2007年12月24日

江湖用語

       江湖用語
江湖: 長江と洞庭湖をもって官に対する民間を代表させた。一般には香具師的な社会を指す。武侠小説では在野の英雄好漢や侠客の世界。国の法とは別に江湖独特の倫理規定がある。
武林: 武術世界、在野の武術者はおおむね江湖の人だが、官についている武術者は江湖の人ではない。
鏢局(ひょうきょく): 民間の護衛業と保険業と運送業が合体したような企業。荷物の運送や護衛を請け負い、失えば補償する。多くはその土地の顔役にみかじめ料を払って、道中の安全を図る。清代に盛んになった。起源は不明。
鏢頭: 貨物輸送のリーダー役。
幇会: 政治や宗教や同業などの自由結社、武侠小説では、秘密結社などの江湖の組織。強盗団や乞食の組織もある。

軽功: 身ごなしを軽くする技。歩いているようでも自動車並みの速さで走っていたり、空を飛んだりする。本来仙人の技を武侠者が習得した。
外功: 主に力技。頑丈な体にする。岩も砕く。
内功: 心気の技。体内の気を自由に操り、毒の回るのを防いだり、軽くふれるだけで、敵をはねとばす。布のようなものでも武器になる。相手の体に触って、相手の内功を吸い取る技もある。
 これらの技は、我々が全力疾走するようなものなので続けられない。だからいつもは、普通に歩き普通に器具を使ったりして内功の力(内力)を休めておき、いざというとき技を出す。
点穴: 体のツボをついて、動きや力を封じる。それを解くこともできる。
剣訣: 剣を持たない方の手の構え。
暗器: 隠し持った飛び道具。

師父: 武林の師匠。なお大きな組織では総帥は別にいることが多い。
 師父(シーフ)は本来師傅(シーフ)と書いて、親方・師匠・一芸に秀でた人などへの呼びかけの言葉。
 金庸小説では師父として、特別な意味を持たせた。
 藝でトップを争うのは男も女もないとして、女師匠でも師父(シーフ)という。
師娘: 師匠の奥様。ふつう母親代わり。
師公: 女師匠の夫。
師兄: 兄弟子。
師姐: 姉弟子。
師弟: 弟弟子。
師妹: 妹弟子。
師伯: 師匠の兄弟子や姉弟子。
師叔: 師匠の弟弟子や妹弟子。
太師父: 師匠の師匠。同じく太師伯など太がつくと、師匠よりひとつ上の世代。
 大師兄は総領の兄弟子。
 これらは同門の場合の呼び方だが、他門の場合でも、尊敬の意味で師叔などと呼ぶことがある。
 これらの長幼の区別は厳しい。同門で仲が悪くて違う組織に就職しても、見かけたら挨拶する。しかも上の世代の命令には逆らえない。
 碧血剣では兄弟弟子で戦っていて、弟弟子がいきなり総帥の印である剣を見せると、兄弟子はいきなり跪いて、たとえ死のうとも、いかなる攻撃にも逆らわない。
女侠 : 英雄の雄、好漢の漢、師公の公は、みな男という意味。女の場合は女侠ということが多い。女英雄はもちろん女。
posted by たくせん(謫仙) at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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