にせ皇太后と海大富の戦いが始まる。その前の会話を韋小宝は盗み聞きしてしまう。国家機密の重大な情報。
にせ皇太后の役者は高遠、天龍八部・刀白鳳(段誉の母)役でおなじみ。
第六回
海大富はにせ皇太后との戦いで命を落とす。
ここで韋小宝と皇帝は、少年から青年に変わる。つまり配役が交代するが、まだオーバイは生きていた。
オーバイが牢にいたのはどのくらいだろう。小説ではわずかの日数だ。
韋小宝が天地会に追われて牢の格子の間からオーバイの牢に入るときは、十三か十四で小柄で痩せていたので入れた、というのが小説の設定。
ドラマでは何年か過ぎたようだ。オーバイの弁髪の剃ってあった部分が五十センチ以上に伸びている。三年くらい過ぎているか。
オーバイを殺害したあと、天地会に掠われるが、この時韋小宝は十七歳と言った。小説とは3〜4歳の差がある。役者の交代をこんな形で無理なく行った。
この失われた3年は何をしていたのだろう。皇帝の述懐に韋小宝が遊んでくれないという場面がある。韋小宝はそれを聞いて、また遊びはじめる。その間の三年。
話を戻して韋小宝がオーバイのいる牢に出かけるとき、午門から出ている。午門前もセットができているとなると、先の午門の前後に大和門があるシーンはどういうことなんだろう。編集の勘違いということはないだろうな。
今回のこのシリーズのオープニングとエンディングの歌(曲)が楽しくない。何回聞いてもBGM程度。
このあたりでこのシリーズの問題点というか、気になるようなことはほとんど出てきたのではないか。あとは俳優とその演技力の楽しみ。