2011年01月12日

09年版 倚天屠龍記7 

第二十五集
 張無忌と趙敏と小昭の三人は、早めに港に出て、趙敏の用意した船で金花婆婆たち(金花婆婆・殷離・周芷若)を待つ。
 万安寺の戦いのあと、張無忌は誰かに「南に行って船を用意してくれ」と命じたが、あれはどうなったんだろう。
 金花婆婆は船を南に向ける。金花婆婆の本拠地霊蛇島へ行くことになる。島には謝遜がいた。すでに金花婆婆は、北の海から謝遜を連れてきていた。

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 謝遜が丐幇の連中に囲まれて戦っている。長老が倒れた。陳友諒は義のあるようなもっともらしいことを言って、引き揚げようとする。口とは裏腹に、謝遜に断られた場合のことを考え、足元と手は次の手段を狙っている。油断ならない男だ。

 謝遜が屠龍刀を貸さないため、謝遜と金花婆婆が戦うことになる。
  
第二十六集
 謝遜と金花婆婆が戦ったり、明教宗家(ペルシャ)の三使者と戦ったり、といろいろあるが、迫力のある展開をする。

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 三使者の奇妙な技。6枚の聖火令が繋がって鞭のように動く。ドラマ倚天屠龍記はこのような常識はずれを楽しむドラマ(^。^)。小説の金庸武侠にはそれなりの常識があるが、ドラマは時々その常識を打ち破る。

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 この島の不思議な植生。丈の高い草が田植え後の田のように等間隔に並び、他の草はない。これで特殊な島であることを表しているのかな。
 乗ってきた船はペルシャの明教宗家に取られ、張無忌は小昭と周芷若を助け出して、島の隠れ家に戻る。
 小説では船出して舟の上のあれこれになる。それがドラマでは島での出来事。
 四人の女も出そろう。

 金庸小説は恋愛小説でもある。この倚天屠龍記は愛の不条理がテーマである。
 物語の始まりの成崑と恋人、成崑の恋人と先代明教教主、殷離の両親、張無忌の両親、紀暁芙と楊逍、張無忌と四人の女(小昭・趙敏・周芷若・殷離)、金花婆婆とて例外ではない。宋青書は嫉妬で武当山を裏切る。
 謝遜と妻はまともだったが謝遜の妻子は師匠の成崑に殺されて江湖は暗転する。
 本来、無理の総元締めのような趙敏が、一番まともなような気がしてくるから不思議。
 前作「神G侠侶」は純愛を書き、その前の「射G英雄伝」では封建社会にとらわれず自由に恋をする女を書いた。

第二十七集
 謝遜はティギスが中土に来たときの経緯を話す。その当時は金庸小説中最高の美女だったはずだが、とても美人とは言えない。小昭の母親で、小昭にそっくりと言うが全然似ていない。せいぜい目が青みを帯びているという程度。ここだけつまり若いときのティギス役に何琢言(小昭)を使えなかったものか。

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 醜くする仮面を外したティギス

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 小昭

   登場人物4
ティギス 馬羚(鹿鼎記−韋春花(韋小宝の母))
陳友諒  周暁濱(碧血剣−洪勝海)
posted by たくせん(謫仙) at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 倚天屠龍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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