2009年08月17日

天龍八部のあらすじ5

第五巻 草原の王国

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                        参考地図
 
 簫峯は阿紫の治療のための人参の産地長白山を目指す。長白山は女真族の本拠地であり、ここで世話になり、阿紫の治療をすることにした。
 簫峯と阿紫は女真族とともに春を迎える。狩りに出たとき、契丹の隊に攻撃され、耶律基を捕らえる。女真族は高額な身代金を要求するが、簫峯は耶律基を放して義兄弟となる。喬峯31歳。耶律基は女真族の要求した身代金の十倍もの贈り物を、部下に届けさせた。簫峯はそれを女真族に分け与えてしまう。
 秋になり阿紫の身体が恢復してくる。
 阿紫と二人で西へ旅をすると、狩りをしている耶律基と会う。本名は耶律洪基であり遼の皇帝であった。そこへ反乱の知らせが入る。
 皇帝の叔父耶律重元の息子南院大王耶律デルクが耶律重元をそそのかしての反乱であった。
 
 圧倒的な兵力差で皇帝軍は敗色が濃かったが、簫峯が南院大王を射殺し、耶律重元を捕らえて、反乱を鎮めた。
 簫峯は戦の手柄で南院大王とされ、耶律莫哥が補佐になる。そして遼の南京(今の北京)へ赴任する。
 そこで遼兵の略奪を眼にする。遼では給料が出ておらず、略奪が給料代わりだったのだ。
 聚賢荘の游担子が簫峯を父の仇と狙っていた。それは簡単に防いだが、阿紫が目をつけて游担子を捕らえて鉄仮面をかぶせオモチャにした。しかも游担子は阿紫の美しさに惚れてしまった。
 阿紫が毒虫を集めて、游担子を実験台にしていたが、あるとき死んだと思い捨てた。
 游担子は生き返り、偶然から易筋経を修行できた。しかも氷蚕の奇毒も身体に入っていた。
 易筋経の経典は阿朱が少林寺から盗み、簫峯に与えたのを、游担子が簫峯を襲ったさい、簫峯が落としてしまって気づかず、それを游担子が拾ったのだった。
 そして游担子は旅に出る。河南で丐幇の全冠清を見つけ、簫峯のいどころを教えようと後をつけると、ある廟で集会をする。
 そこへ段誉が父の手紙を届けに来た。全冠清は長老たちが集まった折に開けることを約束して別れる。
 段誉は、帰り始めると、聡弁先生といわれる蘇星河の使いが挨拶して、名帖を出す。
「蘇星河、つつしんで天下の棋才をお招きし、二月の八日に河南省擂鼓山の天聾地唖谷にて手談せん」
 手談とは碁のこと。この二人の使者は聾唖者であった。
 このあと、丐幇の全冠清たちと、星宿派の争いになる。星宿老怪といわれる丁春秋は阿紫に盗られた鼎を取り戻すため、自ら出向いてきたのだった。化功大法の達人で、それは毒虫で自らを毒の身体にする。七日ごとに毒を補わねばならない。
 いろいろ毒が出てくるが、それで敵を倒せるのに、どうして自分は平気なんだろう。それなりに理屈は付けてあるのだが。
 游担子は星宿派の危機を救い、その場で弟子入りする。一行は遼の南京へ向かう。
 三日目、虚竹が九月九日に少林寺で慕容氏との戦いを予告するような、回状を配っていた。慕容家の従者たちと会う。そこへ少林寺の僧たち。もちろん星宿派もいる。ここでも偶然が重なる。
 行き違いから、戦いになり、風波悪と玄痛が毒にあたる。薛神医に手当をして貰おうと三日かけて行けば、薛神医の忌中の文。ところが死体がないらしい。花火が上がり、戦いになる。このあたりなんのために戦っているのか判らない。相手は函谷八友であった。玄痛は他界する。
 風波悪は敵味方関係なく、わけも聞かず斬りかかるような悪い癖がある。包不同は意味もなく逆らう。ケ百川と公冶乾はまともだ。
 星宿老怪が来るので、皆が地下に隠れる。そこに薛神医たちがいた。
 ここで函谷八友の過去を話す。
 祖師が二人の弟子をとった。函谷八友の師聡弁先生こと蘇星河と星宿老怪丁春秋だ。蘇星河は諸芸を学んでいるうちに、武芸一筋の丁春秋は腕が上回ってしまった。丁春秋は祖師を谷底に落とし、蘇星河は口を利かないことを約束させて、殺さなかった。諸芸を消すのが惜しかったから。
 蘇星河は諸芸を函谷八友に伝えていた。
 丁春秋に地下にいることが見つかってしまい、打って出るが捕まる。無傷は薛神医のみ、役に立つので傷を付けなかったのだ。結局十台の車に数十人が乗り河南省擂鼓山の天聾地唖谷に向かう。八日目に着く。
 ここで珍瓏が披露されていた。珍瓏とは俗に言う作り物の詰め碁。
 集まったのは、段誉一行・星宿派・慕容家・少林寺僧たち・鳩摩智・四大悪人・函谷八友。
 詳しくは、天龍八部の碁 参照。 ドラマでの扱いは 天龍八部の珍瓏 参照。
 虚竹が出鱈目に石を置いたのが、解決にいたる。そして虚竹が小屋に入る。
 その中に亡くなったと思われていた、蘇星河の師無崖子がいた。そこで三十年の間、珍瓏が解けるのを待っていたのだ。
 虚竹の顔か不細工だと言う。言うだけあって無崖子は優れた容貌。北冥神功によって、虚竹の内力を抜き取り、そして無崖子七十年分の修養を注ぐ。
 段誉が地底で北冥神功をえたのと同じ理屈だ。ここでようやく段誉の技は逍遙派であったと判る。
 そして言う。丁春秋を除けと。そのために大理無量山の洞窟で、武学の経典を修めよ。そのためにかの地に住む女子に教えを請え。
 虚竹は逍遙派の掌門の印の指輪を受け取る。

 すでにわたしたち(読者)は、洞窟の武学の経典は持ち去られたことを知っている。
 この女子とは無崖子と李秋水の間に生まれた王夫人(王語嫣の母)らしい。
 外に出てみれば戦いの最中。
 ここで、無崖子・蘇星河・玄難が亡くなる。掌門となった虚竹は破門されていた函谷八友を許し逍遙派に戻す。
 虚竹が少林寺の師のあとを追って、追い越してしまい、飯屋に入ると阿紫がいた。簫峯の下から一人で出てきたのだった。そこへ星宿派の一行、さらに慕容復の一行。
 偶然もここまでくると恐ろしい(^。^)。

 今回は詳しく書いてみました。これで一冊分です(^。^)。
posted by たくせん(謫仙) at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 天龍八部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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