2010年10月24日

金庸茶館

岡崎由美先生と行く中国の旅
横店影視城と金庸ゆかりの地を訪ねる 17

 今回の旅行の報告もこれが最後になる。
 9月6日の朝食後、バスに乗って金庸茶館に向かう。すぐ近くで、がんばればホテルから歩いていける距離だが、バスはかなり迂回して着いた。

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 入り口に到着。ここも雲松書舎と同じ公園の中にあるようだ。

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 少し歩いて金庸茶館の前へ。武器の柄は金属でできていてかなり重い。
   
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 目の前に粋な四阿(あずまや)。環碧湖舎とはなんだろう。この近くの建物か、それとも金庸茶館のことか。別荘とあるので、まさかこの四阿ではないだろう。

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 入り口の正面。英雄会、ここに集まる人の会をそう呼ぶことにしているのか。それとも金庸茶館の別称?

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 入り口の左側。思過崖とはなんだろう。トイレかなあ?
 思過崖は小説では、令狐冲が華山の奥で謹慎させられていたところ。

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 茶器 奥は酒かな。

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 ここは一階、まだ朝が早く誰もいない。
 わたしたちは二階に上がる。一番奥の大きな部屋だ。

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 左 ゴミ入れだったかな。右 重みのあるテーブルであることよ。

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メニューは木簡、はっきり言って高い。中央あたりから左へ、
13年プーアル茶 各位(各人)360円、日本円にして、5000円くらい。
5年プーアル茶 180円、日本円にして、2500円くらい。
 以下順に
108円、68円、58円、58円。
 一番左は、西湖ロンジン茶、これも58円。日本円にして、800円くらい。これらはお茶だけでなく食べ物もはいる。それなら58円は高くないかな。
 それでも、江湖の茶の値に、端数8円なんて付けるなよ(^_^)。

 三年前、わたしは同じような店をランチ代わりに利用したことがある。
 昔、茶館では一日中茶を飲みながら、話をしたり、演芸を楽しんだりした。演芸を見に行くのかと思っていたら、岡崎先生は言った。「そうじゃなくて、人が集まっているから演芸人が来て演じる。人を集める手間が省けるでしょ」

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 コップに茶葉を入れ、こうして湯を注ぐ。くだらないけど、これも演芸の一部と思えば…。

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 高級ロンジン茶だが、このやり方は飲みにくい。普通に茶を淹れて、猪口のような湯飲みで飲む方がいい。

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 小さな部屋には、こうしてパソコンも。ネット喫茶も兼ねている。
 出された料理は美味しかったが、まだ朝食を食べたばかり、時間も短かったので堪能するに至らず。

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 壁にはドラマの写真もある。これは神G侠侶の程英と陸無双。他の壁には小龍女も。

 金庸茶館から出るときに、きれいな箱入りの茶碗(湯飲み)を土産に貰った。
 この茶館を建てたとき、来賓に配ったもので、余りがあることを知った岡崎先生が、旅行社を通じて交渉したところ、分けて貰えることになったという。大事に使わないと。
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 きれいな箱に入っていたのだが、箱の中にはほこりがかなり入っていてダニが動いている。いままでどのように保管していたのだろう。欲しがるような人はいないだろうからと処分するつもりでいたのではないか。日本人の団体が欲しがるなんてシンジラレナイ。
 添乗員のアイディアでリボン掛けまでしたのに残念。割れないように箱入りにしたと思い目をつむる。
 なお、茶館にはいわゆる金庸グッズはない。

 金庸茶館を出てから茶葉博物館へ行く。
 ここで初めて他の日本人観光客と遭遇。
 添乗員は、「このツアーがマニアックな場所ばかりまわっていたということがよくわかります…」と言う。

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 前の茶畑、日本の茶畑と異なり、刈り込まれていない。手で摘むので金庸茶館で見たように一枚の葉がそのままの形をしている。
 日本の茶も昔はこのようだった。今で粉茶ばかり。味は変わらないが、昔の急須では茶を淹れることができない。
 で、記念にロンジン茶を買ったが、かなり高い。日本人の観光客しか買わないのではないかと思うほど。味は普通の日本茶とほとんど変わらない。
 博物館への道にはいろいろな人の文字か刻まれている。

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 王庭筠(おうていきん)・趙孟頫(ちょうもうふ)・王羲之(おうぎし)
 帰国の途につく。杭州の空港は完成したばかりの新しいターミナルだ。ここの免税店の品物は安いので、地元の人はわざわざ香港までの航空券を買って空港に入り、安い品物を買うという。実際の感じではあまり種類がなく、そこまでの魅力があるのかと思ってしまう。
 わたしはここで、紹興酒古越龍山10年ものを買った。半リットルほど。値段の記憶がないが、それなりの値はする。

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 箱入り・陶製の入れ物。もう飲んでしまったが、それなりにうまい。紹興酒は独特の味やにおいがあって、好きというわけではないが記念品である。次の機会があったら20年物に挑戦してみよう。

 成田へは、台風を避けるため30分遅れで到着。今回の旅は出るときは台風に挟まれ、常に台風の動向が気になり、台風の隙間で観光したようだ。

 昨日は品川で第6回武侠迷大幇会。今日はこの旅を同行した人たちで新宿で幇会を開く。こう書くとわたしもかなりマニアック。
posted by たくせん(謫仙) at 10:26| Comment(4) | TrackBack(0) | 江南 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
湯のみいい記念になりますね。
落ち着いた感じで良いですね。

素敵な旅になったようですね。
それも、岡崎先生や、同行の人たちの思いが近いということが、
旅を有意義なものにしているように思えます。

それにしても、こうしたものを作り上げる中国の力は凄いですね。

次回の旅が待ち遠しいですね。
Posted by オコジョ at 2010年10月26日 21:24
オコジョさん
この湯飲みはお茶を飲むときに使っています。飾っておくものではなく、日常に使うものだと思いました。
肉の厚みの加減もあって、使いやすい湯飲みです。
中国ではこうして、思いついたことをなんでもやってみようと言う気概がありますね。わたしにはリスクが怖くてとてもできません。半分は無駄に終わってしまっても、半分うまくいけばいいではないか。
そのため、高級マンションが売れているのに、住む人がいなくて廃墟となりそう。なんて話も伝わってきます。
明らかに過剰投資なんですが、それができる環境にありますね。

次の旅行は少林寺かなあ。ここは見るところが少ないので、しかももう一カ所が近くになく、難しそうでした。どこになるかな。
Posted by 謫仙 at 2010年10月27日 07:59
思過崖がトイレ、思わず笑ってしまいました。
確かにそんな感じですけど。
英雄会のメニュー、なかなか凝っていると思いますが読めません。照り返しではっきりしないということもありますが、たくせんさんの説明を読んでもそのように書いてあるようには見えません。漢数字ですか。
かろうじて読めるのは十三年とか五年くらい、いったいなんて書いてあるのでしょう。
湯の注ぎ方、前に写真で見たことがありますが、たいそうな名人芸だとか、書いてありました。
>くだらないけど、これも演芸の一部と思えば…。
賛成します。意味がありませんよね。なんのためにこんな難しいことをしているのか、演芸の一部としか思えません。
湯飲みはなかなか斬新なデザインといえます。見かけない形です。たくせんさん好みではないかと思います。
最後の紹興酒。かなり高かったのではありませんか。懐の問題ではなく、中国一般の生活レベルと比べての比較を言っているのですが。
とにかく、無事で帰ってきてなによりです。ちょうど尖閣列島問題のころでしたね。影響はありませんでしたか。
Posted by mino at 2010年11月01日 21:03
minoさん
あの湯飲みは好みです。実用的で、過剰な装飾がない。毎日使っています。
紹興酒は、高い気がします。でもこの種の酒は希少価値がかなりあるので仕方ないかと思います。もし日本の酒屋に置いてあったら…、年に一度くらいは買うかも知れません。二十年物は、一生に一度だけ話題用に買う程度でしょうか。
メニューですが、もちろん漢数字です。最近はどうなのか知りませんが、法律文書とか小切手などで一・二・三の代わりに壱(壹)・弐・参と書いたことをご存知でしょうか。日本では四以上は見かけませんが、文字はあります。
四五六七八九を肆伍陸柒捌玖と書きます。0は零ですね。位は丁寧な言い方。各位というように日本でも使います。具体的に、
十三年陳普耳(正しくはさんずい+耳)   毎位参佰陸拾圓
五年陳普耳   毎位壹佰捌拾圓
鐵観音 大紅袍  毎位壹佰零捌圓

というように書いてあります。陳は古いという意味、十三年たったということですね。
今の中国人に読めるのかしらという心配がありますが(^_^)、ここに来るような人なら読めるでしょう。
十三年陳普耳 なんて、頼む人がいるのかしら?

例の事件は全く問題ありませんでした。その後の報道でも判るように、報道規制がされているため、国民は知らないようですから。
Posted by 謫仙 at 2010年11月02日 08:06
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