2024年05月05日

桃花島 1 往路

2006-05-04記
2024追記

 06年3月、武侠迷(ファン)が集まって、射G英雄伝の撮影現場桃花島に行くことになった。男4人女5人の計9人である。 関西の八雲幇主が旅行社と交渉して、航空券やホテル(飯店)を手配してくれた。えまのさんが旅程を試作した。
 わたしはその計画に乗ってついていくだけだが、わたしには初対面の人ばかり。途中で合流した魯達さんが中国語堪能であった。
18日 関西空港から上海まで
19日 桃花島まで
20日 桃花島
21日 桃花島から上海
22日 帰国

 桃花島は人口が2万人ほどだが、いわゆる田舎であり、真っ直ぐには行けない。
行きは
関西空港−上海−寧波    飛行機・タクシー・タクシー・飛行機
寧波−舟山−沈家門−桃花島 タクシー・船・タクシー・船・タクシーを乗り継ぐ
帰りは
桃花島−沈家門−普陀山空港 タクシー・船・タクシー
普陀山−上海−関西空港   飛行機・タクシー・タクシー・飛行機

 同行者は八雲幇主・ユキさん・えまのさん・進歩反刺さん・大兎さん・じぇどさん・シュウジャンさん、途中で合流した魯達さん。
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 黒い点線が往路、赤い点線が復路である。

 上海(浦東)空港はまだ新しい。現地時間の午後3時半ごろに到着した。そこで成田から来るシュウジャンさんを一時間以上待つが会えず、7人でホテルに向かった。タクシー乗り場で並んで、えまのさんが係員に「七個人」と言うと、道を横切り大型タクシーの乗り場に案内された。マイクロバスだが、それに乗り込んで漢口路の揚子飯店に向かう。30分ほどだったか。通常は一時間ほどかかるはず。高速道路を降りてからの渋滞で時間がかかるのだ。
 この時、タクシーの運転手に次の朝の予約をした。その運転手は休みだが代わりをよこすと言っていた。
 ホテルでチェックインをしているとシュウジャンさんが到着した。
 ホテルは新装したらしく、見た目は部屋はピカピカ。水回りも「おおー」と声が出るところ。ところがトイレの蓋や便座が外れていたりする(^_^)。トイレの扉は鍵がない。手を離すと半開き状態。気にするほどではありませんが。
 部屋にはパソコンがあり、中国語・英語・日本語のウインドウズがでる。使おうとしたらネットに繋がらない。受付に申し出なければならないのであった。
 部屋に荷物を置いて、近くの南京東路を散歩。街は観光用にライトアップされていて映える。エネルギー問題を考えると…難しい。道は歩行者天国のようだが、トロッコ状の遊園地を走るようなバスが通る。
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 その日の夕食は南京東路のレストラン。幇主が料理を選んだ。もっとも去年も同じ店で食べたという。そのうちの4品、どれも美味しかったが、右下のが好評だった。東坡肉をおこわでくるんだようだ。三角は炒飯、蒸籠の中は小龍包。
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 しかし、料理が一品出るたびに全員がカメラを向けるとは(^_^)。脇からどう見えるんだろう、なんてことは考えないのが中国流ですヨネ。

 このあとホテルの近くのスーパーで、翌朝の食料を買い込む。朝が早いため、レストランの朝食では間に合わないのだ。
 わたしは食パンと缶コーヒーだけ。わたしは小銭を持っていたが、100元札でおつりをもらう人が続いて、レジの係りに睨まれたとか。なおお金を投げつけるのは相変わらず。
 男三人で一つの部屋に入ったが、わたしは真っ先に寝込んでしまった。

 19日は7時に出発、前日予約しておいたタクシーが時間前に来て待っていてくれた。
 ラッシュになる前に高速に乗ることができたので、15分ほどで虹橋空港に到着できた。これも40分程度を予定していたのだ。
 飛行機で寧波まで。この町は貿易港として、歴史に名高い。港も一カ所ではない。
 ここから桃花島に行く船便もあるのだが、早朝と夕方の2便しかないらしく利用できない。そのためタクシー(一時間ほど)で白峰の港まで行く。そこから舟山に向かう。11.5元。
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 白峰の桟橋

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 景色を楽しみながら食事などをする船内。
 海の色は長江の濁流のような色をしている。長江や銭塘江の土砂がここまで広がっているのではないか。

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 船内で食べた肉団子のスープ。結局この日の昼食はこれだけになってしまった(^_^)。
 ここで舟山を中心とした桃花島の地図を買う、3元。

 舟山は舟山群島の中心地でかなり大きい。隣には有名な普陀山がある。
 舟山からタクシーに乗り別な港の沈家門まで行く。
 タクシーの運転手が隣のタクシーに大声で「タホダ」と叫んでいたが「タオホアダオ(桃花島)」と言っていたらしい。
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 沈家門で魯達さんが待っていた。魯達さんは現在留学中、中国語が流暢で、南方なまりも聞き取れるため、これからはいろいろなことは魯達さんに任せて、というか頼り切りになってしまうm(__)m。

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 桃花島に渡る船は桃花島・金庸・神侶(快速)とあるのだが、神侶は修理中であった。
 我々は13時発の桃花島号に乗り込む。14.5元。
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 船では外が見えない。もっとも二階の船室なら見える。そこは16.5元。
 わずか2元(30円)の差なら二階に乗りそうなものだが、誰も二階に行こうとは言わない(^_^)。
 船室にはテレビがあって、武侠ドラマを映している。カンフーハッスルの小龍女と楊過の二人が出てくるが、同じドラマの別シリーズか。ただし神G侠侶の二人とは名が同じでも似ても似つかぬ(^_^)。
 魯達さんがひまわりの種を配った。蒔くのではない食べるのだ。小さくて、苦労して殻を剥いたにしては食べる量は少ないが、けっこう面白い。
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 そしてついに桃花島に上陸。この港の設備は新しくできたばかり。

♪♪ 思えば遠くへ来たもんだ

桃花島 2 へ続く
posted by たくせん(謫仙) at 06:48| Comment(0) | 江南 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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