2008年02月26日

ドラマ碧血剣(改編)−3

第六話〜
 袁承志と夏青青は華山に行き、温儀の遺骨を金蛇郎君と一緒に埋めて、南京に戻る。金蛇郎君の残した地図では南京に宝があるはずなのだ。
 南京で阿九が出てくる。これは小説にはない。阿九(のモデル)はこの時(1642)十三歳ほど。もう少し上に設定してあるかもしれない。阿九はあごが細く、口元が入れ歯を取ったような感じになることがある。動きは新体操の選手を思わせる。
     hekiketuken-4.jpg
  
 それ以外は、南京での話は、小説を思わせるように充分に説明していて、違和感がない。たとえば、焦公礼の話や洪勝海が袁承志の従者になる話は納得できる。

 本筋とは関係ないが、袁承志が木桑道人と碁を打つ話がある。
 ここではその前に、袁承志が夏青青に『可以贏他三個子』と言う科白(字幕)があって、日本語字幕は『…三目勝てた』となっていた。これだと三子が三目。どうやらこの時代は、中国でも日本ルールで碁を打ったようだ。
 詳しくは、謫仙楼対局 中国ルールをどうぞ。

第九話
 袁承志と夏青青が南京で見つけた宝を、李自成のために北へ運ぶとき、山東の盗賊に襲われるところ。「竹林は涼しいな」と言っているが、吐く息は白い。夏のシーンを真冬に撮ったのか。山の中の場面は、草の茂った夏では無理だったのかな。
 その寸前に夏青青が、洪勝海に「きれいだ」といわれて、ひとりになってから照れまくっているところがかわいい(^。^)。
posted by たくせん(謫仙) at 07:57| Comment(6) | TrackBack(0) | 碧血剣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
5.6話まできました。今回はぐっとこらえて最後まで原作を読まないようにします。・・・というか、我が町の図書館にはこの小説置いてないようです。全部DVDに撮り終わったら買って読もうと思います。さて、5話に黄真さんが登場しますが、声といい商人口調といい中々のキャラで、良いですね!今度は何時登場でしょうか?気になります。このドラマは制作が比較的新しいようで、射G→神G→連城?→笑傲と比べても良くできてると思います。阿九さんも良いですね!でも私の世代だと阿Qと呼んでしまいそうですが・・・
Posted by Toy2BKK at 2008年06月12日 10:29
「銅筆鉄算盤」こと黄真は算盤をカチャカチャいわせて登場するのですが、ドラマではそのシーンがなくがっかりしました。(^。^))
昔のテレビ番組でトニー谷が「あなたのお名前なんてえの」あの算盤捌きを思わせたのですが…。
でも、物の言い様や物腰が様になっていますね。
阿九は鹿鼎記の「九難」になるはずですが、ドラマ碧血剣の阿九は、けっこう物わかりがよく、人生を悟っているようで九難には結びつけにくい気がします。
わたしの棋友に亜Qさんという人がいて、掲示板にも何度か書いてくれましたが、わたしはそちらを思い出してしまいます(^。^))。

前にも書きましたが、碧血剣は主人公は民衆でもあるので、民衆を無視した従来のドラマとは大分印象が異なりますね。そこがよくできていると感じるのではないでしょうか。
Posted by 謫仙 at 2008年06月13日 08:08
7・8話観ました。仙都派の閔子華・・どこかで見た顔・・あの華道家でお釜っぽい人にそっくりですね!帰辛樹・二娘は癇癪持ちで柄の悪い夫婦ですが、子供を抱いた時の顔つきががらっと変わって良いですね!孫仲君は気が短いし、梅剣和は意図的に焦公礼を殺そうとしてる様に感じますね。・・何か裏がありそうですね。楽しみです!
Posted by Toy2BKK at 2008年06月17日 03:09
閔子華に似ている人がいましたか(^_^)。
帰辛樹・帰二娘は子どものために物事の判断基準がずれていますから。まあ、もともと、その程度の人物なんでしょう。
二人の弟子も師の影響が大きいのかな。確認もせず過剰反応をするところがあります。
銅筆鉄算盤こと黄真の一団はできている人ばかり。
兄弟弟子なのにこの差は激しすぎます。そう言えば木桑道人と弟弟子も同じような落差。
対になるので目立ちます。
Posted by 謫仙 at 2008年06月17日 06:50
9・10話をみました。孫仲君は官軍の軍資金輸送部隊を襲うシーンでも剣を使ってました。このあたりは編集上の問題でしょうか?小説ではどうなんだろう?黄師兄の一派はどうしようもないですね。官軍であれ民間人であれ子供の為なら皆殺しを厭わず・・戒律にふれてますね。結局、袁承志が兄弟子の後始末をつけたのに何にも無いですね。阿九さんが戦うときに発する美声にうっとりしちゃいます!・・青青さんの焼餅もかわいいですね。そろそろ中盤でしょうか?楽しみです。
Posted by Toy2BKK at 2008年06月24日 10:28
孫仲君は戒められたのに剣を使っていますね。黄師兄の一派ではなく、帰辛樹の一派ですね。人格のレベルが低い。
兄弟弟子でありながらこの差は大きい。
小説ではこのシーンはなかったように思います。手元に内ので確認できません。
考えられる理由。
1、別々に撮影していて、矛盾することに気づかなかった。
2、承知の上でその時だけ面白ければいいと、すましてしまった。
3、金庸の原作の改編が不十分だった。

わたしは2ではないかと思うのですが…、本当のところはなんとも。

基本的に袁承志が恋しているのは阿九で、青青は妹のような扱いなんでしょう。
よく「青青」と呼んでいますが、中国語では「青弟」と言っています。この微妙な差が伝わっていません。
Posted by 謫仙 at 2008年06月24日 19:18
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