2006年05月12日

高山青2 祝山・石猴

 
 朝は早めに朝食をとり、日の出を見るため列車で祝山に行く。阿里山観光の目玉なので、旅館も心得ていて、その時間に合わせて食事の支度をしてくれた。

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 日の出は玉山の方向に出る。玉山とは「新高山ノボレ」のあの新高山である。しかし玉山のほうが高いので、日の出の時刻はかなり遅くなり、朝焼けもとうに終わり、明るくなってからであった。正月休み、ちょうど紅葉である。やはり南国、高山といえ、それほど冷え込むわけではない。

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 展望台の近くで「高山青」と「阿里山の娘」を歌っていた。中学生か高校生か。この左には先生がいて、指揮していた。この時は日本語の部分は歌っていなかった。歌詞は「ナルワン情歌」に似ているが、曲は全く違う。
  
 阿里山の娘
♪♪
ナルワンド イヤナヤ ホーハイヤ 
ナルワンド イヤナヤ オハイヤ 
オイナルワンド イヤナヤ ホー
リムイ リムイ ラー リムイ スーリムイクンナ 
ラホイダー スイパラ イラホイ

ナルワンド イヤナヤ ホーイヤホー 
ナルワンド イヤナヤ オハイヤ 
オイナルワンド イヤナヤ ホー
 
月が出ましたよ 月が出ましたよ
妹の月の眉 ネエ妹さん


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 歩いて、一時間もかからず、阿里山に戻る。途中日本の田舎道を思わせる橋であった。

 また列車に乗り、「石猴」を目指す。この時入山許可証をとったが、石猴に行くには不要であった。ただし遊覧地域を一歩でも出るならば、必要である。この列車も登山列車と同じ機関車だが、これもゆっくり走る。走れば追い付けるほど。座席は三分の一くらいの人だった。

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 この巨大な石猿の下が「石猴」の駅である。
 列車はそこで一時間待っていて、旅行者はまたその列車に乗って帰る。このコースは予定外だった。説明書には載っていなかったので知らなかったのだ。

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 遠く、麓の村が霞んで見えた。

 雨は去る金斗の雲なく動かざる
    里は見はてず 人ぞ恋しき   謫仙

  
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一週コースの途中あずまやはここだけだったか。

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 石猴駅。一日二便の時刻表
 
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 小さなプラットホーム。真ん中あたりにある駅名の板の小さな丸は猿の顔である。
 来たときと同じ列車に乗って帰る。
 
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 いよいよ阿里山から下山。こう見ると駅前はかなり広い。

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 列車の窓から見える景色。見渡す限りに見えるのは、檳榔(ビンロウ)の樹らしい。この樹はドングリのような実が鈴生りになる。土地の人はこの実をガムのように噛んで歯を赤くしている。唾を吐くので舗装路の至る所赤茶色に染まる。
 実の一部を裂き、そこに水で溶いた石灰を刷り込み、緑の葉でくるむ。これは台湾のいたる所で売っている。日本のたばこ屋のようなイメージである。実だけでは歯は赤くならないようだ。わたしは一度これを噛んだことがある。一度であわてて吐き出したが、その日一日気持ちが悪かった。
 わたしはタバコを吸ったことがない。タバコの煙が流れてくると、気持ちが悪くなるのだ。口の中の檳榔はタバコの比ではない。

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 途中の駅では、物売りがいる。押しつけがましいところはない。

 楽しい旅でした。わたしはどうも町中より、このような辺鄙な土地のほうが心が安まります。ただし、そこで読む本を持っていくこと。これがないと息ができません。
posted by たくせん(謫仙) at 16:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 八十年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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