2006年05月11日

三地門1 原住民族文化園

      santemon.gif
原住民族文化園区写真集

 台湾のサンテモン(三地門または山地門とも)に「台湾山地文化園区(当時)」がある。いまでは「原住民族文化園区」と名を変えた。高山族の文化村である。
(屏東縣瑪家郷北葉村風景104号)
 バスで高雄から屏東をえて三地門まで行く。1時間ほどだったか。これにははっきりした記憶がない。いまではすぐ近くを鉄道が走っている。
 高山族とは、高砂族のうち、伝統文化を保持している部族の総称。訪れたのは1989年の暮れであった。この地方はパイワン族の地域であろう。
 おおよその居住地域を図示する。
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 平埔族は高砂族のうち、漢化して現在では特定できない部族。多くは西側の平地に近いところに住む。清朝時代は熟蛮といわれた。
(注:どうやら現在も使っているようだ。あるHPにあった)
 部族名をあげたのは高山族といわれる、今なお伝統文化を保っている部族である。境界ははっきりせず概略である。たとえば台東市だけでもアミ・パイワン・ピュマ・ブヌンの各部族民がいる。
 サオ族は近年急に数が減り(二百数十)、漢族文化の影響が強くなり、平埔族に数えるテキストもある。
 わたしがリンクさせて頂いている「世界民族博覧会」によれば、
 高山族には、
アミ族・アタヤル族・セデック族・パイワン族・ブヌン族・ルカイ族・プユマ族・サイシャット族・ツオウ族・タオ族・サオ族・クバラン族・タロコ族
 平埔族に、
ケタガラン族・タオカス族・パゼッヘ族・パポラ族・バブザ族・ホアニア族・シラヤ族・マカタオ族
 の名が上がっている(タオ族とはヤミ族のこと、近年名が変わった)。高山族は人数が載っているのに、平埔族はすべて人数不明となっている。
 まず、園の入り口の壁が石造り。左は丸石を固めたものであるが、右は板状の石を重ねてある。この板状の石を重ねて壁とするのは、ブヌン族。ここより少し北の方に住む。
 パイワン族の家は石を立てて壁にする。これらは絶対的ではないようだ。
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 園の施設はそれぞれ離れたところにあり、遠いため、園内のバスを利用する。
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 これは不明。

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 これは倉庫であろうか。


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 歌舞施設から入り口方向を見る。手前の岬のように見えるところが、アミ族の施設。向こう側は入り口。道はさらに奥に(後ろ)続いており、高山族の住居がある。川の向こう側(写真右手)にも集落があり、次の日に訪れた。

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 ルカイ族の家
 竹でできた壁と茅ぶきの屋根の家屋は「東ルカイ」といわれているが、この家は茅葺きではない。
 西ルカイは石の壁である。パイワン族も同じ。

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 昔の首狩り、もちろん模型。なおヤミ族は首狩りの習慣がなかった。

 ここではショーが開かれている。その舞台の左端には男性像、右端の女性像がある。
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 お客は涼しいところに集まってしまう。

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 舞台の前の柱は、高いブランコの支柱。

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 かなり派手な服装、特に男の服装にびっくり。これが民族服である。この中に雅美(ヤミ)族はいない。後ろにある船はタタラという、雅美族の舟である。
 「台湾高砂族の服飾」の写真では、この服で裸足である。

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 後方の建物は工事中だったが、いまではかなり充実しているらしい。この舞台前の円形の土地もいまで屋根に覆われている。

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 ブヌン族の家か、石を立てて壁としている。


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 曹(ツオウ)族は阿里山の民族である。その竹や木の壁と茅葺き屋根の家。

 現在は交通の便もよくなり、園内はかなり充実しているようだ。
 いつかまた行ってみたいところである。

…………………………
2011年追記
コメントにある問題を、あらためて 台湾は独立国ですか?
 に書きました。
posted by たくせん(謫仙) at 18:16| Comment(16) | TrackBack(0) | 台湾 八十年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中国ではなく、台湾です。台湾と中国は違います。
ですので、直していただければ、有難く存じます。
                    張
Posted by 張 at 2007年03月31日 22:32
張さん。
コメントありがとうございます。
わたしの知っている台北の張さんとは別な方ですね。

提案の件ですが、言葉にはいろいろな使い方があります。
ここでは本文中には使っていないので、題の「中国世界」のことかと思いますが、台湾のことばかりではなく、中国関連の話をしているので、たとえば西域の話などもありますので、台湾の名はふさわしくありません。
更に重要なことは台湾といいましても、正式な名称は「中華民国台湾省」、略して中国というのは、間違っていません。そして首都は南京、台北は仮の首都ですね。
つまり台湾は中国ではないというのは「白馬は馬にあらず」と同じです。
そもそも台湾の政府が、中国の代表は自分たちだといっていましたよ。
そんな訳で、中国の中に、台湾やチベットや内モンゴルや西域を含めるのは間違いてはありません。

ただし、中華民国が国名を台湾に代えて、首都を台湾省内に移し、我々は中国ではないと宣言したら、中国で一括りするわけにはいかないでしょうね。
Posted by 謫仙 at 2007年04月01日 07:00
2007年のことですが・・

>つまり台湾は中国ではないというのは「白馬は馬にあらず」と同じです。

同じじゃありません。ちなみに台北は仮の首都って何のことでしょう?

>そもそも台湾の政府が、中国の代表は自分たちだといっていましたよ。

今現在日本の政府の言うことに全く抵抗がないようでしたら非国民も同様です。

台湾は色々な文化を持つ国です。
しっかり調べましょう。


>間違いてはありません。

正しくは「間違いではありません。」です。日本の方ですか?
Posted by conejo at 2011年06月05日 22:26
conejoさん
 コメント欄は訂正できないので、ミスタッチに気がついた場合、全部取り消すか、意味が判るのでそのままにするか。今回は流れがあるので、そのままにしておきます。わたしは日本人ですが、だからこそ、意味が通じる場合、ミスタッチに気がつかないンです。m(__)m
 さて、おっしゃる内容は重大な意味を含んでいます。台湾をどう見るか。中国をどう見るか。
>台湾は色々な文化を持つ国です。
 これだけでは中国ではないという根拠にはならないことはおわかりでしょう。
あなたがどう見ているか説明がなく、何を根拠にしているのか判りませんが、おそらく下の説明の「4、」ではないかと思います。いずれにしても「台湾」という国名は存在しません。
 国内に意見の差があることは判りますが、外国人に、その一つの意見に準拠して書けとはいえません。わたしはもっとも公平と思える立場で書いているつもりです。

1、国父孫文が辛亥革命で清朝を倒して、中華民国を創立しました。これは全国を制覇できず、大きいながらも地方政権でした。首都は南京です。共産党の反乱により大陸は共産党の支配地となり、中華民国政府の支配地は中華民国台湾省だけになりました。
 このころは中国と言えば中華民国(台湾)をさし、大陸は中共といいました。現在では大陸も中国といいます。
 もちろん南京も共産党の支配地ですから、首都機能はなくなりました。
 いまは台北を仮の首都として、大陸の領土を回復したら、首都南京に首都機能を移す予定でいます。

2、共産党は革命をおこし、中華民国を倒して、中華人民共和国を設立し、首都を北京にしました。しかし、中華人民共和国台湾省だけは、まだ実質的に支配できていません。

3、台湾はもともと、高砂族(高山族と平埔族)の住むところでした。多くの集落の集まりで国体を持っていませんでした。そこをオランダ人が占領し、鄭成功がオランダ人を追い出しました。その後大陸から多くの民が移住しました。清朝は支配しながら、半ば国外扱いでした。明治時代に日本に割譲され、第二次大戦後、大陸からきた中華民国政府(外省人)に占領され、今でも続いています。
 つまり高砂族は台湾に国を持ちませんでした。

4、清朝時代に移住した人々は、高砂族より圧倒的に多く、台湾の中心的民族(内省人)になりました。清朝に支配され、日本に支配され、外省人に支配され、ようやく李登輝さんの改革によって、中華民国の中心民族になりました。しかし、中華民国(略称は中国)の名はそのままです。今では内省人外省人の区別は少ないでしょう。
Posted by たくせん(謫仙) at 2011年06月06日 09:25
他の文も拝見しました。
上記のミスタッチの件、中国人の間違いによく似ていたので勘違いしてしまいました。
揚げ足を取ってしまい申し訳ありません。

一つ、台湾の中には「台湾を中国だ」と言ってしまうと不愉快な気持ちになる人が大勢いることを忘れないでいただきたく存じます。

仰るとおり、台湾、中国をどう捉えるかは自由です。
自身が公平と思っていても、見る人にとっては公平ではないのです。
自分の日記に書くのならばいざ知らず、上記の台湾人のコメントに対しての返事としてはもう少しお考えになったほうがいいと思われます。
Posted by conejo at 2011年06月07日 17:06
>一つ、台湾の中には「台湾を中国だ」と言ってしまうと不愉快な気持ちになる人が大勢いることを忘れないでいただきたく存じます。

心して書いているつもりです。
同時に「台湾は中国ではない」と言うと不愉快な気持ちになる人も大勢いることを知っています。
当時(八十年代)に知り合った台湾の人は、そのような人がほとんどでした。わたしの旅行で知り合ったのでおそらく偏っていたことでしょう。その前は、「台湾こそ中国で、北京は反乱軍だ」と言っていました。

張さんが台湾の人かどうか、おそらくそうだとは思いますが、判断できませんでした。
>中国ではなく、台湾です。
この一言だけで根拠を示さなくては、説得できないと思いませんか。台北政府が、「毋忘在キョ」と言っているのですから。

例えば、「多くの台湾の人は、中華民国から独立して(中華民国を倒して)、台湾国を建国しようとしている。」でもかまいません。
また法律的には、清は占領地扱いしていたので、「台湾が中国領になったことは一度もない」という説も存在します。それによれば、「台湾という国外の土地に、中華民国という亡命政権を作り定着した」となります。

いずれにしても、台北政府が判断を下し内外に発表しなければなりません。北京政府の了解は得られないと思いますが、そう宣言して、国名を台湾と決めれば、外国人はそれに従うことになるでしょう。
Posted by たくせん(謫仙) at 2011年06月08日 19:28
ここを見てください。
http://blog.livedoor.jp/panda_translator/archives/51872675.html
台湾人の思いです。
Posted by こんばんは at 2011年07月31日 23:52
こんばんはさん

>台湾人の思いです。

それは「一部の台湾人の想い」でしょう。
先日、李登輝さんが、独立を主張したとして、台湾政府に起訴されています。
すでに独立したのなら、このようにはならないはず。

その前にあなたの主張と根拠を示してください。
Posted by たくせん(謫仙) at 2011年08月01日 09:31
conejo さんほか、ここにコメントなさる方に。
>仰るとおり、台湾、中国をどう捉えるかは自由です。

 わたしは「中国をどう捉えるかは自由」などとは一言も言っていません。
 そうではなくて、「自由はほとんどない」、と言っています。「ほとんど」という言葉のの内容は中国自身が曖昧にしている部分があるからで、実際は「自由はまったくない」と言っています。
 だから台湾の一部の方の主張を、全面的に支持することはできません。
 コメントするなら、上に示した、1〜4のどの立場か、該当しないならば、その立場を付け加えてください。

 とくに「中国(中華民国や中華人民共和国)ではない」と言うなら、国号・首都・元首程度は書くべきでしょう。その実効支配地域と、主張の基になった憲法の条文といつ可決されたか、まで書ければベスト。

 感情論は書かないこと。
>台湾は色々な文化を持つ国です。
 「色々な文化を持つ」だけでは国とはいえません。
 それから、国際社会から認められていないことと、国が存在しないことは同一視しません。だから国際社会から認められていなくても、国としての形を整えていれば、かまいません
Posted by たくせん(謫仙) at 2011年08月01日 13:12
http://tw.news.yahoo.com/article/url/d/a/110802/58/2w55s.html

管理人さんは頭が固いようですね。
Posted by こんばんは at 2011年08月03日 16:16
はい、おっしゃるとおり、わたしの頭は固い。
で、あなたの意見は。
Posted by たくせん(謫仙) at 2011年08月03日 19:43
あなたの意見はとか言ってる時点で間違ってんだよ。台湾人が中国って言うなっつってんだから。政府もね。上の人たちが親切に言ってる内に台湾人へのコメント訂正しなよ。そうしなきゃいろんなとこにここの意見聞いちゃうよ。
Posted by 台湾より at 2011年08月03日 19:55
張さんが可哀想。
Posted by 吳 at 2011年08月05日 14:41
台湾より さんへ
 大勢の方に読んでいただきたいと思って書いているので、意見を聞くばかりでなく、ぜひ、読むように伝えてください。伝えるときにわたしの話を捏造しないでくださいね。しかし、貴文から察するところ、正しく伝えてくれそうもないので、あなたに誘われてここに来て、初めて読む方の為に、わたしの文意を書いておきます。

1 台湾の人が言っているというが、それが事実でなければ従う必要はない。だから事実である理由を書いて貰いたい。わたしはきちんとその理由を書いている。
2 台湾は省名であって国号ではない。パスポートのスタンプやお金にも書いてあるように中華民国という。(知らない人が多いので書いておきます)
3 台湾独立運動があるのは知っている。そのとき国号は「台湾共和国」「美麗国」などか候補にあがっている。しかし国会議員の半数を制するまでには至っていない。ゆえに国号は中華民国のままである。
4 台北の中華民国政府は、自分の政府が中国の代表で、北京政府は反乱軍だと言っている。(台湾人ガイドの説明など)。本心は違うと思うが、このたてまえは崩していない。
5 日本政府の公式見解と、わたしの意見はかなり異なっている。
 (こんばんはさん、判りますか。それからconejoさん、揚げ足取りになりますが、わたしは「台湾の政府が…」、と言っているのであって、「日本政府が…」とは言っていませんよ)
6 わたしが台湾に旅行する前までは、中華民国の略称「中国」と中華人民共和国の略称「中共」とに分けていた。今では中華人民共和国の略称も「中国」となった。
 台湾旅行のときの台湾人ガイドが中国と言ったときは台湾を指していた
Posted by たくせん(謫仙) at 2011年08月06日 07:56
呉さん
 わたしが台湾に対して言っていることは、台湾政府のいいなりに近いと思います。台湾の政府と国民の間には、かなり隔たりがあるということでしょうか。
 図らずも、わたしが台湾(中華民国)政府代表、皆さんが台湾独立運動代表のような話になってしまいました。
 でも議論になっていませんね。意味や理由を述べるのはわたしだけ。皆さんは国号さえ満足にいえない。理由は一言も言えない。知らないのかも知れません。
 しかもわたしは台湾は中国などとは言っていないのですよ。だからどこをどう直せという具体的な例は誰も指摘できません。張さんも言っていません。それでも誤解されないように一カ所だけ言葉を追加しました。おわかりでしょうか。
 もっとも全部読むのは一日がかりなので、探しても判らないと思いますけど。
 この話、コメントだけにしておくのはもったいないので、近いうちに本文に載せようと思います。
Posted by たくせん(謫仙) at 2011年08月06日 08:01
>しかもわたしは台湾は中国などとは言っていないのですよ。

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

相手が台湾人だからって自分の書いた内容を改ざんしちゃあいけませんよ。
痴呆症ですか?

  _, ._
(;゚ Д゚)
Posted by こんばんは at 2011年08月06日 09:18
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