2012年07月24日

西遊記7

第六十八回
 炎暑の時期、朱紫国につく。王は三年来の病で動くこともできない状態。三蔵が奥まで挨拶に行く。問われて、中華の歴史を語る。
 悟空と八戒が、市場で食糧を調達しようとすると、王のために医者を求めるという、張り紙が出された。悟空はそれを剥がしてしまい、経緯から、医者として王宮に乗り込むことになる。

第六十九回
 王が直接見せることを嫌がったため、金糸を通して診断した。ありったけの種類の薬を取り寄せ、その中の2種類の薬しか使わず、それに馬の小便を、イヤあの龍(三蔵の馬は龍の化身)のを加えて差し出す。薬を飲む水がいるので、竜王に雨を降らせる。
 王の病は治ったので、三蔵たちはご馳走にあずかることになる。だが王の気分は優れない。理由を問うと、3年前に王妃(正后)が妖怪にさらわれて、それが原因で病となったたのであった。
 悟空は妖怪退治を引き受ける。そこへ妖怪がやってきた。

第七十回
 麒麟山カイチ洞の賽太歳の手下だった。悟空は一撃で追い払う。祝杯を挙げていると、逃げていった妖怪は途中で西門に火をつける。その火も悟空の酒の一吹きで消し止める。
 このままにしておけないので、妖怪退治に行くことにする。南へ三千里は歩いて五十日でも悟空はひとっ飛び。
 賽太歳の武器は三つ一組の金の鈴で、煙や火や砂を大変な勢いで放射するもの。悟空は苦しむが、過去の悟空を知っているので変だなあと思ってしまう。そのくらいの火はどうと言うこともないハズだが。(悟空らしくないなあ)
 王妃には王から預かった腕輪を見せて信用してもらい、策を授ける。そして鈴を盗むが洞を出る前にばれてしまう。そして諸兵に囲まれ、驚いて鈴を手放してしまう。(悟空らしくないなあ)
 策は裏目に出、策でふざけたのが逆に危機となる。

第七十一回
 悟空は蝿に化けてもう一度王妃を説得した。同じ策である。そして王妃の従者に化ける。もう一度金の鈴を奪い戦いを挑む。
 賽太歳は悟空の置いておいたニセの鈴を出してくるが、悟空の持っている本物に絶体絶命。
 そこへ観音が現れた。悟空は観音の顔をたてて、賽太歳を引き渡した。正体は観音の乗り物金毛犼であった。
 そしてその理由が、前に王が東宮だったころ、孔雀明王の子を射たことがあり、その罰であった。

第七十二回
 朱紫国を出て、秋が去り冬が過ぎ、春になった。このように事件はめったに起こらない(^_^)。
 ある日、一軒の田舎屋が見えた。三蔵が斎をもらいに行くことになる。
 その家には女が七人いた。もちろんいつもの如く妖怪である。三蔵を歓迎し接待しようとする。三蔵が逆らうと腹から糸を出し、ぐるぐる巻きに捕まえてしまう。
 悟空が気がついて土地神に訊くと、そこは盤糸嶺という山で、盤糸洞という洞窟に七人の妖怪が住んでいた。
 七人の女は温泉に入った。悟空は女たちが脱いだ衣装を全部盗んでしまう。そして一度帰る。
 女たちが、衣装がないので、温泉から出るに出られない。そこへ八戒が退治に来て戦いになる。女たちは片手であそこを隠しながらも、例の糸で八戒をつかまえてしまう。そして義理のこどもたち(実は虫であるが)に、あとを委ねて伯父の家に行った。もちろん衣装をもらうため。
 悟空たちは簡単に三蔵を救い出す。

第七十三回
 西を目指して半刻もたたないころ黄花観があった。中に入ると道士がいる。この道士が七人の女妖怪の伯父であった。女妖怪もそこにいた。女妖怪が道士に事情を話し、道士は三蔵たちに毒を飲ませる。悟空だけは飲まなかった。
 悟空だけは逃げだし土地神を呼び訊くと、七人の女妖怪は蜘蛛の化けものだった。しっぽの毛を七十本抜き小悟空にして、七匹の蜘蛛を捕まえて、道士の目の前で殺してしまう。
 悟空は道士と戦うがなかなか勝負がつかない。
 道士が裸になって手を上げると、脇の下に千個もの目があって金色の光を放つ。悟空は眩しさと暑さで地の中を二十里ほど逃げると、その光は十里ほどの威力であった。
 黎山老姆(れいざんどうぼ、第二十三回に登場している)の登場。普通の女に化けている。
 南に千里行けば紫雲山があり、そこに毘藍婆(びらんば)という聖賢がいる。そのものならば、あの妖怪を降参させることができる、と言う。
 毘藍婆とは毘藍菩薩であった。昴日星官(ぼうじつせいかん)の母でもある。菩薩が黄花観まできて、刺繍針を放り上げると、金光は消えてしまう。道士は歩くこともできないありさま。三蔵たちに解毒丹を飲ませて助ける。
 道士は七尺ものムカデの化けものだった。毘藍菩薩が門番にすると引き取る。

第七十四回
 夏は去り、初秋となる。いつものように山があって妖怪がいる。
 老人(太白金星が老人の姿をしていた)に訊くと、山は八百里獅駝嶺で、三匹の魔王が住んでいて、手下は四万八千匹。
 悟空は下見に出ると、小妖を見つけ蝿に化けて近づく。「悟空は蝿に化けるから用心せよ」と仲間へ伝言している。悟空のことが知れ渡っていて、それなりに用心しているが、悟空の敵ではない。手下の小妖に化けた悟空の脅し文句で、命あってのものだねと手下の妖怪たちは散ってしまう。そして悟空は獅駝洞に入り込む。

第七十五回
 門を入り二の門を通りそれから七八里で三の門、その中に三人の魔王がいた。三人は、青毛の獅子、黄牙の老象、大鵬Gである。悟空には解らない。
 悟空はばれてしまい、簡単に捕まってしまう。
 宝瓶に入れられた。これが大変な瓶であった。高さは二尺四寸だが、陰陽の二気の宝。蓋を開けると、悟空を吸い込んでしまう。中は焔でいっぱいになり、四十匹の蛇が出てきて、四匹の火龍が出てきた。悟空が大きくなると瓶も大きくなる。錐をつくって小さな孔を穿ちそこから逃げた。
 もう悟空は溶けただろうと蓋を開けてみれば中は空っぽ。
 悟空は三蔵たちのところに戻る。今度は八戒を連れて戦いに出る。八戒は及び腰。
 戦いがあって悟空は大魔王に飲み込まれたように口の中に入ってしまう。八戒は悟空が飲み込まれたと報告。
 悟空は大魔王の腹の中で暴れることになる。

第七十六回
 大魔王が命乞いし、悟空が出ることになったが、三魔王(三番目の)が近寄って、口から出るとき噛んでしまえと言う。それを聞いた悟空は腹の中に細工をして鼻から出た。
 悟空が出ると、三人の魔王は攻撃してくる。悟空は細工した糸を引っ張ると、大魔王は痛さの余り飛び上がってしまう。そして三人の魔王は悟空にわびを入れることになる。そして三蔵を轎(カゴ)で送ると約束する。
 三蔵の下に戻ると、三蔵が泣いていて、八戒と沙悟浄が帰り支度をしている。悟空は事情を察し八戒を叱りつけた。
 悟空たちが待っていると、二魔王(二番目の)が挑戦してきた。
 悟空は八戒の尻を押す。案の定八戒は捕まってしまう。悟空は三蔵に叱られ諭され助けに行く。八戒は助け出し、二魔王は降参させる。
 三魔王が轎で送るふりをして捕まえようと悪巧みをする。
 三人の魔王に送られて四百里あまり行くと、城(まち)が見えた。なんと妖怪の城であった。そこまで来たところで三人の魔王は本性を出して戦いとなる。三蔵はさらわれてしまう。

第七十七回
 八戒と沙悟浄も捕まってしまい、さらに悟空も捕まってしまう。
 四人は蒸籠に入れられることになるが、悟空は分身をおいて逃げた。そして北海竜王を呼び出す。北海竜王が火が回らないようにして蒸籠が熱くならない。悟空はまわりの妖怪たちを眠らし、三蔵たちを蒸籠から出す。
 城壁を乗り越えようとしているところで、またもや悟空以外は捕まってしまった。
 また助けに行くと、すでに三蔵は殺された様子。悟空は如来のところに行って事情を述べる。
 如来は阿難と迦葉(かしょう)を使いにし、五台山と峨嵋山にいかせ、文殊菩薩と普賢菩薩を呼んだ。
 二匹の妖怪は文殊の青獅子と普賢の白象で簡単に取り押さえてしまう。
 二匹が山を下りてから7日になる。それを如来は下界では何千年にもあたる、という。天界の1日は下界の1年だったはず。(第四回)
 また文殊の青獅子は第三十九回にも出てくる。又逃げだしたのか(^_^)。
 三魔王は大鵬金翅Gで如来が引き取る。三蔵は生きていたので助け出す。

第七十八回
 数箇月すぎ、冬となった。もと比丘国いまは小子国という城に着いた。家々は鵝鳥のカゴにこどもを入れている。
 旅籠でわけを聞くと、三年前道士風の老人が王に娘を献上した。美しいので美后と呼び溺愛した。老人は国丈となのることを許される。
 国丈の献策によって、国王が長生きするため、1111人のこどもの心臓を煎じることになる。
 悟空は土地神などを呼び出してこどもたちを隠してしまう。
 悟空と三蔵が国王のもとに挨拶に行くと、国王は顔は痩せこけ元気がない。道士風に化けた妖怪が出てきた。国丈だった。王は国丈の言いなりだった。
 こどもたちがいなくなったことを知ると、国丈は、三蔵の心臓を煎じれば一億年生きるなどと言い出す。
 三蔵たちの宿に軍が来て、三蔵を捕まえに来た。悟空がニセ三蔵となって宮殿に行くことになる。

第七十九回
 悟空は宮殿で国丈は妖怪であることをバラして、国丈と戦いをはじめる。国丈は逃げてしまった。
 国王は三蔵を招いた。悟空は妖怪退治を申し出る。妖怪のいるところは南に七十里、柳枝坡清華荘。八戒と一緒にそこまで行ったが見当たらない。土地神を呼び出すと、清華荘はなく清華洞があることが判り、そこに入る方法を聞きだす。
 戦いになるが、妖怪は冷たい光となって東に逃げだした。悟空たちが追いかけると、南極老人星(寿星)が光を捕まえていた。寿星の乗り物の白鹿であった。洞窟に戻り美人を探す。逃げようとするのを殺してしまうと、白狐であった。一同比丘国に行き、国王に報告する。
 南極老人や三蔵一行は歓待を受ける。
 南極老人が言う。東華帝君が通りかかったので、引きとめて一局碁を打ったいるうちに鹿がいなくなってしまった。それで探しに来たのだった。
 こどもたちは戻ってきて、三蔵たちは一箇月も歓待を受けることになる。
posted by たくせん(謫仙) at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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