2007年11月06日

杭州 4 宋城

 11日、「Y5」の巴士(バス)に乗る。西湖の西岸をとおり、動物園・六和塔を通って、郊外の宋城まで、3元。
 宋城はテーマパークだ。名前の通り宋の時代を再現する。北宋が亡んで、この地に南宋が建国された。北は金に占領され、国土は半分になった。経済力は落ちてはいないのであるが、軍事力では押されている。
 もともと北の王朝は、この江南の富で成り立っていた。江南から見れば北の王朝に収奪されていた。それがなくなったのだ。経済的には繁栄した。逆に言えば北の王朝は、江南を支配しないと、生産力がなく生き残れない。

 入場料は八十元。入ると広場があり、一画は武劇を繰り広げる舞台。そのわきを通って宋城の門へ。
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 門を潜ると、繁華街であるが、開場したばかりなので誰もいない。
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 最奥のこの岩山が目立つ。バスからも見えて、あそこだなと思ったほど。
 窓があるようなので登ろうと思ったが登れなかった。台の上まで登る。

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 上から見下ろす。一番高い建物が城門。
 左は農家や紙漉場など。右は広いがなんと写真がない(泣)。広場をえてその先は川があり、川の向こう側に「南宋風情街」
 降りて中央広場に行けば、鍛冶屋や竹細工など。

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 刀剣が並んでいる。売り物である。

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 中央広場から見ると、城門は寺になっている。

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 食堂が並んでいた。福建小喫にはいる。
 メニューに「雲南過橋米綫」があった。
 洪七公が黄蓉たちの前から姿を消すとき、「雲南へ過橋米綫を食べに行ってくる」と言っていた。あの「過橋米綫」だ。いろいろあるが羊肉過橋米綫を注文する。十八元。これは美味しかった。

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 福建小喫                  羊肉過橋米綫
 過橋米綫は、橋の向こうまで米綫を持っていくとき、冷めないように、この米綫の上に鶏油を張るのではなかったか。ここでは過橋しないので油はない。

 福建となれば、お姐さんに訊いてみたくなる。
「あなたは林平之を知っていますか」
「林平之?」
「福建の林平之です」
「誰でしょう?」
「金庸の小説は読みますか」
「ああ、わたし読んだことはありません」
 会話の相手になってくれたので、もう一品「小籠包」を注文する。十元。ところが量があって食べきれなかった。
 食べ終わって勘定を済ませるころ、なにやら楽器の音が響く。お姐さんが「演目が始まるので、急いであちらへ行きなさい」という。
 城門の脇の王家で結婚式だ。招婿というから婿を迎えるのかな。

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 この輿は飾り。花婿の乗る輿であろう。

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 行列が王家に入ると、まず聖旨を読み上げる。ストーリーが判らないが、皇帝が結婚を許した旨、読み上げているのか。あるいは婿が皇族?

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 そして、二階に上がり、漫才を始める。前の庭には観客がいっぱい。この赤い着物を着ているのが婿であろう。何人か出てきたが、この婿が話すたびに笑い声が上がる。相当受けていた。最後に飴を撒く。

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 入ったときは無人だった通りも、今では人があふれている。

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 御茶屋の店先で、演奏しながら歌う人、チンドンヤのイメージ。

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 城門の外に出ると舞台では劇が繰り広げられる。水滸伝の一場面のようだ。

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 時々この騎馬隊が通る。
 紹介したのは約半分と思うが、雰囲気は判って頂けたと思う。
 なお劇場があり、演目は「宋城千古情」という四幕の恋愛物。ロングランのようだ。夕方から夜にかけて、終わるのは九時頃だったかな。数千円だったと思う。
 わたしは三時前に引き揚げた。
posted by たくせん(謫仙) at 10:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 江南 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひとり、のんびり、旅のよさが感じられます。
私の中国は工業地帯中心で、町も近代的でした。
こうした、中国の雰囲気は皆無・・・
味わいも何もありませんでした。

いろいろな顔を中国は持っていますね。
ここには古都の面影が感じられますね。

お姐さんとの何気ない会話・・・
しゃべれるということは素敵ですね。
それにしても、賑やかで、いろいろと出し物も
あって楽しそうですね。
Posted by オコジョ at 2007年11月07日 11:01
ひとり旅は時間に振り回されずに済む。そこが気に入ればいくらでも延長できる。これが最大の魅力でしょうか。
ここはテーマパークなので、当然としても、中国らしい雰囲気がありますね。
日本でも江戸時代の街並みが残っていれば、それで観光資源になります。ディズニー的パークがよいか、時代的パークがよいか。両方欲しいですね。

会話、もちろんこんなにすらすらできたわけではなく、言い直したり、文字に書いたりしています。
それでも意志が通じれば、そこに愛着を感じます。

ここはおそらく午後から来て、夕食を食べてゆっくり帰るくらいの計画のほうがよかったようです。
Posted by 謫仙 at 2007年11月07日 17:20
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