
まだ夕暮れには時間がある。

排雲亭付近から。日没が近づく、かなり雲が厚い。

山肌も雲に隠れたようだ。間もなく日没かと思ってカメラを構えても、太陽は顔を見せなかった。
夕日ははっきりせず雲に隠れるように消えたが、時間どおり5時18分であり、それが日没だった。
ふと「梨山痴情歌」の一節を思い出した。
向こうの山に日が落ちて、また一日が過ぎました。
冬が去って春が来て、また一年が過ぎました。
梨山で今年も雪に耐え、痴情の花が咲いてます。
飄々として雪は舞い、心変わった恋人は、
すでに三年過ぎようと、影も形もありません。 謫仙訳
あたりにいた大勢の人が、一斉に東に向かって歩く。まだ空は明るい。
近くにはツアーで使うようなホテルが三軒あるが、他の二軒は休業中であった。みな黄山獅林大酒店(獅林飯店)に行くようだ。ホテルに着いたころは暗くなっていた。
翌2日は朝日を鑑賞するため小高いところに登った。ガイドはあちこちのポイントを指示した。そのポイントごとに5人・8人と分散する。

朝日は山間の一番深いところから昇ってきた。ガイドは的確に場所を選んでいた。前回は日が高くなってからようやく見えた。

このポイントも日ごとに変わるであろう。
大座する巌を照らす初日の出限りある身の道に輝け 謫仙
沈さんも喜んでいた。
「今まで何十回もお客様を黄山に案内しましたが、朝日や夕日が見えたのは二度目です。天気に恵まれました」
前回には料金所のあった有料道路のゲートは、係員もいなかった。入山料を徴収するので、その中に含まれているようだ。
他の二軒のホテルが休業中であったため獅林大酒店に客が集中し、中国側の添乗員は部屋がなく、カラオケの部屋に集まって寝室代わりにした。夜中に客が扉を開くため十分に寝られなかったと言っていた。
雲谷ケーブルで下山。屯渓(黄山市)の老街により、バスで杭州に向かう。


素敵な初日の出ですね。
ガイドさんの場所選びさすがです。
感動ですね。
こんな日の出は、本当に一生に一度ですね。
このガイドはプロですね。何回も来て、勉強しているんでしょう。
しかも日の出から見えた。感動です。
一生に一度の経験ということは間違いないでしょう。
山にも行かなくなりましたし。
もう7年もたつのに写真を見ると思い出します。
岩を登ったような狭い所なんでしょう。大勢を的確に振り分けるのは名人芸。私も一度はこんな朝日を見てみたいものです。
読んでいて思ったのですが、これは初日の出ではなく二日目と思います。
でも短歌は初日の出と謳うのは当然です。
人生は長いのか短いのか分かりませんが、限りある身です。精一杯行きたいと思います。
すれ違いもできないほどの細い道のあちこちに、数人入れるような広いところや脇道があって、そこに分散しました。
広いところに大勢いましたが、そこではこのようには見えなかったはずです。
短歌というのは創作で、ドキュメントではありませんね。
歌人も病床で、砂浜で遊んでいる歌を作ったりしています。
minoさんも退職したら、奥様とゆっくり行ってみて下さい。