余魚同が襲われて怪我をする。李沅芷が助けて、余魚同のふりをして逃げていく、余魚同を襲った三人は李沅芷を追いかける。そして李沅芷と三人の戦いになるが、その間に余魚同は出家してしまう。このちょっとした時間では無理な気がする。
このドラマは小説にない話が出てきたり、小説を変更されたりすると、とたんに時系列が気になってくる。
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馬真と李沅芷
馬真は武当派の総帥。名前から銅筆鉄算盤を思い出すが、年代が違うので別人。
馬真は弟弟子張召重に簡単に騙され、登場と同時に殺されてしまう。
それを見た男装の李沅芷が駆け寄ると、馬真は陸菲青と余魚同に張召重を始末せよと遺言を残して死んでいく。
この後、乾隆帝が漢服を着ていると皇太后がお説教。
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この皇太后は何度見ても慣れない。見たところ息子の乾隆帝より年下のようだ(^。^))。愛新覚羅(アイシンギョロ)は清朝皇帝の姓。
この何度も出てくる皇太后や皇后は小説には出ない人物。ドラマは、紅花会より乾隆帝が中心となっている。そのため、はっきり言って退屈。こんなところが、わたしが金庸武侠しか好まない原因か。
陳家洛が西域に向かったが、まだ着かないうちに、その間に于万亭は乾隆帝とちょっと話すために西域から北京まで往復している。北京から敦煌あたりまで直線距離で1600キロ往復3200キロを何日で往復したのかな。日帰りということは無いだろう。
布倩佳は月氏国の使いとして西域を通ったとき、強盗団に遇ったが、それが于万亭一味だと判る。奪われた宝石を于万亭が持っていたのだ。
そこで于万亭と別行動を決意する。西川双侠に襲われ、白無常を殺したものの、黒無常に討たれる。それを見た于万亭は黒無常を殺してしまう。
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黒無常は于万亭に刺され、于万亭の片腕とも言うべき西川双侠が死んでしまう。どうなることやら。
話は元に戻って、陳家洛が西域に行き、カスリーを見ることになる。
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あまり知られていない砂漠地帯の森と池。こんなに公園のように整っているだろうか。森がこんなに繁っているだろうか。とても砂漠地帯とは思えない。
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カスリーを見つけて、見つめてしまう陳家洛。カスリーはこの時18歳。となると、ホチントンは20歳くらいか。
カスリーは陳家洛を見て、あわてて向こうを向き、服を着るまで向こうに行っててと叫ぶ。しかもたった一人。場面には出てこないが、大勢の女と家畜がいるはず。
小説では、恥ずかしいという感情が普通の人とは違って、見られることをなんとも思わず歌で問いかける。
お待ちかねの人物登場たが、どうも設定が違うようだ。それに普通の美人。目が大きいのが特徴。
例えば劉亦菲の王語嫣なら匂うような美人。
このドラマのカスリーは当然美人なのだが、なにかが欠けている。美人役は誰がやっても、この世界はこれが美人、という仮定は承知している。京劇でも役者がこういう隈取りをしたら誰がやっても美人という決まりがある。その上で違和感があるのだ。
ようやく判った。ときおり見せる斜め横顔の笑顔に華が消える。正面の笑顔はいいが、小鼻が張っていて笑うときなどにそれが強調されるため、斜め横顔の笑顔に難がある。それが一瞬だけ違和感となる。
カスリーは香香公主と言われることから判るように、香妃がモデル。香妃はすでに夫がいた。カスリーはもちろん未婚。
参考 香妃 −砂漠の花−
陳家洛とカスリーが、回族の使者として出向き、帰りに紅花会のメンバーと合流してから、襲われる場面まできた。
登場人物3
カスリー(香香公主)−劉穎(演員表では穎児)
私も、西川双侠が死んでしまうのは?でした。
皇太后を演じる女優さんは、厚化粧が気になりますが、他の作品でも皇太后を演じる人です。陳道明さんが皇帝の役をはまり役として演じるがごとくという感じでしょうか??
香香公主は、私も期待はずれでした。どちらかというと・・・・・霍青桐を演じる女優さんの方が好きです。
西川双侠がここで死んでしまうと、飛狐外伝が成り立たない(^_^)。
皇太后、かなり貫禄があって、皇帝さえ押さえつける力があるので、役者としては高い評価を与えられますね。違和感というのは、これだけ厚化粧をしながら、どう見ても息子より若く見えること。皇帝が高齢過ぎるのが原因だと思います。
ホチントンは好演でしたね。もっともこの俳優がカスリー役は似合わない。カスリーは幼さを残していないといけない。そう考えると、俳優はかまわないので、考え方を原作に近づけて欲しい。
思い出したのが、戦前ある華族の別荘を訪れた新聞記者の話。
主は留守で、二十歳前のお嬢さんが風呂に入っていたが、素裸のまま玄関まで出てきて、記者と対応したという。
カスリーはそんなイメージなんですね。それでも命をいつでも捨てられるような凛とした胆力がある。そのイメージは活かして欲しかったと思いました。