2011年02月08日

09年版 書剣恩仇録5 

 書剣恩仇録の続きです。

 于万亭の西域での暗躍は続いている。
 杭州ではようやく文泰来を助け出した。そして西湖での花魁の状元選びとなる。このあたりは時間を取る割には内容はあっさりしたもの。

09rokuteiki5-1.jpg 
 舟は宝の山と思いきや何もない。
 左の方の男たちの先頭が肝煎りの袁枚(えんばい)。まだ若い、40歳くらい。「今年の花魁の状元は…」
 乾隆帝の出した物によって、玉如意が状元となる。それでいながら、袁枚たちが乾隆帝の出した物を鑑定するシーンがない。この中に今上(乾隆帝)の御筆があり、万一を心配した袁枚たちは早めに切り上げることになるのだ。それがないと尻切れトンボ。
 このあと玉如意は、乾隆帝に文を届ける。「…明日重ねて来れば花床に満つ」。これで参ってしまった乾隆帝は、すぐに帰ってしまう玉如意を追いかけると、玉如意から赤い布に包まれた礫が来る。とっさに白振が受け止めて、乾隆帝に手渡す。
  
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 砂糖漬け蓮根(糖藕tang2ou3)と百合(bai3he2)の花。意味は佳偶(jia1ou3)と好合(hao3he2)で、恋人と秘め事。
 現代中国語発音ではあまり似てないが、当時はこれで判ったのかな。それとも常套句か。乾隆帝は理解したため、このあととんでもないことになる。

参照: 書剣恩仇録 六和塔の料理

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 玉如意の琵琶は曲の流れと手の動きが合わない。奏でているのは周邦彦の「少年遊」のはず。

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 六和塔のつもり(^。^)。上の参照の写真は本物の六和塔

 紅花会が乾隆帝を掠って六和塔に押し込めたが、その日か翌日に西域の于万亭に伝わっている。通信手段はなんだろう。狼煙は于万亭には自由に使えないだろう。伝書鳩なら杭州から西域(敦煌あたり)まで何日かかるのだろう。于万亭の登場シーンは引っかかることが多い。
 しかも、天山双鷹といわれる陳正徳と関明梅が、その日のうちに西域から杭州六和塔まで駆けつける。二人が西域で登場しなければ問題ないのに。
 参照では、皇帝をいじめるのは二日にわたるが、ドラマは一日だけのようだ。周綺の猫も出てくるだけで何もしない。なんのために出したのだろう。

 紅花会と乾隆帝(陳家洛の実兄)は盟を交わすが、結局裏切られることになる。
 清朝もすでに百年以上続いている。乾隆帝が一人漢人だからといって、清朝を変えて漢人の王朝にすることなどできるはずがない。国体組織とはそんな柔な物ではない。たとえ皇帝が赤ん坊でも国は保てるし、乾隆帝がそんなことをしようとすれば、皇帝を換えてしまうこともする。
 陳家洛はそれが判らない。郷試には合格している官的な人物で、江湖的な人物ではないのだ。
 そのあと、皇帝は北京に帰り(早すぎる)、やっていることは約定を守らなず西域を侵略する計画ばかり。紅花会は徐天宏と周綺の婚礼騒ぎになる。(その後に紅花会は散り、小説では、北京に向かった者が乾隆帝より先に北京に着く)
 于万亭の西域での暗躍。皇帝と陳家洛の会話。北京に帰った皇帝のあれこれ。紅花会の今後の計画。会話シーンがやたらに長く続く。原作にないことを取り入れて、それを説明しようとするとこうなるのかな。
posted by たくせん(謫仙) at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書剣恩仇録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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