2017年09月14日

都江堰

岡崎由美先生と行く中国の旅
四川省名山の旅−道教・仏教聖地と武侠文化を訪ねて 7

 朝食の時、外は雷雨であった。
 七時前、雨の中を出発、2時間ほどで都江堰(とこうえん)につく。曇ってはいたが、雨はやんでいた。

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 薄暗い中で、入場券を買う添乗員とガイド。

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 入る前に、ガイドは入り口の案内図を示して、都江堰のシステムを説明。
 岷江をここで分流し、水不足だった成都周辺を潤した。
 都江堰は秦の始皇帝の時代より少し前に築かれた。始皇帝の巨大建築などは無くなってしまったが、この都江堰は二千三百年後の今でも機能を果たしている。
 この灌漑設備によって、成都平原は「天府之国」と謳われる大穀倉地帯となった。
 ただし、システムは同じでも始皇帝の時代の都江堰ではない。先端の「魚嘴」が当時はもう2キロほど上流にあったという。

2017.6.3.1.jpg  この図は、入り口にあった案内図ではない。

 中央の中州4が人工の堤防で、先端の魚嘴2で川を左右に分水する。
 左3が岷江本流、右5が灌江。
 図の中で特に重要なのは2の「魚嘴」である。
 灌江を深く、岷江を浅くした。そのため水の少ない時は、灌江6割、岷江4割。
 川幅は、灌江を狭く岷江を広くした。水の多いときは、灌江4割、岷江6割。
 構造によりそのように分かれる。これにより灌江に分流される水量が安定する。それでも多すぎたときは、図の7で本流に戻す。それによって、必要な水量をいつでも灌漑水路に流せる。

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 このように竹籠に石を積めて、堰を作った。

 秦堰楼から、都江堰を眺望する。

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 向こう側が霞んでいるが、上流である。左右中央から右にかけて細長く中州状になっているが、その先端あたりが始皇帝の時代の魚嘴のあったところらしい。

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 この中州が人工の施設。右の先端の低いところが、魚嘴といわれる。
 その向こうの岷江本流側に1974年に閘門が完成した。今はこれで灌江の水量を調節できる。

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 吊り橋である。人が多いとかなり揺れる。

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 下流方向も工夫があって、灌江に取りすぎた水を岷江本流に戻し、水量の調節をしている。

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 二王廟、ここまで下って見学。

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 二王廟
 李冰は秦の昭襄王から銀十万両を与えられ、4年の歳月で完成させた。その後8年で運河を切り開いた。李冰は完成前に亡くなり、息子の李二郎が引き継いで完成させた。
 二王とはこの親子である。

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 2008年の四川大震災の時に一部は壊れたが、3年をかけて復旧した。
 二王廟の本堂。

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 この一階部分が入り口、下から上がってくる。私たちは裏口から入ったようなもの。

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 サルスベリが目を引く。

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 本堂をもう一度見て、階段を下りる。

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 階段の下から見上げる。

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 下まで下りてきた。水の流れはかなり速い。

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「貴君は何本の香を焚くや」
「三本なり」
 この台詞の意味が判る人はお仲間だ。

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 何先徳夫妻
 1804年、何先徳が橋を架ける工事を始めた。事故の責任を取らされ死罪となったが、妻がその意志を継いで吊り橋を完成させた。
吊り橋は夫妻橋ともいわれるとか。

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 安瀾索橋つまり吊り橋の上から。

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 渡り終えて振り返る。

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 魚嘴の上の水が岷江から灌江へ流れ込んでいるのが判る。

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 岷江にはこの水門がある。1974年に完成した。さらに四キロほど上流には大きなダムがある。

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 岷江本流
 先ほどの吊り橋を渡って戻り、出口に向かう。

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 外から。こちらが表門であろう。
posted by たくせん(謫仙) at 06:00| Comment(2) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もお仲間のようです。(*^_^*)
焚く香は一本かもしれませんが、意味は判ります。
Posted by 美少女 at 2017年09月25日 20:20
美少女さん
歓迎です。一本か二本かは関係ないですね(^_^)
もう一つお仲間が。
判ります、で「判る」を使ったこと。意識したのか偶然か判りませんが、これもお仲間です。
Posted by 謫仙 at 2017年09月26日 07:30
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