2006年04月30日

雲南憧憬 7 大理

うんなんしょうけい 7 だいり

 5日目は朝早く大理に向かう。朝5時半にロビーに集まり、バスで昆明空港まで行く。
弁当は空港で搭乗を待つ間に済ませて、7時10分発大理行きに乗るのだ。まだ夜明け前だったように思う。
 添乗員は、「ここではパスポートと搭乗券の名前が違っても大丈夫な路線です」と席を組み分けした搭乗券を配った。

 わたしが先頭でチェックカウンターに行ったのだが、そこで名前が違うとストップされた。外にいたガイドが入ってきて説明し、わたしの搭乗券をもって外に出て、再調整することになった。
 わたしがカウンターの女性に「請等一下」と声をかけると、急ににこにこして、声を返してきた。ちょっとした中会話。いっぺんにとげとげしさが霧散した。
 飛行時間は30分ほどで大理に到着。地方空港らしい小さな設備。
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 ここには二人のガイドが出迎えてくれた。
 一人はペー(白)族の楊さん。この人は日本語ができない。
 もう一人はナシ(納西)族の任さん。麗江のガイドだが、日本語の話せない楊さんの補助のため麗江から出張ってきた。
 それなら楊さんは要らないが、規約によって現地のガイドを必ず付ける中国の国内事情だ。ついでにいうと土産物屋も同じ。我々が早く出ようとすると添乗員は「もう10分ほど待って下さい……」と説明。わたしたちはお茶を飲みながら10分程度過ごして、外に出ることになる。
 まず向かったのが崇聖寺跡。大理段氏の菩提寺であった。

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 門で入場券を配る楊さん。
 ペー族はここ大理を中心に住んでいる民族で、現在約160万人。白を尊び、自ら「白い人」という。言語は独自だが、文字は漢字を使う。

 テレビ映画「天龍八部」の最後の方で大理国の皇帝となった段誉の前で、楊さんと同じ衣装の若い女性のダンスがあった。「あれッ楊さんと同じだ」

 誰かが楊さんに何か言っていた。もちろん伝わらない。
「なんと言ったの」とわたし。
「何歳って聞いたのよ」
「ニイ ジィ スゥェイ = ni幾歳?」
「アル シー サン スゥェイ = 二十三歳」
 簡単に通じた。答えは限られているのでナンです。後で思ったがこの問いは失礼だった。
女性に歳を…、という意味でなく、「幾歳?」は子供に聞くとき、だいたい一桁の場合だ。ここは大人に聞くので「ni多大?」であろう。
「みんなそんな服装をしているのですか」
「いいえ、普通は着ていません」
 後は、この刺繍は自分でやったとか、帽子から下がっている白い髪状のものは若い女性だけで、恋人にしか触らせないとか。
 先ほどわたしがそれをさわりながらツーショットを撮ったが、あれはお客様なので…、なんてことは言わなかったが、言葉は通じなくても、意味は通じるものです。

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南詔建極大鐘
 鐘楼であり、大きな鐘がある。日本の普通の釣鐘より二回りは大きいか。
 ここで三十分の自由時間、この鐘楼に登って、景色を見る。
 20分を過ぎたころ、周りには誰もいない。集合場所に行くとヨン様が待っていて、もう行ってしまったという。みんな早いよ。

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 現在は寺域だけで、古いものはこの三塔を残すのみだが、これも真ん中の大塔は建て替えられている。方形の13層、高さ69メートル。
 両脇の小さい塔は八角で10層、高さ42メートル、五代のころの建立らしい。
 この3塔は大理のシンボルである。
 遠くかすかに白い一髪は「洱海」、南北40キロ以上、東西は10キロ弱。大理の海である。

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 鐘楼から後ろ側を見る。大きな建物があるがなんだろう。その後ろには大小の黄色い屋根の建物があるが、境内ではないのか? これは疑問のまま。
 地図で見ると後ろの山の上に(リフトがある、または歩いて2時間)中和寺があるが、この写真では見当たらない。ここから約7キロである。
 是非行きたいのだが、時間がなくて願いかなわず。
 この右手に遠く蒼山という山がある。そこからは美しい石が切り出されている。大理にちなみ大理石という。
 バスに戻ったとき、そばでとうもろこしを茹でていた。一本2元。少し固くて甘みが少ないが、美味しい。中には固くて不味いと言った人もいた。

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 藍染めの工場を見学して紙入れを一個100円で買う。日本の100円玉が通用した。日本の100均で買うようなもの。そして昼食。
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 あまり日本人向きではない。魚の活け作りを外国人が見たら同じ思いをするか。
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量が多くいつもかなり残してしまう。高齢者が多いんですね。
 ここはビールが6元だった。ふつう10〜20元。
 なお各地のホテルには必ずペットボトルの水があり、水を買うことなく済んだ。
 初めて北京に行った(1994)ときはビールも水も6元だった。隔世の感。
posted by たくせん(謫仙) at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 雲南憧憬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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