若手俳優フーゴー(胡歌)とヤン・ミー(楊冪)の、書生と女妖怪の、美しくも悲しい恋を描いたアクションドラマ。
胡歌は知らなかったが、楊冪の名前で、これを見ようと思ったようなもの。楊冪は「神G侠侶」で郭襄を演じた。わたしの注目の俳優。
元は90分テレビドラマであり、作りは若干荒めというが、アクションも悪くないと思う。
言語は中国語で、字幕も中国語簡体字なので、映像と語感でストーリーを追うしかない。
リージョンコードはフリー。著作権が無視される中国らしいといえばいえるか。
PAL方式。わたしはパソコンで見るので全く問題ないが、日本のDVDで見られるのかな。
2005年製作。
聶小倩(楊冪)・寧采臣(胡歌)・燕赤霞(葛民輝)・姥姥=玉蘭(楊旻娜)・陳三泰(李晨)
寧采臣が陳三泰に会いに(何かを届けに)南来鎮に行こうと、歩いて旅をしていて山の中で宿を頼むが、そこにいる男の子と女は妖怪が変身した者だった。子どもに歳を聞くと二百歳を越えるという。
そこへ盲目の道士燕赤霞が来て、子どもと女を切り捨ててしまう。台所に行くと、そこには人骨の山。
道士からお守りを貰い、ひとりで南来鎮へ向かう。途中か目的地か蘭若寺に至る。そこで琴の音が聞こえ、聶小倩が演奏していた。
寧采臣が側に寄ろうとすると、お守りがあるため聶小倩に拒まれる。去ろうとすると引き留められる。聶小倩は寧采臣の魂を抜き主の姥姥に与えるためだ。
これはちょっと縦長、下の郭襄が本来の比率でしょう。
寧采臣が居眠りをしている間に寝台に運ばれるが、このときお守りを失ったか。不自然な歓待をされ、過去を見たりする。このあたりでお互いに恋心が芽生えたか。愛を語っているときに燕赤霞がきて裂かれる。
聶小倩は蘭若寺に入れなくなるが、寧采臣が寺からつまり結界から出てきて、また会うことができる。
聶小倩が寧采臣に自分は妖怪であることを教えたりしても、寧采臣の心は変わらない。
陳三泰は姥姥に殺されていた。そして魂は黒山老怪に取られていた。黒山老怪は妖怪の皇帝になり、聶小倩を皇后にしようとしたりする。
聶小倩は悪い妖怪ではないと燕赤霞に認められる。姥姥はもと燕赤霞の妻であった玉蘭であった。協力して黒山老怪を倒す。
争っていた燕赤霞と姥姥が和解するシーンは感動的。姥姥によって、姥姥が盲目になり燕赤霞が視力を取り戻す。
聶小倩は消えてしまう。寧采臣が聶小倩を思う気持ちは変わらず。
ラストはかすかな希望があるが、二人はまた会うことができるのだろうか。
この話の下敷きは聊斎志異の「聶小倩」であるという。聊斎志異は読んだことがあるが、このような話があったかまるで覚えていない。
楊冪の郭襄(神G侠侶)です。
聶小倩は、自分に邪な事をした男の魂を奪うのですが、
寧采臣は何もしなかったので見逃した、
というのがチャイゴーの方ですが、
こちらの方が不純なシーン(笑)が無いパターンですね(^^)
楊冪の郭襄は可愛かったですね〜。
こちらの役もなかなか良さそうです!
やはり同じ内容ですね。
>不純なシーン(笑)
どのようなシーンのことでしょう(^。^))
わたしは郭襄で憶えているので、水中キスシーンは「あの郭襄が」とびっくり。
実際の年齢は15歳ではないので、不思議ではありませんけど。
こう見てみるとあちこちの小説や映画が、けっこう繋がっていますね。忠臣蔵の外伝みたいに。あるいは戦国絵巻(^_^)