四川省名山の旅−道教・仏教聖地と武侠文化を訪ねて 1
8月17日、朝7時に成田集合。関西の2人もここで集合した。添乗員と岡崎先生を入れて、総勢12名である。
成田発08:50、成都到着は13:20(現地時間)、5時間半の直行便である。
成都に着いてから空港を出るまで1時間以上。専用のバスに乗り込む。
ホテルの近くでまず書店に入る。わたしは「李清照」「李U」「余秋雨散文」を入手した。これは辞書のようになにかの折に参考にしたいのであって、すぐ読みたいわけではない。それからホテルに着いてすぐに夕食の店に向かう。
5時40分に「陳麻婆豆腐」に到着したが、ここで最初のトラブル。なんと予約しておいたのに部屋がない。食事前の一時間ほど、岡崎先生の解説などを予定していたのだが、どうやら勘違いがあった模様。しばらく待つことになった。個室の用意ができ、岡崎先生の四川省の解説と、八雲関西幇主の峨嵋派武術の解説を聞く。
小説やドラマなどで峨嵋派がよく出てくるが、実はいろいろな武術派があって、峨嵋派という名で括ることは出来ない。知らないわたしにはびっくりする話ばかり。(^_^)
夕食は中国らしい料理が並ぶが、ほとんどが唐辛子の辛い料理。わたしは苦手なのだ。今回は最後までこれがついて回った。
料理の一例、見ただけで手が出ない。
四川ダック、これさえ唐辛子味。
看板の麻婆豆腐は言わずもがな。写真を撮る気にもならなかった。それで今回は料理の写真は原則としてなし。
さて、四川省といえば何を思い浮かぶか。まず「三国志の蜀漢」と「パンダ」であろうか。
ガイドに問われて、わたしは「曇り空」をあげた。「蜀犬日に吠ゆ」といいう有名な言葉がある。
口にはしなかったが「巴山夜雨」もある。今回の現地の天気予報は大雨ばかり。夜中から朝にかけて雷雨になったりする。それがなんと傘を一度も使わずに済んだ。
四川省の省都は成都である。重慶市は1997年に直轄市になったので、四川省の範囲ではなくなった。そうは言っても四川盆地にあり、直轄市になる前は四川省なので、間違えてしまう。成都市の人口は1400万人、市部は600万人。
今でも中国を共産主義の国と思っている人は少ないと思う。現地の人の感覚でも完全な資本主義である。事前の情報では20世紀の国である日本、21世紀の国である中国という対比があった。都市部では現金やカードは不要で、ケータイで全部済ますとか。
成都での実感は、21世紀と20世紀半ばが混じり合っている印象だった。
ホテルの窓辺、横顔に見えたのは偶然らしい。
ホテルのロビーは諸葛孔明が目立つ。
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中国は固定電話が十分に普及しないうちに、携帯電話の時代に入ってしまった。一週遅れだったのがその一週をパスしたようなものだ。
ケータイで全ての支払いを済ます。
考えてみると、私生活は全て公開されているに等しくなる。プライバシーの保護はどうなっているのだろう。インターネットには、堂々と「監視されています」とでてくる。
このままの形で発展できるのだろうか。
中国料理といってもいろいろですね。
四川系の料理は辛いですね。私は山東省への出張が多かったのであまりから区は無かったのですが。油がふんだんで、胃にもたれました。
辛いといえば韓国の出張も多かったのですが。こちらはもっとすごいですね。辛いから、スープで辛さを抑えようとすると、そのスープも辛い・・・
辛くないのはビールのみ・・・
たびたび行ったので慣れました。でも辛くないサムゲタンが一番好きでした。
わたしに言わせると激辛ばかり、今回の旅行は食べ物に苦労しました。
品数は多いので、その中の1から2品くらいは激辛ではないのがあります。それでもおいしくない辛さ。全品辛かったときはつらかったな。他のメンバーは普通に食べているので、わたしが過敏なんでしょうね。
そうビールだけは辛くないので、ひと品食べるごとにビールで口を洗いました。
残念ながらわたしは慣れそうにありません。