2012年03月09日

少年楊家将2

 若い娘で名医の羅氏女も登場する。俳優は劉詩詩(倚天屠龍記の黄衫の女)。
 四郎がかなり拗ねていて、楊家の生活を拒否したりする。四郎が怪我をして、羅氏女が治療。それで二人は恋仲になる。楊家との関係も修復。
 この後も四郎・六郎・七郎は勝手に動き回っては危機に陥る。計画性のないのが気になる。これで戦場を駆け巡ることができるのか。
 潘仁美は老体だが、宰相にしてかなりの武術者、ありえない。つまり、それならそれで今までのありようがおかしくないか、と言うのがわたしの疑問。

 武侠の武術とは何かと言えば、仙術の一部を人間が習得し使えるようになったもの。例えば5メートルもある塀を跳び越えるとか、20メートルの川を飛んで渡るとか。仙術の一部なので仙人のようにはいかない。現代風に言えば、エスパー合戦みたいなもの。ありえない技や毒などを次々と繰り出す。だから高齢でも女性でも若い男より強い場合がある。
 ただし、大変な修行がいる。絶技などと言われる技は、天才でないと一生かかっても習得できないほど。潘仁美ほどの技の持ち主が、こんなことをしているかな。

 第二十四集では楊家軍が前線の百水城に行くが、遼の毒により庶民に次々と死者が出ている。この時でも遼の将軍は開封でスパイ活動などしている。そんなことをしていていいのか。軍を指揮できるのか。
 第二十五集で四郎が開封に援軍を頼みに行く。開封近くで奇襲にあう。それを母親の佘賽花がたった一人で助けに来る。楊家将一番の槍使いのようだ。
 佘賽花とその師兄(四郎の師でもある)と八王が羅氏女を連れて助けに行く。毒でやられているので羅氏女が必要なのだ。
 遼の軍師的人物に天霊と言うのがいる。役者は巴音。10年間、遼で洞窟に監禁されていたが、経緯は自分で入ったようだった。宋を滅ぼそうとする最大の悪役といえる。

 宋の宰相の潘仁美は息子が死に、楊家を逆恨み。六郎を無実の罪でむち打ち刑にする。潘仁美には尼寺に預けられていた潘影という娘がいる。しかも尼寺の師を殺害して都に帰っている。それが楊家にきて、柴郡主と六郎を争う。この潘影がかわいい顔をして悪辣。後に皇妃となる。

 DVD9枚の内で八枚目、わたし的には今までが外伝で、ここから楊家将が始まる感じ。宋と遼は金沙灘で和議を結ぶことになり、太宗も行くことになるが、これが罠で、危険を感じ先発した楊家軍は金沙灘で一瞬にして壊滅する。
 報告を受けた太宗の前で、潘仁美はニタニタしながら援軍を拒否。そのあと七郎が援軍要請に来るが、潘仁美に毒を飲まされ、逃げたものの殺されてしまう。
 結局父楊業・大郎・二郎・三郎・七郎が亡くなり、四郎は行方不明。五郎と六郎だけになる。六郎が遺体を持ち帰り、葬儀を行う。楊家の葬儀に於ける「奠」の字が明朝体。ついそこに目がいってしまう。楊家将は宋朝の始まりのころだ。
 そして九枚目、太宗は潘仁美がニタニタしながら楊家軍の壊滅を論じるのを聞き、非を悟るが、潘仁美に支配されていて身動きができない。潘仁美を除くことを決意し、八王と五郎・六郎に相談しする。
 第四十一集では楊家の残った女たちが立ち上がるところまで。
posted by たくせん(謫仙) at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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