2011年03月13日

還珠格格2

第三集〜第六集
 乾隆帝は小燕子を連れ帰り、令妃の宮で医師を集めて看護させる。
 小燕子の意識がはっきりせず、乾隆帝は小燕子が自分の娘であると誤解している。
 傷が癒え、その経緯から、自分は格格ではないという機会がないまま、格格として生活を始める。
 小燕子は令妃と庭園を散歩中、二人の公子とであう。一人は五阿哥で皇子である。御狩り場で小燕子を射てしまった人。もう一人は福尓泰。兄は福尓康。福尓康は名前から書剣恩仇録の福康安を思ってしまう。福尓康も狩りの時一緒にいた。
 小燕子が御狩り場で矢を受けてからすでに三ヶ月がたっていた。

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 令妃に格格の装いをされた小燕子。乾隆帝が小燕子を令妃に任せたように、帝の寵愛は皇后から令妃に移っていた。
 朝廷では、小燕子をどう扱うかで話し合っている。名は還珠格格と決定した。帰ってきた宝物のお姫様の意味である。形は養女とした。
 皇后は小燕子が本物かどうか疑っている。皇帝・皇后・令妃に挨拶に来た小燕子を試そうとする。「どうして北京なまりが話せるのか」とか「山東(済南)の話をせよ」とか。
 前に書いた大道芸の二人は山東出身という。なんとか誤魔化したが、詩を聞かせて欲しいと言われて詰まる。
  
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「母は、四書五経は教えなかったのか」と迫る皇后。

 皇帝の寵愛は令妃に移り、皇后の子はまだ幼く、次の皇位を継ぐまで安心できない皇后の気持ちがよく表れている。
 この後令妃が宮廷の儀礼を教育するが、歩くこともなかなか満足にできない。
 住まいとして漱芳斎を与えられ、奴ふたり、婢ふたりも与えられる。皇帝に外出の許可を求めるが、宮廷の儀礼を先に憶えるようにといわれる。そしてはじめのシーン、皇帝と格格が天壇へ行くことになるのだ。
 ここまでが「序」か。

 話は最初に戻り、その雑踏の中で、夏紫薇は皇帝に自分が格格だと訴えようとし傷を負う。それを福尓康が助け、自宅即ち福宰相の家に連れて行く。そして一家で夏紫薇に事情を聞く。
 小燕子は、夜中に外に出ようとして皇帝に叱られたり、五阿哥たちに泥棒と間違えられて武芸をしたり、漱芳斎では一人称の「奴才…」と言うのを禁じたりする。
 福宰相一族は事情を知る。小燕子が逢いたがっていることも夏紫薇に知らせる。ここで問題がある。「もし小燕子がニセであったと判ったら死刑になる。それでいいのか」と。夏紫薇は身を引くことを考えたりする。
 小燕子は五阿哥と福尓泰に紫薇に逢いたいと言ったことから始まって、自分はニセであることを言ってしまう。二人は秘密を守ることを約束する。

 小燕子は大怪我で意識が朦朧としていたころから、いろいろな問いに答えてしまい、事情が判ってみると、もう取り消せない状況になっていた。
 夏紫薇もそれを理解し、小燕子を非難することはできない。

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 小燕子からの絵手紙によって事情がはっきりした夏紫薇は福家の人と五阿哥に言う。

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「今から以後は還珠格格は小燕子です。わたしは夏紫薇、普通の庶民として生きていきます。この秘密を知っているのはここにいる人ばかり。永遠に秘密を守ってください」

 小燕子は皇子たちのいく学校に行くことになる。先生の質問に答えられないが、永hたちが助け船。
 先生の名前が紀暁嵐。紀暁嵐というDVDが別にあるので、もしかしたら有名人か。
posted by たくせん(謫仙) at 12:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
紀暁嵐(紀ホ)という人は有名人です。『四庫全書』を編纂した礼部尚書で、『閲微草堂筆記』を書いた人。『閲微草堂筆記』は聊斎志異みたいに怪異譚を集めた本で、和訳がありますが、聊斎志異に比べるとなんだかとぼけた味のある本だと思いました。

紀暁嵐のDVDというと『鉄歯銅牙・紀暁嵐』のことでしょうか。これはすごく面白かったです。『還珠格格』のハラハラドキドキに大人向けの教養をプラスしたドラマと言いますか、乾隆帝役は『還珠格格』でも乾隆帝だった張鉄林さん。この人、もう乾隆帝になりきってるみたいで、中国の新聞の見出しで「皇阿瑪がどこそこのチャリティーイベントに出席」とか、もう「皇阿瑪」で通っちゃってました。乾隆帝の衣装でお酒のCMにも出てました。
でも、『鉄歯銅牙・紀暁嵐』が面白かった第一の理由は悪役の和坤の存在でしょう。中国史上でも一二を争う貪官らしくて、賄賂をとりまくって国庫と同じくらいの収入があったとか。こいつが清官の代表である紀暁嵐を陥れようと悪だくみの数々、「貪官vs清官」というテーマが現代中国人に受けるのかも。乾隆帝と3人、「鉄歯銅牙」というタイトルどおり、丁々発止のやり取りがたまらなく面白いです。
Posted by 木苺 at 2011年04月24日 02:35
木苺さん
>紀暁嵐(紀ホ)という人は有名人です。『四庫全書』を編纂した礼部尚書で、
なるほど、そのような人物でしたか。
悪役の和坤は「お噂はかねがね聞き及んでおります」人物ですね。
『鉄歯銅牙・紀暁嵐』それです。二回分ほど見たんですが、続きを見ようとしたら見られなくなってしまいました。
ストーリーはよく判らない。万歳のような話だと読みましたが、漢語がはっきり判らないと意味もいまひとつ。中断しています。
Posted by たくせん(謫仙) at 2011年04月24日 09:42
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