わたしは残念ながら、今年の「岡崎由美先生と行く中国の旅」は断念した。去年の秋から急に足の力が衰えたのである。とても歩けそうにない。
もっとも先日の会津若松では、旧白河街道の滝沢本陣から金堀までの山道を、一時間四十分で歩いたのだから、全く歩けないというわけではない。
「多情江山」以来、いままでに見た(見ている)武侠的ドラマがある。
「秀麗江山」(日本名は秀麗伝)というドラマがある。後漢の光武帝と陰麗華の愛の物語であるが、半武侠といえよう。
陰麗華役の俳優が「還珠格格」で夏紫薇を演じた林心如である。
還珠格格より
左から、小燕子:趙薇、夏紫薇:林心如、金鎖:范冰冰。
この頃はまだ少女なので、三人とも「かわいい」が先に立つ。
いまは林心如も大人になったとはいえ、「かわいい」ころの表情が各所に出てくる。
もう見終わってしまったが「武媚娘傳奇」(武則天)では范冰冰が主役の武媚であった。「還珠格格」では夏紫薇の侍女役であった。今では中国一の美人女優になった。年収四十億円を超えるという。金鎖のころの表情はほとんどなく、いわれないと判らないほど変貌している。
これは武侠的部分は少ない時代劇。もちろん創作が多く、歴史としてみてはいけない。
(10/7追記:先日のニュースでは、行方不明だったが、四ヶ月ぶりに登場し、脱税の疑いで146億円の税や罰金が科せられたという)
もう一つ「那年花開月正円(月に咲く花の如く)」。これは清朝時代の商人の物語だ。
清朝末期に実在し、中国の近代化に貢献した女性豪商・周瑩(しゅうえい)の愛と成功を描いた歴史ドラマ。これはおもしろい。
主役の周瑩を演じるのは孫儷(スン・リー)。わたしはこのドラマで初めて見た、知った。范冰冰に次ぐ美人女優という。
わたしは芸能界情報にはほとんど興味がないので、これらの女優たちが今どうなのか、過去どうだったのか、ほとんど知らない。
この三作のドラマは、侠とはいえないがお勧めである。