2006年05月12日

高山青1 阿里山

 1986年、台湾 阿里山の思い出である。
 嘉義から登山列車で登った。当時すでにバスでも登れるようになってた。
鉄道距離km 嘉義市 27 独立山 63 第一分道 69 神木 72 阿里山
標  高m    30     741    1827   2150    2274

 嘉義から阿里山まで直線距離では35キロ。往時は4時間半かかった記憶があるが、現在の時刻表では3時間半である。標高は旧駅あたりと思われる。今は立派な駅が建っている。嘉義市は北回帰線の通る市としても有名。
 注:05年、現在の観光案内書では、すぐ隣に阿里山臨時駅がある。駅はすでに改修が済んでいるかも知れない。駅は旧駅と表示されているのが、ここでいう新駅。

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 阿里山森林鉄路嘉義駅に登山列車が入ってきた。
 
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 車輌はかなり小さい。通路を挟んで、片方に二人もう片方に一人、横に三人が腰掛ける。
 特急では服務小姐(サービス嬢)が熱いお茶を配る。数回、薬缶を持って、湯を注ぎに来た。
 嘉義の駅を出ると両側に製材所・木工所が並んでいる間を通り抜ける。この間、警笛を鳴らし続ける。まもなく、農村地帯にはいる。一面タバコの畑である。
 中間あたりにある独立山を三周して二百メートルほど登る。トンネルを抜けるたびに高くなっていくのが判る。

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 阿里山地区に入っている。窓外の景色はすでに高山である。

    高山青
♪ ナイルワー ナイヤヤナヘー
  高山青潤水藍
  阿里山的姑娘美如水呀
  阿里山的少年壮如山
  高山長青
  潤水長藍
  姑娘和那少年永不分呀
  碧水常囲着青山転
(山地国語歌曲より)


 台湾を代表するこの歌は、題名を「阿里山の娘」とする紹介もあった。だが、普通「阿里山の娘」は別な歌を指す。

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 阿里山の駅に到着。駅から出るには観光地域に入るための料金を払う。山岳地帯に入るには、さらに別な許可証が必要になる。ただし入手は難しくない。
 阿里山はツォー族の村だが、中心は山麓の十字路あたりになる。
1965年ごろの統計で人口3,638人。
1998年では7,116人である。

(以下は鈴木明−高砂族に捧げるより)
 阿里山の娘で香港のスター「湯蘭花」の1976年のあるインタビュー。

左右は、…ぐらい の意味、左右の意味もある。
ni.jpgは、あなた  の意味。

「あなたは全部で何本の映画にでましたか」
「三十五本左右」
「一番好きな歌は」
「我在ni.jpg左右」
「体重は」
「115ボンド左右」
「結婚したら子供はどのくらい欲しいですか」
「二人左右」
「ああ、どうしてあなたの答えには、いつもそのように左右がつくのですか」
「だって、もう五年間も毎日毎日『我在ni.jpg左右(わたしはあなたのそばにいる)』
という歌を歌ってきたんですもの…」

 着いたその日の夕方は、夕焼けが見られた。
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 このあたりの適当な地図がないので、それほど広いところではないが、判りにくい。説明はひとつひとつ。
 
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 象鼻樹。優しい目をした象に見えませんか。
 向こうは三代木。巨木が倒れたが、そのあと株から芽を出し大木に成長した。その木が倒れてからさらに芽を出し、三代目の木が育ったという。
 あちこちの道は整備されていて、歩きやすい。
 
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 姉妹潭 山中に現れれた小さな池
 
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 永結同心。姉妹潭の傍らに立つ。二本の木が手を結んだような形をしている。永結同心は結婚祝いの代表的な言葉。ここに一人でいるとは悲しい。
 この先で「雪中茶」を振る舞われた。

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 御神木。この巨木は殆ど枯れていて、中はがらんどうになっている。列車はここでスイッチバックをする。
 1997年、雷によって倒壊した。
  樹高   52メートル
  胸高直径 466センチ
  樹齢   3000年
 
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 駅前で見つけた細い道を入っていく。樹齢は六十年と見当をつけた。
 僅かな土地に、こうして作物を植えてある。この先、少し広めの畑があって、行き止まりである。

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 光武檜。寺の脇の林にあった巨木。樹齢2300年と推定される。御神木より一回り小さいように思えた。
 この近くに蝶の博物館がある。建物は小さく、あまり知られていないが、蝶の標本は充実している。興味のある方は是非見て頂きたい。
posted by たくせん(謫仙) at 14:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 台湾 八十年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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