2014年11月21日

第10回武侠迷大幇会2

 15日、第10回武侠迷大幇会に参加した。
 参加者は44人。
 いつもながら、江湖の集まりに堅い挨拶はない。飲んで食べて騒いで、……
 途中でチャンネルNECOさんの放送予定の説明があったり、武侠ドラマの人気投票の結果の発表があったりした。わたしは地デジしか見られないので、残念ながら見ることができない。
 この大幇会のリーダーである関西幇会幇主の八雲さんから、過去9回の大幇会や他の幇会を振り返った説明があった。
 わたしにとって最大のニュースは岡崎由美先生の「いま○○○の翻訳をしている」。理由は岡崎さんはその時代の精神構造やインフラを、理解していると思えるからだ。
 抽選では、秋梨惟喬さんの「天空の少年探偵団」を手に入れた。「もろこし桃花幻」などで武侠仲間に知られている作家だ。その場で秋梨惟喬さんにサインして頂いた。
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 その他「梁山伯与祝英台」「王的盛宴」「神断狄仁傑」のDVDもゲット(^。^)(^。^)。
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 二次会は残念ながらいつものごとく欠席、出ると終電車に間に合わなくなってしまうのだ。
 次回からは新宿に泊まることも視野に入れて参加するか。わたしの知っているだけでも兵庫・大阪・三重・山梨から来ている人がいる。それなのに東京在住のわたしが早く帰るのは申し訳ない気がする。
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2014年10月13日

第10回武侠迷大幇会

第10回武侠迷大幇会

日時  11/15(土)18時開場 18時30分開始 21時30分終了予定
会場  新宿「九龍餃子房新宿別館」 靖国通り 新宿五丁目交差点北西 白鳳ビル地下
会費  4000円(飲み放題込)
ゲスト 岡崎由美先生

ことしも武侠迷大幇会が開かれることになった。
回を重ねて10回目になる。
わたしは、池袋の「蘭蘭」で行われた第3回大幇会から参加している。
今回の会場、新宿「九龍餃子房新宿別館」では続いて4回目になる。
わたしは幹事ではないので、告示を紹介するだけだが、
参加ご希望の方は↓下記の申し込みフォームより。
http://mcaf.ee/re4am
申し込みの〆切は11月8日午前0時の予定。

わたしは最近武侠から遠離っていて、この大会が武侠の錨の役割を果たしている。
過去一年間、前に書いたことを除けば、劉亦菲のドラマ神G侠侶を再度見たことくらいか。
今は武侠ではないが、ドラマ彩雲国物語を見ている。登場人物が皆似ていて、原作を読んでいないため、複雑な関係が頭に入っておらず、どれが誰だか判りにくい。ようやく第9回までみた。
そうとう長いらしい。
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2013年12月03日

武侠梁祝

武侠梁祝(又名剣蝶) 中文版DVD
 題名では気がつかなかったが見始めてあることに気がついた。梁祝は人の名であったのだ。そして胡蝶。
 そうなれば梁山伯と祝英台の話ではないか。引かれあっていたふたりが、事情で結ばれずに死に、同じ墓に入り、一対の蝶となる。
 時代もストーリーも曖昧でいくつかの話があるが、中国では一応中心となる話がある。
 田中芳樹も「奔流」で梁山伯と祝英台を登場させている。

 さて、この映画はその武侠版で、名前も変えている。祝言之が男装して女人禁制の逍遥山で武術を学ぼうとする。途中で賊に合うが、救ってくれたのが逍遥山で大師兄と呼ばれる梁仲山。
 一緒に修行するうちに引かれあい、祝言之が女だと判ってからは恋心に変わっていく。
 そんなおり、家から帰るように連絡が来る。幼馴染である馬承恩が迎えに来た。
 家に帰れば、馬承恩に嫁ぐように言われる。祝家では富豪の馬家にいろいろと恩義があり、断ることができないのだ。もし断れば…。
 幼なじみで仲良しだったとはいえ、脅迫までされては心が離れていく。
 このあとはまるで「ロミ夫とジュリ江」。結局ふたりとも同じ穴に葬られ(この時はまだ祝言之は生きていたが、声を上げず死を選ぶ)、対の胡蝶が飛んで出る。

 2008年撮影とあって、武闘シーンは迫力があり、祝言之役の女優の表情がいい。
梁仲山:呉尊
祝言之:蔡卓妍
馬承恩:胡歌  胡歌の汚れ役は初めて見た。
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2013年11月22日

第9回武侠迷大幇会

11月22日追記
10月6日記
   …………………………

11月22日追記

 太幇会である。
 今回は幇会とは別な目的で早く行ったが、すでにかなりの人が来ていた。
 パソコンの問題で困っていることを訊いたりした。WinMEでプリンター用の36ピンをケーブルでUSBで繋ぐには、なんて話だ。

 さて、今回集まった人は40人ちょうど。兵庫・大阪・三重からもおなじみさんが参加した。全国的と言いたいが、関東と関西がほとんど。その他の人がいただろうか。
 ここでは3回目になるので、いつもと同じようにと言いたいが、わたしには少し違う。
 まず席を変えた。それでまわりが前回とは違うメンバーになった。
 左には前回は来なかったが、旅行では同室になったAさん。わたしは右に座った若い女性のBさんを判らなかったが、Aさんが写真を見せてくれて3年前に大塚でわたしの隣に座っていた人だと言う。何かを見て「かわいいかわいい」と言う。その口調で思い出した。前回も来ていた人だ。
 Bさんはわたしを覚えていたが、名前は覚えていなかったらしい。「武侠関係で検索すると、謫仙さんと八雲さんのブログがいつもトップになるので、誰だろうと思っていた」と言う。こういうお世辞をさりげなく言える人だった。実際そんなことはないのに。
 Cさんたちが作った武侠アニメの試作品が始まる。完成にはまだまだ時間がかかりそう。
 少し遅れて岡崎先生が到着。
 しばらくして、「大幇会2」に書いた内容のQAが始まる。

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 今回持ち込まれた景品の一部。参加者が自分には不要になった物を持ち寄った。

 今回抽選でゲットしたのは、倚天屠龍記の写真集で中国語版。
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 日本でも出そうと計画したが、結局出なかったという、日本では手に入らない代物。
 右下は今回の抽選券、裏には洪七公の絵と数字がある。
 これだけで満足したが、余っていた物の中からDVD「武侠梁祝」と「天下無双」をいただく。
 いつもの如く香港漫画店の翻訳おためし版第5巻をいただいた。今までのを全部併せると一冊分を越える。どこかの出版社で採用してくれるといいのだが。

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 香港漫画店さんが持ち込んだマンガの一冊。
 西毒といわれる欧陽鋒の得意技のひとつが蝦蟇功。名前は神G侠侶でも、おそらく中身はかなり変わっていよう。

 それからえむやんさんの「俺の滅絶師太がこんなに可愛いわけがない」という武侠ソーシャルゲームの報告。

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 わたしはソーシャルゲームには興味がないのだが、思わず笑ってしまう。

……………………………………………………

10月6日記
第9回武侠迷大幇会 予定

今年も武侠迷大幇会を開くことになった。わたしは今年も参加する。
日時 2013年11月16日(土)18時開場 18時30分開始 21時30分終了予定 
会場  新宿「九龍餃子房新宿別館」 
    靖国通り 新宿五丁目交差点北西 白鳳ビル地下 
    http://r.gnavi.co.jp/g050606/
会費  4000円(飲み放題込)
ゲスト 岡崎由美先生
 参加希望者は 八華雲閣 から申し込みして下さい。

 昨年の第八回で貰った、劇画「風雲」の紹介など書こうと思っていたが、まとまらないうちに第九回になってしまった。
 この一年間にしたことといえば、第八回で手に入れたビデオを見たこと。「風雲 第三部 第83期」を読んだこと。
 八月に関西幇会に出たこと。
 九月になってビデオ「還珠格格」「笑傲江湖(2001年版)」を見直したこと、くらいかな。
 新しいものにあまり興味が湧かず、長い間武侠から遠離っていた。

 久しぶりに武侠迷に会うことになります。
posted by たくせん(謫仙) at 07:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月18日

第9回武侠迷大幇会2

第9回武侠迷大幇会2
 先日、第9回武侠迷大幇会に行ってきた。その朝、関西幇主のブログを見たら、次のような話が載っている。
 答えを書いてみた。

 ゲストの方から、逆QAで使われる質問が届きました。
 開催直前ですみませんが、みなさまには事前に御回答を考えておいていただきたく思います。

 岡崎先生からは以下の御質問:
1.武侠以外に好きなエンタメを教えてください。
(ジャンル不問、いくつでもかまいません)

答 碁が一番、小説はSFが中心。小松左京・星新一・平井和正・栗本薫・田中芳樹など。最近はあまり聞きませんが、落語に夢中になったことがあります。談志が一番、志ん朝がその次か。その流れかハチャハチャ小説が好き。

2.翻訳で読みたい中国エンタメがあれば教えてください。
(ジャンル、作家、作品、こんな感じの等何でもかまいません)

答 史実を背景にした冒険もの。代表が金庸でしょう。今では僕僕先生のシリーズなと。

3.武侠エンタメを友達に紹介するとしたら、どういうタイプの友達に紹介しますか。(あるいは実際に紹介されましたか)
答 もちろん本好きですが、わたしのまわりの本好きは、武侠とかSFを好きな人はほとんどいない。「荒唐無稽でバカバカしい。時間の無駄」と。その荒唐無稽が面白いんだが。
 ひとりだけ面白いと言った人がいた。「張無忌ってアホやね」。今は個人的に紹介することはない。
 ブログで武侠小説やドラマの碁の場面を紹介したりしている。(千寿会HPも)、また謫仙楼対局という武侠用語を用いた冗談棋譜を書いている。 金庸小説美人番付 なんてのも書いた。

   …………………………
 角川書店の丹羽さんからは以下の御質問。
1.武侠小説は読んだのか?きっかけは?

答 図書館で偶然「秘曲笑傲江湖」を見つけたのだったかな。

2.どの作品がいちばん好きか?
答 「射G英雄伝」絵も気に入った。特に江南有情のお蓉ちゃんの絵。次が「秘曲笑傲江湖」最近は「鹿鼎記」も。
 金庸以外では、僕僕先生のシリーズなど。

   …………………………
 柳川さん&マクザム佐藤さんからは以下の御質問。
1.原作が無いドラマは期待値が下がりますか?

答 原作云々は気にしない。それよりも整合性のあるものを。実際金庸作品以外はあまり見ていない。

2.DVD-BOXの特典で嬉しい(嬉しかった)ものは何ですか?
答 特典といえば特典映像くらいしか思い出せない。

3.『新 笑傲江湖』など、新しいキャストによる映像化作品をどう思いますか?
 また、[新版]ドラマはキャストのイケメン化・若返り化が進み、オヤジ率が低くなっているように感じますが、こうした傾向をどうお考えですか?

答 わたしは見ていないのでなんとも。合理性がなくなって耐えられなくなるかな。

 なお回答者は当日参加者の中から指名しますので、よろしく心の準備をお願い致します。
posted by たくせん(謫仙) at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月08日

武侠旅行はどうする

武侠旅行はどうする

 いつも武侠旅行「岡崎由美先生と行く中国の旅」を企画していた、株式会社二十一世紀旅行のHPを見ようとしたら見えなくなっていた。しばらくしてからもう一度見ようとしたがない。
 関西の八雲幇主のブログを見たら、株式会社二十一世紀旅行は廃業したという。倒産か解散か転業か判らないが、廃業したのは残念だ。
 原因は当今の中国事情らしい。
 岡崎由美先生と行く中国の旅は5回、わたしは第二回から4回参加している。

桃花島へ行くはずだった旅、
天龍八部の旅、
横店と金庸ゆかりの地を訪ねる旅、
武当山武術発祥の地・「武当山」を訪ねる旅、

 それぞれに苦労があり、思い出がある。いつも独特のコースを開拓するので、先方の旅行社との折衝や現地情報の収集など苦労があったと思う。
 わたしなど、次回は添乗員のTさんの行きたい場所にしましょう、などと言うくらいに、観光地の選定を信頼していた。

 八雲幇主は武侠旅行を諦めてはいないので、またどこかで計画してくれるのではないかと思う。期待している。
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2012年10月25日

第8回 武侠迷大幇会

 十月二十日に年に一度の武侠迷大幇会があった。回を重ねて八回目。
 会場は前回と同じ、新宿の「香港中華 九龍餃子房 新宿別館」。
 集まった人は43名。
 会場に入ると、初めての落ち着いた女性がいらっしゃる。なんとわたしのプログを見てコメントを書いてくれたので、わたしが誘ったところ来てくれたという。(^。^)。
 各自それぞれ席に着いたが、幹事の仕事がなかなか終わらず、流れ開会。これは前回に同じ。しかも肝腎の岡崎先生が遅刻したので、関西幇主の八雲さんが乾杯の音頭をとって開会宣言した。
 もちろん武侠の幇会なので議事次第があるわけでなく、飲んで食べて熱く武侠を語り、夜も更けていく。
 前回と同じ席に座ったので、まわりが半分は同じメンバーになった。

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 今回も香港漫画店から香港マンガの紹介。また店主が自分で翻訳し印刷製本した小冊子を今年も頂いた。これで4冊目になる。

 料理は前回と似たようなものなので、紹介はパス。
 今回手に入れたもの。

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風雲 第三部 第83期
 B5より少し大きい、200頁のオールカラー劇画。上の写真のような絵で、見ていて疲れる。劇画はモノクロタッチの方が見やすい。

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 まだ見ていないがショーブラものらしい。

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 寒星冷月槍。馬超の武器と言うが、このドラマの設定か。三国志にこの名前が出てきた記憶がない。史実では馬超の武器は槍ではなかったようだ。

 9時頃解散した。二次会に行った人もいるがわたしは今回はパスした。行っても途中で抜け出さないと帰れなくなる。
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2012年09月29日

上海影視楽園

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 10

5日目
 上海影視楽園に行く。小さいながら、上海にも映画の撮影所がある。渋滞に巻き込まれる前に行きたいというガイドの説明で、朝7時に出発した。慌ただしい。

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 8時半の開門前に着いた。しばらく待って入場となる。戦前の上海の一画が、再現されている。

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 最初に入ったのは西洋式庭園。
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2012年09月26日

襄陽航空事情

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 9

4日目
 この日は観光はなく、襄陽に向かう。ガイドは「忘れ物はありませんね」と言うが、判っていたら言われるまでもなく取りに戻る。ここに来てトランクを開けて検査する人はいない。
 わたしはウエストバックを開けてパスポートと財布を確かめる。始めたのが遅かった。
 かなり前の雲南旅行のとき、ガイドはバスに乗る度に「忘れ物はありませんね。パスポート・財布・眼鏡・時計・入れ歯、触るだけでなく実際に目で見て確認してください」と言っていたことを思い出した。実際「入れたはずなのに」と慌てた人がいたのだ。いつもとは違うポケットに入れていた。
 言いわけがましいが「忘れ物はありませんね」だけではあまり意味がない。

 このころは上海に台風の影響があるかどうかが注目の的だった。この日のうちに上海に行けないと翌日の成田便に間に合わないのだ。とにかく襄陽まで行く。
 昼食後、空港の搭乗手続きを済まして空港内に入る。台風は上海をかすめて通り過ぎ、朝鮮半島に近づいていた。一安心。
 予定は13:40発。ところが搭乗口が開かない。かなりたってから、上海便搭乗の指示が出たが、いっこうに乗せる様子はない。
 空港の売店で時間を潰すが、たいしたものがあるわけではない。
 アナウンスがあって、機体に不備を見つけたので整備員が直しています、と言う。
 3時ころになって、直せないので武漢の空港から部品を取り寄せる、それに3時間かかると言う。それから直すわけだ。中国人客が騒ぎ出した。かなり帰った人もいる。
 旅行団では、武漢まで行き、それから特急電車に乗って上海まで行くことも検討された。まとまった切符が取れるかどうか。添乗員は会社と連絡をとって、他の方法も検討したようだが、いずれも困難がある。
 夕刻近く(4時ころかな)なって、市内のホテルで休息してあらためて空港に来ることになった。そこまでバスで40分以上かかる。けっこう遠いのだ。夕食も航空会社が用意した。まあ機内食代わりだな。
 八時半ころだったか、200元を受け取り、ようやく飛行機に乗った。上海のホテルに着いたのは夜中の11時ころ。
 上海のガイドは、3時から空港で待っていたと言う。

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 このホテルは夜中に着いて朝早く出発した。

 前に 雲外の峰−大洪水の義捐金 で航空機の問題について、わたしの中国語の先生(大人になってから日本に来た)が言った話の要旨。
 中国は格安旅行はすべきでない。サービスが済むまでお金を払ってはならない。払ってしまえば以後はまじめにサービスしない。
 欧米人の場合は抗議することが判っているため、なにも言わなくても優先的にホテルに送るが、日本人は抗議できないため、安心してサービスに手を抜きごまかす。とにかく苦情を言うこと。中国人客はもともと格安料金なのでサービスは期待していない。
 
 という話を思い出した。実際に経験してみると何か違う。
 日本の場合は遅れることはめったになく非常事態で、そんな時は抗議しても仕方ない。そして客は平等に扱う。だから普通の人は抗議の経験などない。
 遅れることが日常の中国では、抗議しないと放って置かれる。つまりとにかくダメ元で抗議する。逞しいが、そのような生活は疲れるだろうなあ。
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2012年09月24日

武当山 金頂 続き

11月15日 記
 大幇会の次の日に、旅行メンバー有志による写真交換会があった。そこで金頂の写真を手に入れたので、金頂の続きとして載せる。

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 ロープウェイで山頂に向かう、高低差七百メートルほどだったか、記憶が不確か。

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 山頂駅から階段で上を目指す。
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2012年09月23日

武当山 金頂

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 8
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 太子坡からバスに乗り、地図の左側の道を上り金頂地区に行く。中観とあるあたり。途中には人家はほとんどない。ここで昼食だった。

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 瓊台中観、ここで昼食。王へん+京は瓊(けい)の簡体字。
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2012年09月20日

武当山 太子坡

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 7

 バスで太子坡(たいしは)まで戻る。

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 バスターミナルにはこんな写真も。雪の南岩宮である。この時期なら観光客は来ないだろうな。

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 太子坡のターミナルから復真観の道は短い。高低差があまりないので楽だった。
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2012年09月16日

武当山 南岩宮(南巌宮)

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 6
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三日目(8月26日)
 朝食前に太極拳の指導があったが、わたしはパスした。

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 弟子の少女の髪は道士の髷。

   かたつむり頂く乙女道歩むいずれの日にか師父と呼ばれん  謫仙

 紫霄宮前からバスに乗り、さらに奥地を目指す。バスの終点である南岩地区である。ホテルは一泊だけなので、荷物は全部持っていくことになる。言い忘れたが、武当山地区のガイドがもう一人ついいていた。バス終点の南岩登山口で、そのガイドに一部の荷物を預け、必要な品だけを持って歩き出す。8時50分頃から歩き始めた。
「ここは一本道で迷うことはありません。もし離ればなれになってしまったら10時半までに出発点に戻ってください」

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 階段の多い道を、地形的にも高低差でも「ワ」の字のように下から歩いて、南岩宮まで行く。
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2012年09月13日

武当山 紫霄宮

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 5
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 玄岳門まで戻り、バスに乗って、現在の武当山の入り口まで行く。一般の車輌は武当山には入れない。ここで当地専用のバスに乗り換える。これは旅行団専用ではない普通の乗り合いバスである。
 道は緩やかに登っていく。老君堂の近くで左右に分かれる。右にたどり太子坡(たいしは)で乗り換え、紫霄宮(ししょうぐう)の近くまで行く。史飛(清塵道人)師と弟子の少女が一緒だった。途中の逍遙谷は大雨で水没して行けないという。
 天禄度暇村というホテルに入る。本来は道を左に行ってケーブル下駅の中観(道観)に泊まる予定だった。ところが宗教行事があるため泊まれなくなり、このホテルになった。

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 天禄度暇村
 荷物を置いて、道士服に着替えて、少し歩いて紫霄宮の見学に行く。

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 切り立った嶺が並ぶ。
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2012年09月10日

武当山 太和武術院

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 4
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 太和武術院に向かって歩いている。道は小型車しか通れない古い道。
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 沖虚庵が見えてきた。道観(道教の寺)か。ここは世界遺産のはず。
 沖虚庵で太極拳の型を見た。

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2012年09月08日

武当山 玄岳門

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 3

 襄陽から2時間ほどで武当山の麓に着く。現在の行政区では湖北省十堰市になる。適当な地図がないので、観光地図を載せる。

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 地図1 上が南になる。左が東で、襄陽の方向。

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 地図2 左下部分を拡大。
 まず武当山の旧門である玄岳門を見学する。(地図2の左、上下中央)
 門の脇の細い道に観光バスを停める。バスはそれ以上は入れない。

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 門の向こうが広い通り。
 倚天屠龍記のドラマで何回か見ているが、本当にここなのかと思うほどイメージが違う。
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2012年09月04日

襄陽古城

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 2

二日目
 まずは襄陽古城の見学。城といっても中国の城は城壁(牆壁)に囲まれた街のこと。
 その牆壁を見学する。
 この牆壁は新しく、宋と元の戦いの位置とはずれているという。
 漢水(漢江)を渡って、左に漢水を見ながら北東に進むと間もなく北門にいたる。

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 臨漢門

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 街から見る。門の外側は道を隔てて漢水。
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2012年09月02日

襄陽

武当山武術発祥の地・世界遺産「武当山」を訪ねる旅 1

「岡崎由美先生と行く中国の旅」に行ってきた。添乗員を含めて19人の旅だった。連日、トラブルに見舞われた旅だった。

─金庸「倚天屠龍記」「神雕侠侶」と明朝道教の世界─
旅行期間:2012年8月24日(金)〜28日(火)
訪問都市:襄陽・武当山・上海

1日目
 朝5時半に家を出て、上野からスカイライナー一号で成田へ。
 集合時間の7時半には余裕があったが、ほとんどの人がもう集まっていた。
 なんと、2年間かけてこの旅行を計画した旅行社の予定の添乗員が、私用で行けなくなったという。代わりの添乗員を紹介し、「尖閣問題で騒ぎになっていますが、全く問題ありません。もしかしたら空港の係員が、日本人だとジロリと睨んだりするかも知れませんが、対抗してガン飛ばしたりしないで、知らんふりをしてください」と言う。
 予定は、
09:25 成田発  11:25 浦東着(以下現地時間)
16:10 虹橋発  18:15 襄陽着
 上海までは予定通りに行けた。関西や名古屋からの人とも上海の浦東空港で合流できた。浦東空港から国内線の虹橋空港に行く。これがかなり遠いが予定通りだ。
 予定では襄陽には18:15に着くはずだったが、着いたのは18:40。これくらいは仕方ない。

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 夕刻、間もなく日が沈む。
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2012年08月20日

西遊記9

    saiyuuki10.jpg

第九十三回
 三蔵たちはさらに一箇月の旅をし、布金禅寺にいたる。
 ここは給孤独(ぎっこどく)長者の故事の土地であった。ならば舎衛(しゃえ)国である。
 もとは給孤独園寺(ぎっこどくおんじ)で祇園(ぎおん)といわれていた。
 ようやくインドらしい名前が出てきた。
 暗くなって月明かりで給孤園(ぎっこおん)の礎石を見つけると、とこからか父母を求める泣き声が聞こえてくる。
 老住持の説明では、1年前から、近くの城のお姫様(公主)を、魔物から守るために閉じこめてある。寺の僧たちは化けものだと説明してある。
 城に入って確認しようとしたが、城には公主がいらっしゃる。どうか明らかにしていただきたい。
 三蔵は承知して、翌朝出発し城に入った。
 城では公主の婿選びが行われた。鞠を投げて受け取った者を婿にする。
(大理の天龍八部城で行われたことなど、何回かこのような話を書いている。インドでもあっただろうか)
 偶然ではなく、公主が意図的に三蔵が受け取るように投げた。
 三蔵たちは王に接待される。

第九十四回
 悟空は、三蔵を婿に仕立て公主の正体を暴こうとする。
 公主が婚礼の当日は、醜いのがいやだから悟空たちを城外に追い払ってくれと願った。
 通行手形に書き込み、悟空たちだけで取経の旅に出るようにして、追い出す。
 悟空は城を出るふりをして、蜜蜂に化けて三蔵のそばにいる。
 いよいよ婚礼の場に向かう。

第九十五回
 公主に会うと妖気が漂っている。悟空はいきなり糾弾した。
 妖精(妖怪ではなく妖精といっている)は着ている物を脱ぎ捨て逃げだした。
 悟空と妖精の一騎打ちだが、妖精も強い。武器は杵そっくり。妖精は天門に逃げたが、天神に遮られ正体を現し、南に逃げ山の中に逃げ込む。天竺国に帰って害するといけないので、悟空は一度三蔵のところに帰った。国王たちに事情を話し、八戒と沙悟浄に三蔵たちを守らせ、また南の山まで行く。
 土地神と山神を呼び、山の名を聞く。山は毛穎山で、山には兎の巣穴が三つあるだけで、化けものはいないという。
 その穴に化けものがいると思い、捜すと妖精が飛び出した。また戦っていると、太陰星君が来る。
 妖精は太陰星君の広寒宮で玄霜仙薬を搗く玉兎であった。捕まえて国王の前で、本性を現させる。
 そして、布金禅寺に公主を迎えに行く。
 その公主も本性は「蟾宮(せんきゅう)に住む素娥(そが)であった(素娥は嫦娥のこと)。
 いつもの如く王の歓待を受けながらも、心ははやる。

第九十六回
 西へ旅立ち春も過ぎて初夏になる。
 銅台府地霊県の城(町)が見えた。斎を求めようとすると、寇員外がもてなしをしているという。そこを訪ねた。
 (員外とは無役の役人であるが、金持ちの意味もある。金持ちが役人の地位を買った。役人は無税になるからだ。しかし、天竺でもそのようなことがあるだろうか(^_^)。)
 寇員外は20年も前から、1万人に斎を施そうと願をたてていた。ちょうど4人に施して1万人であった。ここで半月ほど接待を受けた。そこで無理に旅に出たため寇夫人に悪感情をもたれてしまう。

第九十七回
 出発した次の日に、寇家に賊がはいり、財宝を奪い寇員外を殺してしまう。寇夫人が三蔵たちの仕業だと役所に届け出る。
 三蔵たちは、賊の一行と会い、宝を取り戻し、寇家に届けようと城に向かった。そこで役人に捕まってしまう。
 そして三蔵は一晩牢で苦しむことになる。ただの人が相手では、悟空たちにとって他愛もない。悟空が寇員外の鬼(幽霊)のふりをしたりして、簡単に解決してしまう。
 しかも冥界の地蔵王菩薩に、寇員外の寿命を12年延ばしてもらって生き返らせた。

第九十八回
 霊山が近づくと、玉真観の金頂大仙が迎えに来た。
 玉真観で一晩過ごして、錦の袈裟を着て、霊山の雷音寺に向かう。途中に川があって丸木橋がある。悟空以外は渡れない。もちろん八戒たちも法力を使えば渡れるが、それは求法の旅なので使えない。
 そこは凌雲の渡しであった。そこへ底のない舟が来て、そのふねに乗って対岸に渡る。
 ようやくお釈迦様の下へ着いた。
 釈迦の前に居並ぶ者は、八菩薩・四大金剛・五百羅漢・三千掲諦(ぎゃてい)・十一大曜・十八伽藍などなど。
 釈迦は、法・論・経の三蔵、全てで三十五部、一万五千一百四十四巻あると言う。
 阿難(アナン)と迦葉(カショウ)に接待させ、三蔵の経を選んで与えよという。なんとこのふたりが袖の下を要求した。そんなものを用意しているわけがなく、知らずに無字の経巻を渡された。そして直ちに帰ろうとする。いくら急ぐとはいえ片道14年もかかったのに、釈迦に一度挨拶しただけで、ここで学びもせず、もらった経巻を見もせずに帰るのか。
 燃灯古仏が気がつき、白雄尊者に、その経巻を奪い取りあらためて有字の真経を取りに来させるように命じた。
 白雄尊者がその経巻を奪うとき、経の包みがやぶれ、三蔵一行はこれが白紙であったと気づく。
 もう一度釈迦のところに行き、事情を話し、あらためて五千四十八巻の経をもらった。
 さて観世音菩薩は、今までの日数が5048日で8日足りない。八大金剛に8日間で三蔵たちを唐土に送り届けるように命じた。

 それにしても阿難(アナン)と迦葉(カショウ)が袖の下を要求するとは(^。^)。
大迦葉=マハーカッサパは2代目ともいわれる。3代目がアーナンダ。
阿難=アーナンダは釈迦の従者、マハーカッサパの弟子ともいわれる。経典の常套句、「如是我聞」の我とはこの阿難=アーナンダである。

第九十九回
 観音菩薩が、三蔵を守ってきた者たちに、今までの苦難を数え上げさせると、80回(数え方で何回にもなりそう)になった。九九(81)の数こそ真に帰すが、まだ一難が足りない。
 そこで八大金剛に一難を加えさせる。通天河まで来たとき一行を振り落とす。
通天河は第四十七〜九回に出てきている。
 そのときの亀の背に乗って河を渡ろうとしたが、三蔵が亀との約束を守らなかったため(亀のことを釈迦に訊かなかった)、水中に振り落とされてしまう。びしょ濡れになって対岸にたどりついた。さらに一晩中大風が吹いた。これは魔物の仕業。
 陳家の世話になり、あのおりのお礼に接待責めに会うが、夜のうちに抜け出す。
 すると八大金剛が待っていて、風に乗って唐土に向かった。

第百回
(最終回)
 長安では太宗皇帝が長安城外に貞観十六年に望経楼をたて、経を受け取ろうと毎年行幸していた。
 この時も望経楼に来ていたので、三蔵たちはそこで復命した。
 そして長安城に戻り、そこで細かく説明した。経の数は5048巻、距離は十万八千里、など。東閣で謝恩の宴を開くことになる。
 この年貞観二十七年であった。出発したのは貞観十三年である。14年の旅であった。
 ただし史実では貞観は二十三年で終わっている。

 本物の玄奘が取経の旅に出たのは貞観三年で、しかも許されず、密出国して出かけた。帰ってきたのは貞観十九年である。

 三蔵は皇帝に、経を広めるために複本を作ることを願い、その後、一行は八大金剛と共に西天に帰る。如来に新たに任命された。
三蔵は、栴檀功徳仏。
孫悟空は、闘戦勝仏。
猪八戒は、浄壇使者。
沙悟浄は、金身羅漢。
白馬は、八部天龍馬。

   十方三世一切仏 諸尊菩薩摩訶薩 摩訶般若波羅蜜。

   …………………………

 この話は中国の話なので仕方ないとはいえ、天竺も中国と同じ政治体制なのがおかしい。員外などいる訳がない。また一般の人に漢字が判る訳がない。(言葉が通じるのは仕方ないか。それを言ったら物語が成り立たない)
 阿難(アナン=アーナンダ)と迦葉(カショウ)が袖の下を要求するなど噴飯物。仏教を全く理解していない。そのような財産を捨てて出家したのに。阿難(アナン)と迦葉(カショウ)が財産を捨ててから何百年たったか。袖の下が欲しいならとっくに還俗している(史実の人物とこの物語の同名の人物は別だと承知しているが)。物語成立時の中国仏教の様子を反映しているのだろう。
 最後に三蔵と悟空は仏に任命されるが、仏とか羅漢などは任命されてなるものではない。このあたり、仏教が企業の一つとなった、後世の中国世界を反映している。
 インドでは出家とは家を出た人であり、全ての財産・権力・身分など捨てた人である。もちろん仏の身分などたとえあったとしても捨てている。そういう人を仏という。仏とは自称でもなく任命された身分でもない。
 当時の(今でも)インドは出家者を尊び食物を与える(喜捨)習慣があり、出家しても乞食(こつじきと読む、こじきではない)で生きていくことができた。中国ではそのような習慣はないので、企業にならざるをえない。これは日本でも同じ。

 途中でいつも思うが、洞窟の暗闇の世界でどうして花園があったり、果樹園があったりするのだ。どうして妖怪の配下たちは見えるのだ。どうして手紙を読んだり、飾ったりできるのだ、などというツッコミを何度も入れようとしていたが、毎回なので入れても仕方ない感じで入れ損ねた。
 それから、実際にやっていることと、悟空たちの力のアンバランス。如意棒の重さは一万三千五百斤(七千トンくらいか)。そんな棒で洞窟の扉を叩いたら、一度で破れそうなものだが破れない。八戒が打ち破ったりする。こういうことは笑って読み進める。
 肝腎の玄奘三蔵の人格が変わってしまって、ただの気弱な使者になってしまっている。物語の設定が変わってしまったようで、違和感がつきまとった。だから天竺でも全く修行をしない。経の確認もしない。これで経の意味が判るのか。翻訳ができるのか。
 それでいながら、妖怪がわんさか出てきても、おかしいとは思わない。それは最初からの設定どおりであるからだ。

          完
posted by たくせん(謫仙) at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月10日

西遊記8

第八十回
 冬は去り春も暮れるころ、行く手に険しい山が見える。三蔵が妖怪を心配する。いつも事の始まりはこのパターン。
 山の中を進み、悟空が斎をもらいにでかけたとき、山の中に女が一人、樹に縛り付けられている。その哀れな話に三蔵が助けようとしたとき、悟空が戻ってきた。見れば女は妖怪である。悟空と三蔵の押し問答の末、女を助けることにする。二三十里で寺があった。三蔵がそこに泊めてもらおうと行くと、荒れ寺であった。ところが寺男がいる。案内されて三の門を潜ると、立派な寺がある。
 寺は山賊や妖怪に占領されてしまい、仕方ないので新たな寺を建てた。そして棲み分けている。鎮海禅林寺というラマ寺であった。ということは、チベットまで来たことになるのかな。かなり雷音寺に近づいたことになる。
 表で待っている悟空たちを呼んだ。その寺には七八十人のラマ僧がいた。

第八十一回
 翌日の朝、三蔵の身体が悪い。3日も寝込んでしまった。その間に小坊主が6人行方不明になっている。
 悟空は妖怪退治をすることになる。夜に小坊主に化けて夜中に経を称えていると、女がやってきて誘う。戦いになるが、女は鞋を自分の化身として悟空と戦わせ、三蔵をさらって行ってしまう。陥空山無底洞に入ってしまった。この女こそ、前回助けた女だ。
 陥空山は南へ千里ほど。皆で助けに行く。

第八十二回
 妖怪ふたりを見つけあとをつけると、消えてしまった。陥空山無底洞という門があるが、入り口がなかなか見つからない。ようやく甕ほどの小さな穴を見つけた。なんと洞窟の内側が三百里もある広大な洞窟だった。
 妖怪のすみからしきものがあるので、悟空はハエに化けて入った。
 女はご馳走を作っている。悟空は酒の泡にはいり、女妖怪の腹の中に入るつもり。ところが女妖怪は酒を飲まないために失敗。悟空は鷹に化けて、テーブルを引っ繰り返してしまう。
 次は裏山の桃の木の稔った実となって腹に入るつもり。腹の中に入るのが悟空の得意技か。腹の中で暴れて、女妖怪に三蔵を外に連れ出させる。

第八十三回
 外に出ると悟空も腹から出てまたもや戦いになる。八戒と沙悟浄が三蔵をおいて、戦いに加わったため、女妖怪が逃げるとき、三蔵を見つけて洞窟の中に連れて行ってしまう。
 悟空はまた、洞窟の中を探し歩く。そこで祭壇があって、「尊父 李天王位」とある。なんと女妖怪は李天王の娘ではないか。
 天界に行き李天王を告訴して、女妖怪は金鼻白毛のネズミの精で勝手に「尊父 李天王」としていたらしい。
 李天王と第三子の哪吒(なた)三太子が、軍を連れて女妖怪を退治に行くことになる。
 洞窟に入っても、すみかがかなかな見つからない。隅っこの小さなところに入ってしまっていた。ところが小女怪がうっかり顔を出したところを見つけ、ようやく助け出すことができた。

第八十四回
 一行は西へ向かった。夏になった。
 滅法国につく。二年前から王は仏教僧を一万人殺そうと願を立てた。すでに9996人殺している。
 一行は馬喰のようなふりをして旅籠に泊まる。夜寝ている内にばれないように、大きな長持ちの中で寝ることにする(一行の能力から考えれば、こんな馬鹿なことはしなくてもいいはず)。
 その夜盗賊が入って、長持ちを盗んで城外にいく。しかし、官軍が気がついて盗賊を囲むことになる。官軍は長持ちを取り返し、朝になって王の決済を仰ぐことになる。

第八十五回
 悟空は夜の内に、王や妃をはじめ、宦官や下女まで全て坊主にしてしまう。
 王は僧を殺すのを止めることにする。そして長持ちを開けると三蔵たちがいることを知り、もてなすことになる。
 今回の災難は、相手が人なのでたわいない話だ。

 また西へと旅を続ける。また険しい山がある。また三蔵が妖怪を心配する。また悟空が励ます。
 山頂から見ると、美しい山のようで何かおぞましい。霧も出てきた。
 悟空が下見をすると、妖王が霧を出している。一度戻り八戒にお斎が貰えるとけしかける。八戒は散々な目に遭って帰ってくる。
 今度は妖王から手を出してきた。智慧者の配下がいたのだ。八戒・悟空・沙悟浄と順に挑まれ、三蔵一人になったとき、さらわれてしまった。

第八十六回
 山の中を捜していると石の門に「隠霧山 折岳 連環洞」という文字がある。ここだと攻めると小妖が生首を捧げて、三蔵の首だという。
 葬式を行い、仇を討とうと裏門から忍び込むと、三蔵は生きていることが判る。妖怪たちを眠らして三蔵を連れ出す。一緒に捕まっていた樵も助ける。妖王を引っ張り出し、洞窟は火をつけて手下を皆殺し。妖王は豹の化けものだった。
 樵の家に行き、貧しいながら接待を受け、見送られて旅立つ。残り千里という。

第八十七回
 天竺国の国ざかいの町鳳仙郡まで来た。三年来の旱で苦しんでいる。竜王を呼んで雨を降らせようとしたが、天帝の許しなしにはできない。さっそく天に行くと、三年前鳳仙郡の王が天帝に無礼を働いた。そのため雨を降らせなかった。王が善行を積めば降らせるという。
 王は善人なので、こういう話は簡単に解決する。王に善行を積ませ、諸神に雨を降らすように願って雨が降ることになる。悟空にとってたわいもない。

第八十八回
 天竺国の玉華県についた。玉華は帝の宗室。王は礼儀正しく三蔵を迎えるが、王子たちは悟空たちを化けもの扱いし、武術を競うことになる。もちろん力に違いがありすぎて、すぐに丁寧に弟子入りを願うことになる。
 悟空たちの武器は、人間には持つあげることもできない。同じようなものを作ることになった。そこで武器を工場に置いておいた。瑞気がひかり、それを七十里ほどの距離にある豹頭山虎口洞の妖魔に見つかり盗まれてしまう。

第八十九回
 妖魔は祝いの会をするため手下ふたりに羊や豚などを買いに行かせる。
 悟空はふたりを金縛りにし、悟空と八戒がそのふたりに化け、沙悟浄は商人として、洞窟に行く。さらに九霊元聖への招待状を見てしまう。妖魔は九霊元聖の孫の黄獅であった。会場に入り、それぞれの武器を目にすると、奪い返し戦いになる。妖魔は逃がしたものの、他は全滅させ洞窟は火をつける。
 九霊元聖は玉華県城を攻めようと取り囲む。

第九十回
 いつもの如く戦いになるが、頭が九つもある九霊元聖は意外に手強い。八戒は捕らえられてしまう。悟空は九霊元聖の配下の化けものを二匹取り押さえる。
 翌日交換しようとしていたが、翌日は話もできず戦いが始まる。悟空と沙悟浄が五匹の化けものと戦っているうちに、三蔵と王と王子が九霊元聖に咥えられてしまう。悟空は五匹の化けものを捕まえる。
 あくる朝、悟空と沙悟浄は竹節山に行き、竹節山九曲盤桓洞を探し当てる。戦いになるが今度は悟空と沙悟浄も咥えられてしまう。
 夜が更けると悟空は逃げだした。土地神などを呼び出し、九霊元聖の素性を尋ねると東極妙厳宮のものと判る。
 東極妙厳宮に行き、太乙救苦天尊に事情を話す。太乙救苦天尊の九つ頭の獅子元聖児であった。太乙救苦天尊が元聖児を連れて帰り、悟空は三蔵や王たちを助け出す。
 初めの計画通り、武器を作らせ、王子に武技を授け、また旅に出る。

第九十一回
 玉華県から五六日でまた城(まち)が現れた。城外も大賑わい。慈雲寺という山門がある。そこで世話を受けようとする。
 そこの僧は三蔵が唐から来たと知ると礼拝する。唐に生まれ変わりたいと。唐がそれほど優れているなら、三蔵たちが苦労して天竺まで行く必要はないはず。(^_^)。
 そこは天竺のはずれ金平府であった。そこでは元宵節(1月15日、中国では提灯をともして並べる)の為に多くの油を用意していた。そのための費用がなんと銀五万両。
 三妖邪が仏に化けてその油を要求していた。三蔵がさらわれてしまう。悟空は東北へ追いかける。高い山にがあり、青龍山玄英洞があった。そこには避寒大王・避暑大王・避塵大王という三匹の妖怪が住んでいた。悟空は三蔵を救おうとして三匹の妖怪と戦いになるが、夕刻になって大王の部下の小妖怪に囲まれて敗走する。
 悟空は三妖怪は犀と見破る。一度寺に帰り、八戒・沙悟浄と共に夜中に玄英洞を攻めることにする。

第九十二回
 悟空はホタルに化けて、扉の隙間から洞窟に忍び込む。三蔵の鎖を解いたが見つかり、三蔵を置いて逃げ出す。
 八戒が扉をぶち壊してしまうと、三妖怪と小妖怪が出てきて総力戦になる。そこで八戒と沙悟浄は捕まってしまう。
 天界に応援を求めに行くと金星に出会う。金星の勧めに従って玉帝に誓詞をもらい、四木禽星(4人)に助けてもらい、西海まで追いかけ、竜王にも助けられ、避寒は首を囓り切られて死んだが、避暑・避塵は生け捕りにした。
 金平府に連れて行き、訳を話して二匹の首を切った。この後、金平府では大量の油を用意しなくても良くなった。お礼の宴が繰り返されるなか、玄英洞の宝を置いて、一行は夜のうちに城を出た。
posted by たくせん(謫仙) at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする