2006年04月30日

雲南憧憬 6 石林

うんなんしょうけい 6 せきりん

 昆明から南東へ約百キロ。二億七千年前の海底が隆起し、それが風雨に浸食されて石林の景観ができた。

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      屏風岩

 入り口から大石林に入ると、まず目に入るのが、屏風石。そしてイ族(サニ族)の人たちが大勢いる。
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 イ(彝)族は少数民族とはいえ人口は約660万人もいる。
 説明書にこの地方はサニ(撒尼)族が住むとあるが、サニ族はイ族の一部。近年名前をイ族に統一した。

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 絶景をこうして文字で汚して…もとい文字で飾るのが中国的である。わたしの目には景観が台無しになってしまうと思うのだが、要人は自分の足跡(手跡?)を残したがる。将来、書いた人物の評価が落ちれば、剥ぎ取られることになろう。

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 展望台から周囲は石ばかり、20分と時間を決めて自由行動になるのだが、5分前に下に降りるとヨン様が待っていて、もうみんな行ってしまったという。せっかくの絶景なのに早すぎ。

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 東大寺の戒壇院の四天王像を思わせる。
 実をいえば思っていたより狭い。前に読んだ案内書で、このような石が見渡す限り続いていて、入り口を見るだけ、というイメージがあった。それが一目で見える範囲で終わり。歩いて通り抜けられる。ただ、見える範囲というのは相当広い。奇岩の林立に圧倒される。
遊歩道は全部で七キロもあり、それが網の目のように入り組んでいて、うっかりすると迷子になる。
 園外にも頭だけを出している石があり、もし掘り出したらこれと同じ風景になるかも知れない。

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 周りに草木があると、こうして穏やかな表情を見せる。
 園内には池もあり、変化に富む。
 昼食は近くの(園内?)料理店だが、大変混んでいた。ここで名物の魚料理が出た。悪くはないが、魚料理では…の日本から来たので、その…なんです。

 昆明に帰ってからの夕食に雲南の名物料理「過橋米線」が出た。
 米で作った麺である。
 橋の向こうで勉学に励む夫に、暖かい料理を食べさせようと考えたという。
 肉・魚・野菜などの入った五目麺のようなもの。もちろん味付けは独特。そのスープの表面に鶏の脂が広がって保温するという。
  余談だが、射ちょう(周+鳥)英雄伝で食いしん坊の洪七公(乞食の頭領)が、主人公たちと別れるとき、「過橋米線」を食べに行きたいと言っていた。宮廷料理を食べ飽きた洪七公さえ魅力があるらしい(^_^)。
posted by たくせん(謫仙) at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 雲南憧憬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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