田伯光というのがいる。強姦魔で儀琳も襲われるところを令狐冲に助けられる。
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笑傲江湖 2001年版1

9月26日記
   笑傲江湖2001年版1(著作権と女優)
 ついに買いました、笑傲江湖DVD全10巻。
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 宅配便で朝届いたが、一日中開封せずに、箱を眺めてそわそわにやにや。至福の時だった。(^。^))
 この物語は何度もリメイクされている。
 2001年に台湾で大河ドラマとして作成中、改変が多くて金庸先生の気に入らず、大陸で新たに作らせたのが今回のDVDだ。初めのころは原作通りと喜んでいたが、これも結末を変えてしまったため、金庸先生の怒りを買い、以後は変えないと約束するはめになった。その結果、射G英雄伝・天龍八部では、ほぼ原作に近い物語になった。もちろん画面の順序は映画向きに変えてあるが、その程度は仕方ない。今回の笑傲江湖は1〜4話までしか見てないが原作に近い。
 もしかすると、金庸によって、中国社会は著作権を認識させられたかも知れない。
 それまでは著作権は事実上なかった。勝手に改作したりコピーしたりして、勝手に売り出す。たとえばタイタニックなど、まだ日本では公開されないうちに、中国では多くの人が見ている状態だ。ただし、観客のざわめきまで聞こえるそうだが、どうやって作ったのか。
 話を戻して、金庸先生は著作権の概念を普及させたが、その方面に詳しい人の話では、まだまだ。
 神雕侠侶の上巻を上海で買ったとき、各種あって値段がまちまち。わたしは55元のものを買った。話によると「これらは極めて海賊版に近い。そもそも中国ではいわゆる本物と言うものは存在しない。どれだけ本来の放送に近いかで価値が決まる。CMが入っているので黙認しているともいえ……」

 この日本語版笑傲江湖は本物である。日本では声優に吹き込ませ、日本語字幕画が入り、リージョンコードも日本に変わった。
 そんなわけで、上海なら神雕侠侶上が55元(約700円)が笑傲江湖日本語版では19000円となる。
 残念なことに中国語字幕がない。これによって価値は半減した。これならレンタルでもよかった。

 さて、ストーリーは省いて華麗な女優たちを紹介する。

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 任盈盈(じんえいえい)(俳優 許晴)
 日月神教(魔教)の聖少女で「聖姑=せいこ」と呼ばれる。超恥ずかしがり屋で凄腕。顔をかくして登場するが、登場するときは一帯が嵐になる。嵐で聖姑様が来るとわかるのだが、おそらく最初だけだろう。登場するたびに嵐では、他の人はやっていられない。
 この任盈盈の扱いを金庸先生が痛く喜び激賞したという。

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 儀琳(ぎりん)(俳優 陳麗峰)
 恒山派の弟子。純真な尼僧。正直で嘘がつけない。大勢の前で師匠に説明しろといわれ、師匠に対する悪口まで直接話法で話して、また叱られたりする。
 この写真は、令狐冲が命がけで儀琳を助けようとして、その時の必死の冗談を聞いて笑ってしまったところ。このあと令狐冲を助けるために自決しようとする。
 
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 岳霊珊(がくれいさん)(俳優 苗乙乙)
 令狐冲の師匠の一人娘。令狐冲に夢中であるが、時が流れて、林平之に心が移っていく。
 父は華山派の総帥で、君子剣といわれている。

 なお主人公の令狐冲は李亜鵬が演じている。のちに射G英雄伝の郭靖を演じた人だ。

 武侠とは時代SFとでもいったジャンル。その中にはミステリーもあれば恋愛ものや時代ものなどいろいろ。
 金庸の小説は、時代小説であり恋愛小説でもある。更に登場人物のきれい事の建前の裏で、本音が暴かれ、ただの破落戸(ごろつき)に変じていく様子がすさまじい。そのため共産党の内部勢力争いを揶揄したのではないかと噂されることが多い。本人は否定している。もちろんイメージが逆に変わる人もいる。
 笑傲江湖では正派邪派の戦いだが、それさえ見方によって変わるのであり、ステロタイプなものの見方をする人はとまどうだろう。

 今読んでいる古龍は時代性が全くなく、内容も本毎に友情・恋愛・ミステリーなどに限定される。金庸とは対照的な武侠作家に思える。
posted by たくせん(謫仙) at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月16日

笑傲江湖

スウォーズマン−笑傲江湖−  妖人東方不敗  楽園の瑕
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posted by たくせん(謫仙) at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 笑傲江湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする