チャンネル銀河で「大宋宮詞」が始まった。
主演は劉涛(劉娥の役)だ。わたしには天龍八部の阿朱で記憶している。その他の役でも何作か。
−劉娥は後の章献明粛皇后(しょうけんめいしゅくこうごう)真宗の2人目の皇后−
大宋宮詞の第一回を見た。太宗の三人の皇子から皇太子を選ぶ話から始まる。
このとき、秦王趙廷美(太宗の弟)の他、
第一皇子 楚王趙元佐、
第二皇子 許王趙元僖、
第三皇子 襄王趙元侃、
が候補であるが、太宗は皇太后とは秦王趙廷美を候補とすることを約束していた。その約束を破ることになる。
第三皇子襄王(後の真宗)がふさわしいとなる。北の遼との戦場に行き、現地で地震により亡くなったと連絡が入る。しかし生還した。そのとき劉娥を伴って戻る。そして正妃に男の子が生まれる。
男の子は暗殺され、劉娥が犯人と思われる。
なかなかに展開が早く、この後が期待できそう。
第二回
「先帝の嫡子とはいえ徳昭には荷が重いかと…」という台詞がある。
太宗の在位976−997で趙徳昭の死は979年
趙元侃は986年に改名した。
で、時は、986年以後と言うことになるが、このときは、すでに趙徳昭はいない。
趙元侃(後の真宗)の誕生は968年、趙徳昭の死は11年後である。ここでは死ななかったという設定か。
第三皇子襄王趙元侃の妃に「守宮砂」が出てきた。処女の印だ。してみるとこの物語は武侠か。
先帝の死後十年目という。そうなると舞台は986年でこの年に趙徳昭が死ぬという設定である。
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なお、先に見た「燕雲台」はこの時代の遼の五代景宗の皇后蕭燕燕の物語。紹介しなかったが、これはおもしろかった。
976 開宝9 太平興国1 ★太宗(在位976−997) 10月に即位。
979 太平興国4 ★宋によって中国統一 北漢が滅び十国終わる。
★太祖の子 趙徳昭(951−979)自殺。
980 太平興国5
981 太平興国6 ★太祖の子 趙徳芳(959−981)没す。ここに太祖の子は二人とも死んだことになる。かなり問題のある死に方であった。
997 至道3 ★真宗(在位997−1022)即位 太宗の子。
さらに開封府も少し時代がずれるが、真宗と劉娥の時代から始まる。劉娥の扱いがかなり異なる。