2010年09月29日

横店影視城−秦王宮

岡崎由美先生と行く中国の旅
横店影視城と金庸ゆかりの地を訪ねる 8

 バスで新しい高速道路を三時間ほど走り、横店(浙江省東陽市横店鎮)までいく。途中東陽で休憩した。
 横店には横店影視城がある。映画・テレビドラマ撮影所であるが、テーマパークでもある。

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 国際会議中心大酒店(貴賓楼)のロビー
 ホテル「国際会議中心大酒店(貴賓楼)」につくと、もう夕食の時間。著名な俳優が宿泊しているという噂があり、もしかしたら会えるかも…、という期待を持った人もいたようだが、わたしはほとんど知らないので、遇っても気が付かないだろう。
 夕食後、飲みに行きたいという声があった。レストランは閉まってしまい、近所には適当な店がなく、いろいろ話をしているうちに、「ホテルのロビーで飲んでいてもいいですよ」となる。
 添乗員は「日本人の団体が一流ホテルのロビーで飲んで騒いでいるのもナンですから…」とこの計画はおじゃん。
 わたしは自分の部屋に引き揚げたが、どこかの部屋に集まって飲んでいたらしい。

 横店は昔は何もない寒村だった。しかしある人が、ここに映画撮影所を作った。しかもなんと使用料は無料。さらに拡張して、今では主なところでも6カ所もある。古刹も改装したりして、町全体がテーマパークのようだ。現在撮影中の映画やドラマは11本。ほとんどは大河ドラマらしい。
 使用無料で経営が成り立つのが凄い。テーマパークとして収入があり、地元の人たちはエキストラとして潤う。いくつかのホテルや土産物屋。今は熱気を帯びている。この日は35度か。
 
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横店中心部
 ホテルは夢幻谷のそばの貴賓楼。9月4日の午前中に秦王宮と清明上河図。昼食に一度ホテルに戻る。
 順次紹介していく。
   
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 秦王宮 手前の駐車場を除いて、奥行き横幅ともに四百メートル弱。中国では、こういう広大な土地を利用したドラマが多い。ちなみに京都の太秦の撮影所は二百メートル×百五十メートルくらい。
 1997年「荊軻刺秦王」の撮影のため作られた。その後、「英雄」「無極」「漢武大帝」「尋秦記」「風雲」「功夫の王」などに使われる。ただし日本ではよく訳の判らないカタカナ名になっていることがあるので、わたしには日本名は判らない。それどころか漢字名でも、中国では同じものを別な名で売り出したりするから、判らないことが多い。

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 入り口、秦王宮はどのようなものか判っていない。ほとんど推測でできているはず。城壁は昔から発達していた。まして戦国の雄ともなれば、この程度の城壁があってもおかしくない。ここは城(街)の入り口であって宮の門ではない。

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 屏岩洞府は遠いので、簡単には見に行けない。わたしたちは行かなかった。
 大智禅寺は古刹。これも映画の撮影に利用してしまう。明清宮苑内にも本物のお寺がある。
 これ以外にも撮影所があるようだが、詳しいことは知らない。

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 いよいよ宮の門。素朴な色合いながら造りには手をかけている。

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 門は二重になっていた。

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 門を入ると東側には東宮門。

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 正面右手には物見の櫓がある。上の写真のつづきである。

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 正面は大楼がある。かなり高い。ここが政治の中心である。
 この階段を登り、右手にいく。

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 橋の一番高いところから門方向を見る。この橋を渡った(正面右手)楼で、「英雄比剣」のショーが行われた。

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 正面の大楼は天井がなく、半透明の屋根で充分にあかりが入る。中はコスプレ会場となっていた。

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 中央を玉座に向うと、迎える珍獣。一本の角。後ろ足はなく、尾は丸い。

 ここで一度解散する。時間を決めて門前に集合の予定。

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 わたしは入り口から見て左手の方へ回っていった。

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 大楼の前には4頭の竜らしき像。竜が皇帝の象徴となったのは漢の時代から。漢は秦を倒して王朝を建てたので、秦の宮廷に竜の像があるのはおかしいことになる。漢以後は竜が定着し、王朝が変わっても竜が使用された。
 向こうには夢幻谷の人造の火山。撮影の時は、邪魔になりそう。

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 無極とあるが、ここで撮影したのか。

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 図では19の華陽台。客はわたし一人。掃除をしている人が一人。

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 小龍女が空を飛んでいるシーン。扇風機で衣を翻す。バックと支えている人を消して、背景を入れて写真にする。
 ここまで用意してポーズを取らせて、カメラマンは別な客に説明をはじめる(^。^)。
 これは来なかった人に人気があって、翌日多くの人が「私もやりたい」と再度秦王宮にきたほど。

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 図の21あたり、この先は行き止まりなので、あわてて戻ろうとした。もう時間がない。
 ところが小龍女の撮影場所に、岡崎先生も来ていた。ケータイでわたしたちが遅れると連絡をとる。

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 図の20のところ。手前を右に折れて、地下道を通って出口に向かった。
posted by たくせん(謫仙) at 07:31| Comment(4) | TrackBack(0) | 江南 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
撮影所とはいえないような凄さですね。
さすがに中国はスケールが大きいですね。
見学料が大きな収入源となっているのでしょうが、
中国の庶民には、見学料が結構高いですね。
でも、ドラマの撮影場所となると夢があるのでしょうね。
謫仙さんにとってはもっと時間がほしかったですね。
Posted by オコジョ at 2010年09月30日 12:00
実際に建物を造ってしまうのが凄い。表の壁だけではなく裏側まできちんと作りますから。一度きちんと作ると、いろいろに使えるので、楽なんでしょうね。それだけの広大な土地を手に入れることができたのが大きいと思います。
まだ庶民には高いかも知れません。ただ、泊まりがけで遊びに来るような人たちは、先進国の人たちなみの収入があると思います。
特に浙江省の人たちは投機のためにマンションを買うほど、その一部の人たちだけでも充分にお客が集まるのでしょう。
日本の高度成長のころの金銭感覚ですね。
至る所、過剰投資と言われています。ここでも場所によっては、全然お客が来ないところもあるのではないかと思います。
Posted by 謫仙 at 2010年10月01日 08:37
李连杰の演じる(無名)が皇帝に謁見するために登って行った有り高い階段が私は一度でいいから見てみたいと李连杰を慕っていた時に良く思ったものです。
横店は、憧れの観光地です。
Posted by xihuan at 2010年10月02日 06:24
XI妹
次回に紹介する予定ですが、買い込んだDVDの中に「李連傑」があります。
題名が李連傑なので中身がどんなものなのか判りません。DVD2枚なので、さわり集かも知れませんね。見るのはかなり先になります。
射雕の次が書剣恩仇録その次も控えており、張紀中版の倚天屠龍記も頼んであります(^。^))。
古い時代ならば、撮影にはこの秦王宮が使われたことでしょう。横店の宣伝にありました。

   君はまだ横店で遊んだことないの?

わたし自身は一度でけっこう。と思いますが、行ってきてよかったと思います。
Posted by 謫仙 at 2010年10月02日 18:01
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