2006年11月21日

神雕侠侶の世界

 神雕侠侶(神G侠侶)の江湖世界である。
 笑傲江湖とは異なり、敵は蒙古軍である。
 時代は、蒙古が間もなく元として中原を支配するころ。蒙古は残虐として画かれているが、戦時なのであって、平時はそれほどでもないだろう。ことによると、庶民にとっては宋の支配よりありがたかったかも知れない。中国の歴史は官(支配者)によって書かれる。そこには庶民の視点は存在しない。いい時代というのは官(支配者)にとっていい時代なのだ。

   −古墓派− 終南山の重陽宮の近くにある。
☆楊過
 主人公、楊康と穆念慈の子ども。父は楊過が生まれる前に死に、母は楊過が幼いときに病で死ぬ。詳しくは「楊過についてのあらすじ」。
☆小龍女
 古墓派の二代目当主、赤ん坊の時、師父(初代の侍女)に拾われた。14歳(正式には18歳の誕生日)の時に二代目当主となる。楊過に会うまでは知っている人といえば、師父・李莫愁・孫ばあやだけか。人の世ではお金で物を買うことさえ知らない。いつも白い着物に白い帯、髪の長いのが印象的。武器は絹の帯。玉蜂(ミツバチ)を操る。
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 小龍女の登場シーン、長い帯を鞭のように操る。先端に鈴が二つ付いている。金鈴軟索という。
林朝英  故人、古墓派の開祖。全真教の王重陽に恋していた。
李莫愁  小龍女の姉弟子だが、古墓を飛び出している。武器は払子。
洪凌波  李莫愁の一番弟子で李莫愁のただひとりの味方。
陸無双  子どもの時に李莫愁に掠われて弟子となっているが、李莫愁の留守の間に逃げ出す。
孫ばあや 小龍女の侍女、楊過を助けるために死ぬ。

   −桃花島−
黄薬師  桃花島島主 東邪と言われる。射G英雄伝では、6人の弟子がいたが、2人が駆け落ちし、残りの4人は足を折って破門にしたが、後に許す。すでに隠居して、江湖をさすらっている。
☆郭靖
 中原武林の中心的人物、襄陽の防衛に専心している。射G英雄伝では主人公。
☆黄蓉
 黄薬師の一人娘、諸芸の天才。丐幇の幇主でもある。郭靖に嫁ぐ。郭靖の参謀的存在だが、武術も実力者。
程英   陸無双のいとこ。黄薬師に武芸を教わる。
郭芙   郭靖・黄蓉の娘。わがままで自己中心。楊過の腕を切り落とす。武術はそれなりにできるが、他に比べれば平凡。
郭襄   郭靖・黄蓉の娘。好奇心旺盛な心の優しい少女。小東邪といわれる。
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楊過は「おちびちゃん」という。奇怪な顔の人も普通に接して親しくなっている。その可愛らしさは、少女漫画から抜け出たようだ。
郭破虜  郭襄の双子の弟。
武敦儒・武修文  共に郭靖・黄蓉に育てられる。兄弟で郭芙を巡って争う。
曲ねえや 黄薬師の弟子曲霊風(故人)の娘。黄薬師が引き取る。
馮黙風  黄薬師の昔の弟子ではただ一人現存している。武林から離れて鍛冶をしていた。
陸冠英  帰雲荘(陸家荘)の主。武術は平凡。父は黄薬師の弟子陸乗風(故人)。

   −全真教− 終南山重陽宮を本拠にする。
王重陽  全真教の開祖だが、すでに故人。
周伯通  老頑童といわれる。子どものような精神構造の老人。王重陽の義弟で、武術の達人。郭靖とは義兄弟になる。
馬ト  全真七子のひとり、2代目教主。郭靖に内功を教えたことがある。
丘処機  全真七子のひとり、楊康(楊過の父)の師。3代目の教主(小説では4代目教主)。
王処一  全真七子のひとり
劉処玄(小説では3代目教主)  全真七子のひとり。甄志丙の言葉に「王重陽が興し、馬劉丘が盛んにした」とあるので三代目になったという話を見落としたか。
カク(赤+おおざとへん)大通  全真七子のひとり  
孫不二  全真七子のひとり、馬トの妻だった。
趙志敬  王処一の弟子、3代目の弟子の筆頭。全真教を蒙古に売り渡そうとする。
甄志丙(小説では尹志平)  丘処機の弟子、趙志敬に代わり弟子の首座になる。小説では5代目の教主になるが、趙志敬に弱みを握られていて、すぐに教主の座を譲ってしまう。ドラマでは、弟子のままで、趙志敬と争う。

   −蒙古−
モンケ  蒙古の皇帝。トゥルイの息子。トゥルイは郭靖の義兄弟だった。
フビライ トゥルイの息子、実力者。後に元(蒙古)皇帝となる。
金輪国師(金輪法王) フビライに仕える、蒙古の第一護国国師。
ダルバ  金輪国師の二番弟子。アンコ型の力士を思わせる体型。小説では痩せたチベット僧。
クドゥ  金輪国師の三番弟子。凄腕。出番は多い。師匠の危機に逃げてしまう。
尼摩星・瀟湘子・イン克西  フビライの食客。それぞれに特技を持つ。
馬光佐  フビライの食客。身長4尺ほどの小男。楊過には好意的。小説では、「大男総身に知恵が回りかね」。ドラマでは「小男は全部智慧でも知れたもの」。

   −絶情谷−
公孫止  谷主、下心をもって、小龍女を救う。
裘千尺  公孫止の妻、手足の筋を公孫止に切られて、身動きのできない体。すでに死亡したと思われていたが、天坑の底で生きていた。公孫止以上の悪党。
公孫緑萼 公孫止・裘千尺の娘。公孫止に天坑に突き落とされる。楊過と小龍女を命がけで助ける。
樊一翁  公孫止の侍従。長い鬚(あごひげ)の持ち主で怪力。

   −大理国− 途中で蒙古に滅ぼされる。
一灯大師 元大理国の皇帝段智興、南帝といわれたが、いまは出家の身。一陽指は大理の絶技。
瑛姑   元段智興の妃、周伯通との間に子どもがいたが、子どもは赤ん坊の時に裘千仞に殺される。
慈恩   元鉄掌党の党首裘千仞。出家し、一灯大師の弟子となって侍従する。裘千尺は妹。
武三通  元は大理の臣、武兄弟の父親。一陽指を使う。
朱子柳  元は大理の宰相。筆が武器。
点蒼漁隠 元は大理の水軍提督。
天竺僧  一灯大師の兄弟弟子。薬に詳しく、情花の解毒の草を見つける。

   −その他−
耶律楚材 蒙古の宰相。遼の皇帝の子孫、遼は金に滅ぼされた。蒙古に仕えて仇を討つ。蒙古の皇太后に疎んじられ、殺される。
 通説では、耶律家は遼の滅亡後代々金に仕えており、楚材は蒙古に仇討ちを勧められるが「金は代々重用してくれた」と拒否する。また蒙古の虐殺を止めたことでも有名。ただし、宰相だったというのは、肩書きが「中書令」であったための誤解で、これは中国では宰相だが、蒙古では書記官であったらしい。権限はあまりなかった。皇太后に疎んじられたが、殺されてはいない。子孫も蒙古に仕えている。
耶律斉  耶律楚材の息子。周伯通の弟子。耶律楚材の死後、襄陽に逃げる。郭芙を娶り襄陽を守る。
耶律燕  耶律楚材の娘。周伯通の弟子。
完顔萍(ワンヤンへい)  金朝の遺民、少女ながら耶律楚材を仇と狙う。
魯有脚  黄蓉から丐幇の幇主の座を譲り受ける。汚衣派で武術は平凡。郭襄とは仲良し。丐幇は乞食の組織で、汚衣派と浄衣派がある。汚衣派は乞食。浄衣派は乞食ではないが組織に加わった者。
柯鎮悪  江南七怪の長兄、郭靖の最初の師匠。盲目である。桃花島の留守役をしているか。楊過に父楊康の最期の様子を教える。弟たちは、1人は蒙古で死に、5人は楊康と欧陽鋒に殺される。
欧陽鋒  西毒といわれる。射G英雄伝では、何度も郭靖と黄蓉を脅かして、武術を奪おうとする。結局、黄蓉に武術について出鱈目を教えられ、それを修行したため精神に異常をきたしている。
洪七公  北丐といわれる、丐幇の元幇主。ミドルティーンの黄蓉に幇主の座を譲って以来、ほとんど姿を現さない伝説的人物。

 こうして射G英雄伝の登場人物が多く登場する。
posted by たくせん(謫仙) at 07:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 神G侠侶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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