2010年12月24日

09年版 書剣恩仇録3 

三枚目
 月氏国の使節の中に布倩佳なる美女が登場。公主(姫)の侍衛長。小説にはいない人物だ。于万亭とは親しい。話し方や顔の表情が、雪山飛狐で鍾欣桐の演じた程霊素によく似ている。特に口の表情がそっくり。

 次はドラマの話ではなく実話。
 先代の雍正帝即位の時の話。「康煕帝は『伝位十四子』としたのを『伝位于四子』と書き換えて雍正帝が即位した」という噂があった。当時は満州語でも書いていたはずで、それを同じやり方で書き換えることはできないので、おそらくあり得ない。
 このとき、相続を争いそうな八王を阿其那(アキナ、犬)、九王を塞思黒(サスヘ、豚)と改名させ、監禁したという。阿其那・塞思黒は満州語。
 このドラマの于万亭(九爺)はこの九王という設定だ。
 書き換えたのはロンコドと雍正帝で、即位して間もなく雍正帝はロンコドを誅殺し、ロンコド派であった査嗣庭も文字の獄で抹殺した。
 書剣恩仇録の著者金庸の本名は査良縺A査嗣庭の子孫になる。

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 布倩佳
 乾隆帝の幼なじみ。小説には登場しない人物。このため、かなり原作にない話が加わっている。
 上の八王と九王の処置後に、追放された八王一党の娘という。武術を知っていたので生き延び月氏国で武術の師となった。
  
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 この高齢(?)の皇帝とこの美女が幼なじみにはどうしても見えない(^_^)。
 乾隆23年ころの話なので、この時二人は、47歳前後である。

 鉄胆荘で官に捕まった文泰来をみなで助けようとする。
 この時の西川双侠(常赫志・常伯志)の動きは超常的。絶壁を横に走り、見えないほどに早い。初めてこのような動きが出てきた。
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 あたりは砂漠の回廊らしい岩ばかりの景色、戦いにも迫力がある。

 ようやく助けたと思うと、体を縛っている鎖をそのままに駱冰は抱き合っている。先に鎖を解いて助け出せよとイライラする。

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 いつまでも話をしているため、逃げ切れず結局奪い返されてしまう。
 小説では戦いの様子を駱冰が実況中継している。同じようでも小説ではイライラ感はない。

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  左 文泰来    右 張召重

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 結局、一度引いて、次の手を考える。呆然としている駱冰。いかにも西域らしい景色だ。

 このドラマは主人公は乾隆帝ではないか。小説の主人公陳家洛の方が陰が薄い。
 そしてこの三枚目(第11集〜第15集)は、半分は布倩佳が中心になって話が回っている。大きな矛盾は感じられず、良くできていると思う。
 小説にない話が加わって、それが良かったと思ったのは初めてではないかな。それでも
長い会話によって説明されることが多いため、価値は半減する。金庸の原作小説にははるかに及ばない。ストーリーの複雑さは金庸的だが、金庸ならわざわざ説明せず、武侠の流れでいつの間にか説明してしまう。

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 阿其那(アキナ)と塞思黒(サスヘ)を、許して改称するようにお願いする布倩佳。
 だが皇帝も権力があるとはいえ、独断で簡単にできることではない。

     登場人物2
布倩佳 −游雅恵 月氏公主の付き添い。原作にはない人物。
posted by たくせん(謫仙) at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 書剣恩仇録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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