皇后の計らいで、容ばあや(皇后の乳母)に宮中の作法を仕込まれることになる。やりきれず、ついに飛びだそうとして皇帝に見つかる。棒で打たれることになった。
小燕子に危険が迫っていると察した夏紫薇は、なんとか小燕子のところに行こうとする。しかし簡単に行けるところではない。
小燕子は発熱しても薬を飲まず、皇帝をも心配させる。結局、小燕子は皇宮内の礼儀を憶えなくてもいいことになって回復した。
夏紫薇は小燕子に世話になった長屋を久しぶりに訪ねる。
福尓康は夏紫薇が好きなのだが、皇帝の婿候補なので結婚がままならない。このままでは妾と言うことになってしまうが、ようやく愛を打ち明ける。しかし夏紫薇は母の遺言がある。「第二の夏雨荷(夏紫薇の母)になってはならない」
小燕子はようやく外出に成功した。夜になって、福尓泰や五阿哥と共に皇宮を出て、福家に行って夏紫薇たちと再会する。
泣きながら今までの経緯を話して夏紫薇に詫び、許しを請う。
このスタイルは外出するための宦官のスタイル。
小燕子が留守の間に皇帝と令妃が漱芳斎に来る。あわててしまう四人の奴婢。
そこへ帰ってきた小燕子と五阿哥。当然叱られるが、小燕子はわたし一人を罰して「宦官や下女は責めないでくれ」と訴える。
そして福家へ行ったことを白状する。
なんとか許されて、翌日、五阿哥が福家に行って相談していると、なぜか小燕子が来る。そこへ皇帝と皇后が来て一騒動。結局小燕子は令妃が許可すれば自由に皇宮を出ていいことになった。
福家では、福尓康の母が、福尓康が夏紫薇を娶ることはできないと告げたため、夏紫薇と侍女の金鎖はそっと福家を出て行ってしまう。福尓康は長男らしくいつもは冷静なのに夏紫薇のことになると、むちゃくちゃな計画を言い出す(^_^)。
小燕子たち(福尓康・福尓泰・五阿哥)は小燕子が前に住んで長屋に行き、そこでヒントを得て、夏紫薇たちを探し当てる。
そこで、夏紫薇たちを小燕子の侍女として皇宮に入れる計画を練る。ついに入れることが叶う。
二人の宦官・二人の婢には、夏紫薇と金鎖は婢だが実際は義姉妹だからそのつもりでいるように言う。四人の奴婢は快く承知した。
そして七人で宴会。これ見つかったらまずいと思うが(^_^)。とにかく小燕子は型破りで奴婢に好かれている。
みんなが酔ったところで窓外から覗く者がいる。小燕子は追いかけようとして窓枠に頭をぶつける。酔った勢いでいろいろわめくが、ここは夏紫薇の方が冷静に押さえる役。すぐに皇后に知られてしまう。怪しい陰は皇后の手の者だった。
すぐに皇后が乗り出してお説教。さらに体罰を加えたところに皇帝がきて助けるが、罰を命じる。
礼運大同編を「100回書き写せ」。ここで二人の婢は文字は下手だが、金鎖も下手で三人とも小燕子なみ。夏紫薇は三人に書かなくてもよいと許可を出す。小燕子も逃げたがるが、これは許さない。礼運大同編とは初めて聞く。孔子に関係している文のようだ。
三日かかって書いたものを、皇帝のところへ持っていく。その中に夏紫薇が書いたものがあり、皇帝の目に留まる。
皇帝のところに、漱芳斎では毎日歌曲が流れると注進が入り、一人で見に行く。そして中に入り、夏紫薇の歌声をあらためて聞くことになる。
夏紫薇と金鎖の料理に満足し、小燕子に「夏紫薇は琴棋書画なんでもできる」と聞いていたので、碁の対局を始める。
この詳細は別途 還珠格格の碁 参照
皇帝は「ついに朕に勝つ人に会えた」と上機嫌。朝になってしまった。
小燕子たちは容ばあや(皇后の乳母)が見張っている現場を押さえて、容ばあやを一発張り、謝らせる。
福尓康は大雑院(小燕子の元いたところ)に行き、柳青に安全のため皆を引っ越しするように提言する。