2008年12月12日

ドラマ雪山飛狐 その9

第二十九集
 田帰農が雪山飛狐の名で、宝を見つけたから玉筆峰に集まれ、と手紙をあちこちに出す。閻基(えんき)には三日後に集まれと。どこにいるのか知らないが三日後で間に合うのか。三ヶ月後なら判るが。
 田帰農も三日で北京から玉筆峰まで千キロ以上の旅ができるつもりなのかな。そうだ、お前は死んでいたのではなかったか。それでお前のあばずれ娘や、次の掌門が来るはずだった。これは大変な設定の変更だ。
 このあたり、すでに福康安は田帰農を敵と見なしている。

 その日集まった人が平阿四を脅し、玉筆峰に案内させる。玉筆峰の山荘に登ったのは、平阿四の他に袁紫衣(円性)・苗若蘭・田帰農・閻基・劉元鶴・陶百歳。

 kagosansou.jpg
 こんな自力で上がるエレベーターが唯一の山荘に行く手段。綱をたぐる人より、ふたりの体重が軽くないと上がれないはず。特別な滑車を使っている様子はなく、重りも着いていない。
 しかもだ。この途中に宝のある洞窟があり、一目で判るはず。それを誰も気づかない。後から上がる福康安やその配下まで。

 小説には袁紫衣はいない。田帰農はすでに不可解な死に方で死去。ドラマにはいないが小説にいた人は、苗若蘭の付き添い琴児と下男の阿牛、田帰農の娘と二代目掌門、陶百歳の息子など。
 苗人鳳は遅れてくる。
 福康安も近くに来ている。
 于差配も杜希孟もいない。ドラマでは山荘の主は杜希孟ではなく胡斐。

setuzanhiko-sansou.jpg
 わずか七年で、たったふたりで人知れず、このような巨大な家を建てられるか。強いていえば、大勢の人を雇って道を作り、家を造り、その道を壊してしまった。大勢の人はみな口が固かった。ということだろう。
 そもそも、上記の籠で上がるしかないのに、こんな広大な階段が必要か。

 平阿四はまるで老人。まだ四十代のはず。胡斐の生まれたときは小僧といわれていた。
   …………………………

第三十集
 ここでは胡斐が話を聞く展開。田帰農は口がうまい。回りもそれに合わせる。肝腎の平阿四が、見たことを覚えていない。閻基が毒を塗っていたのを見ていたのだ。仇は苗人鳳が中心だと思っている。閻基や陶百歳や田帰農の後継者たちを討とうとするのが本来のはず。
   …………………………

第三十一集
 仇は苗人鳳と思いこんでいる平阿四は、田帰農に丸め込まれそうな様子を見せる。
 七心海棠は実をつけたのに、明日は収穫できるのに、苗若蘭がぶちこわしてしまう。苗若蘭が水を遣っているのに、止めもせず終わってから若蘭を責めても…。それに明日なら薬になるといっても、初めての栽培でどうしてそんなことが判る。鉢に植えて、雪の中に置いていて、水を遣ってはいけない? それならとっくに枯れている。しかも袁紫衣は明日までの命。一日違いで、つまり稔るのが一日遅ければ袁紫衣は助からなかったというのか。
 結局は、袁紫衣は明日を待たず死んで行く。ならば七心海棠が稔っても助からなかったのか。
 ここらはもうあちこちでイライラしてくる。原作の痛快さは跡形もない。胡斐の豪快さもなければ、苗若蘭の清冽さもない。本来、飢死目前で回りがうろたえているにの、苗若蘭があわてず騒がず、司会になって回顧談を聞いたのに。

 さて、平阿四が助けるようなふりをして、皆を庭に連れ出す。そして曰く。
「あなた方が罪を悔いていれば真相を語ってくれるはず。だが皆さんはそろってウソの告白をした。恥知らずにもほどがあります」
 やっとすっきりした。(でも平阿四は胡斐まで騙した?)
 そして、平阿四はに殺され、田帰農は胡斐に崖から落とされる。
   …………………………

第三十二集
 田帰農が崖の途中に落ち、命が助かった。そこには宝の洞窟がある。それを見つけた。
 別な部屋に通じそこにはフビライの剣と刀など、その中に老頑童の武芸書(^。^))。
 さて、福康安は下の旅籠で、山から下りてきた苗若蘭を捕まえ、人質として山に連れて行く。そのあと苗人鳳が馬で追いかける。若蘭が歩いて二時(ふたとき、日本では約4時間だが)の距離、馬ではずいぶん時間がかかる。雪の深い山の道なのに、雪のない砂漠を走ったり、雪のない林があったり。どこを走っているんだ。若蘭が歩いて二時の距離たぞ。こうして時々無関係な映像が入る。それがなければ問題ないのに。
 玉筆山荘は福康安に襲われ、若蘭も危機に。胡斐は裸の若蘭を救い、苗人鳳に戦いを挑む。小説では、胡斐が裸の若蘭を救ったのを、苗人鳳が誤解し胡斐に戦いを挑む。
 このあたり、二つの小説の矛盾をどうするかと見ていたが、うまい解決法とはいえない。
posted by たくせん(謫仙) at 08:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 雪山飛狐・飛狐外伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんだ・・・袁紫衣さんも死んじゃうんですか・・・ここを読んだらドラマ
はもう同でも良くなっちゃった・・
ところで、Necoの次回作はなんと・・・

武侠ドラマ23 第7弾「鹿鼎記(ろくていき)」 2月スタート!!
主演:黄暁明(ホァン・シャオミン) …「神雕侠侶」「新・上海グランド」
原作:金庸『鹿鼎記』
プロデューサー:張紀中(ジャン・ジージョン)
総監督・撮影監督:于敏(ワン・ミン)
・・なんだそうです。それも字幕版
それに、程霊素を演じたジリアン・チョンはTWINSというペアで結構映画に
出てるそうです。
ツインズ・エフェクト
ツインローズ
新世紀Mr.BOO! ホイさま カミさま ホトケさま
だそうで、今月どれかみてみようかな?
ではまた!!

Posted by Toy2BKK at 2008年12月16日 13:02
鹿鼎記の新作は、声をいれず、中国語音声で字幕ということは聞いていました。あの声を入れるのは大変な費用ですからね。
わたしはもともとそうしていたので、なんの問題もありません。ただ、中国語字幕が付くかどうか。これが問題です。わたしは時々中国語ではなんと言っているのか気になりますから。「うまい!」と思うことと「これでは意味が違うぞ」と思うここがあります。
2月ならDVDも間もなく発売されることでしょう。
わたしは貧しくてテレビも買えないので(^。^))、DVDで見ることになります。
買えないと買わないは微妙な差です(^_^)。

程霊素は新人とは思いませんでした。わたしも気が付いたら見てみましょう。

雪山飛狐は、小説が終わった後の話が延々と続いています。わざわざ見るほどの価値はないでしょう。
Posted by 謫仙 at 2008年12月16日 19:40
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