2009年08月19日

天龍八部のあらすじ6

第六巻 天山奇遇
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 慕容復と丁春秋は戦いになる。そのおり、丁春秋は阿紫を毒で盲目にしてしまう。それを丁春秋と一緒にいた游担子が助け、南京(北京)に連れて行くことになる。
 慕容復一行は、丁春秋から逃れ、阿朱を探すため洛陽から西へ旅を続けて、西夏国まで百里ほどのところまで来て、山中で三十六洞七十二島による万仙大会に行き会ってしまう。
 一応戦いになり、後を付けてきた段誉が王語嫣を助け、一同協力することになる。
 万仙大会は協力して、縹緲峰霊鷲宮の主天山童姥(てんざんどうぼ、第一巻で名前は出てきた)に対処しようと言うものであった。
 三十六洞七十二島は天山童姥に「生死符」で奴隷の如く支配されていた。天山童姥が病らしいと知り、この機会に「生死符」を奪い自由の身になろうとしていた。
 
 烏老大が霊鷲宮に入り、小間使いらしき10歳ほどの女の子を掠ってきた。これからその女の子に様子を聞こうとしていた。だが話さない。
 霊鷲宮から一日以内のところで大会を開いたことになる。
 この女の子を血祭りにして誓いをたてようとする。段誉はやめさせようとするが、慕容復たちは見過ごすようだ。
 そこへ虚竹が来て、助けてしまう。ここから主人公は虚竹になる。

 虚竹が袋に入れて背負って逃げた女の子は、天山童姥であった。今年96歳。逍遙派の門人であった。亡くなった無崖子は93歳。
 天山童姥はある術の修行を始めたのが早すぎたため、30年ごとに童子に還ってしまう。しかも、年をとっても身体が大きくならずいつも10歳前後の大きさ。このとき、ちょうど還ったときだったのだ。無力に近い。このことを知っている妹弟子の李秋水が、霊鷲宮を襲おうとして来ていた。李秋水は88歳。西夏国の皇太妃である。
 天山童姥は李秋水に親指を切り落とされ、左足も切り落とされる。
 李秋水の顔は無惨に切り刻まれていた。前に天山童姥がやったのである。天山童姥が子供の身体のままなのは、26歳のおり、修行中に李秋水に悪さをされたため。その前から因縁があったのだろう。それを96歳になるまで引きずっていることになる。
 虚竹と天山童姥は崖から落とされるが、下にいた慕容復と段誉のお陰で助かる。そしてさらに逃げる。傷の手当てをし、五日かけて西夏の都霊州についた。ここの皇宮に隠れて七十四日(童子に還ってから九十六日)を過ごし、神功を恢復しようというのであった。
 入ったのは氷室であった。こここそ李秋水に気づかれにくいところだ。虚竹が生臭を食べないため、天山童姥は無理やり食べさせたり、女を連れてきて仏門の戒を破らせる。この女は夢姑(ぼうこ)と呼ぶことになる。さらに策を用いて、虚竹に技を伝授する。
 そうして九十六日目の最後の瞬間に、李秋水に見つかり、戦いになる。火がついて氷が融け、三人は氷水につかる。そして酸素不足で火が消え、水は再び凍る。
 虚竹は最初に息を吹き返し、氷の塊の二人を抱えて、宮の外に出る。そこで息を吹き返す。虚竹の持っていた無崖子から預かった絵は、李秋水の妹の絵であった。二人とも無崖子の心が二人になかったことを、最後の瞬間に気づいたのだ。
 天山童姥の配下が駆けつけてきて、新しい掌門を虚竹にすることにして、天山童姥は息を引き取る。
 李秋水には娘がいて蘇州の王家に嫁いだと言う。王夫人だ。その娘が王語嫣なので、李秋水とその妹と王語嫣がそっくりなのであった。そして李秋水は息を引き取る。ここでようやくあの洞窟と天女像の謎が解ける。
 配下は、霊鷲宮から東に探しに出たという。
 虚竹は西夏の国境近くで、天山童姥を助け、五日で(北西か)西夏の都に行き、それから西の郊外に出て、そこで霊鷲宮から東に出た配下に会うことになり、北西の霊鷲宮に向かう。十日以上。計十五日以上の距離になる。
 してみると、烏老大が霊鷲宮に入り、天山童姥を掠って一日で万仙大会の会場に着いたとは考えられない(一日以内で着かないと天山童姥は命が尽きるはず)。金庸先生の勘違いか。
 霊鷲宮は三十六洞七十二島に攻められていた。九天九部のうち八部が天山童姥捜索にでており、鈞天部だけが霊鷲宮を護っていた。橋が落ちていて、虚竹一人が先に入る。守備の鈞天部の半数が犠牲となっている。虚竹が入って生死符を抜くことを約束して和解。
 慕容復一行は先に帰り、虚竹(24歳)と段誉(21歳)は義兄弟になる。
posted by たくせん(謫仙) at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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