2006年07月07日

蘭嶼7 イラタイ(漁人村)

 考えようによっては、この村こそ、蘭嶼の代表かも知れない。
 観光客には、飛行場からホテルに向かうとき、最初に目に入る村であるが、素通りして、目と鼻の先のイモルのホテルに行く。ホテルの近辺を見てしまえば、漁人村の魅力は色あせる。そしてイバリヌに行き、イリヌミルクを見て帰っていく。
 時間があれば、イララライまで足をのばす。蘭嶼郷の首村とも言うべきヤユはその途中にある。ヤユにも旅館が一軒あるが、その客がイラタイに足を運ぶとは考えにくい。つまり、イラタイは観光コースではないのだ。
 朝食後、歩いてイラタイに行った。
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 村の建物はコンクリートの長屋方式であり、集落に入る気が起こらなかったので、海岸に出た。なんと、そこはタタラの宝庫であった。
 実用的な簡単な模様しかない舟、全く模様のない舟。ここでは舟は飾り物ではないことを実感した。もちろんきれいな模様の舟もある。
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  イラタイのタタラ 模様が少ない

 他村では、車庫ならぬ舟庫がかなりあり、舟はそこにしまわれているが、この村はその余地がなく、海岸に置いてあると思える。この時期は漁のオフシーズンであり、ほとんど使っていない。漁の中心は夏の飛魚漁である。これを干して保存食にしている。
 僅かな空き地では村の子供が、三角ベースの野球を始めたが、わたしのことは気にもしていない。村人が来ても、ちらっと見て、通り過ぎてしまう。旅行者に慣れて狎れない微妙な位置を保っている。
 誰にも邪魔されず、心おきなくタタラを鑑賞することができた。
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 急いでいるようだが、どうしたのだろう。

 イラタイを出てヤユに向かう。
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 水芋田や畑が広がっている。実際は判らないが豊かなイメージがする。

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 海側はわずかな土地をこうして石を積み重ね、小さな畑の囲いにしている。
 見える島は小蘭嶼、蘭嶼の南にある小さな島だ。無人であろう。

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 鋭い棘がある葉だ。竜舌蘭かも知れない。これで農地を囲っている。この島は蘭の自生地として知られているが、竜舌蘭は自生しているのだろうか。原産地はどこだろう。
posted by たくせん(謫仙) at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 蘭嶼 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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