2016年09月01日

至聖廟(孔子廟)

岡崎由美先生と行く
水滸伝の舞台と世界遺産「曲阜・泰山」を訪ねる旅 3
至聖廟(孔子廟)

 説明書や地図などは、孔廟とか孔子廟と書いてあるが、正しい名前は至聖廟である。
 ガイドの王さんは半分冗談で断定する。
「正式な名前は至聖廟です。あちこちに孔子廟があるが、それは全部偽物です」
 歴史は古い。孔子の死後二年(前478年)に始まる。漢の時代にかなり整え修復されている。その後も荒れたり修復したりを繰り返している。
 特に清時代に何度も修復され今の規模になった。紫禁城に次ぐほどの規模である。だから昔はと言っても、いつの頃か言わないと正確ではない。しかし、ここではそこまでは言及はしない。
 至聖廟の入り口に行く。

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 警察の車であるが、かわいい警官の絵。

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 曲阜城はこの城壁(牆)に囲まれた町のこと。

P8207723-2zu.jpg  縦1200ピクセル
 はっきりしないが簡略図、赤い塀の下に下馬の文字が見える。
城壁を入ると、図では下から順に、
金声玉振坊
紅墻、つまり赤い塀があって、欞(れい)星門これが正門。
太和元気坊
至誠廟坊
紅墻と聖時門
小さな掘があり
紅墻と弘道門
紅墻と大中門
同文門
奎文閣
大聖門 ここからは「廟中の廟」状態で、小さく塀で囲まれている。
香壇
大成殿

王「山東省はもっとも治安のよいところです。とくに曲阜は孔子の地元なので、ここでは思わず慎みます」

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 金声玉振坊
 これは、闕ではなく坊という。
普通は坊はこの中の地域を指すが、門も坊という。

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 ここで下馬して、正門にむかう。

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 欞星門は正門である。ここから紅墻に囲まれた地域に入る。
 乾隆19年に石柱鉄梁に変えた。文字も乾隆帝の手筆。以後、何かにつけて乾隆帝が出てくる。ここでいちいち言及しない。
 向こうに太和元気坊と至聖廟坊が見える。

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 至聖廟坊

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 聖時門、初めての本格的な門である。
 
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 聖時門から振り返る。
 域内の至る所に植えてある大木古木のほとんどは柏である。日本名は「このてがしわ」。檜に似る。松と並び「松柏」として常緑の象徴の木。日本では小さな園芸種をよく見かける。金平糖のような灰色の実がなる。

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 道の真ん中は孔家当主以外は歩いてはいけない。まるで皇帝なみ。
 もし皇帝が来たときは……聞きそびれた。

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 小さな橋の向こうに弘道門

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 どこまでも柏の林が続く。

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 この巨大な石碑も文化大革命で二つに折られてしまった。修復のあとが見える。
 下は贔屓(ひいき)、亀に似て重きを負うことを好む。竜の子である。この考え方は明の時代なので、この石碑は明以降となる。亀ならば古い時代と見当がつく。
 もっとも贔屓と亀はどこで見分けるのか。

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 奎文閣(けいぶんかく)
 1018年に造営され、1504年と1985年に大規模改修された。
 歴代の皇帝から下賜された経書などが収められている。
 左右には武器庫などがあったが焼失した。書庫だけが残った。

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 柏の古木、半分皮が剥がれて、竜を思わせる模様になっている。右の枯れた横木は鳳凰を思わせる。
 これも乾隆帝の伝説がある。

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 大聖門を内側から見る。この木は孔子のお手植えの樹と伝わる。もちろん代を重ねているだろう。
 ここからはもっとも初期の地域である。
 香壇や大成殿の前が弟子たちの学習の場所であった。もっとも当時はもっと粗末な建物である。

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 大成殿 中心となる建物である。紫禁城の太和殿に準ずる。

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 大成殿の中はこうして、紫禁城の太和殿を思わせる。

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 大成殿の前で、雅楽のような音楽とともに儀式が行われていたが、全く見えない。

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 碑林である。近くでみることが出来ない。傾いていて危険だ。

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 ポケモンGO ?

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 出口を闕里街から。ここから出て聖府(孔府)に向かった。
posted by たくせん(謫仙) at 07:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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