2008年11月05日

ドラマ雪山飛狐 その7

 いよいよ後半。

     setuzanhikokouhan.jpg
 上左 程霊素、少女ながら人間ができすぎている。もっとも魅力的な登場人物。
 上中 胡斐、わたしはあまり思い入れがない。どこか魅力がない。
 上右 苗若蘭、こどものときは悪ガキ。長じて「悪」はとれたが、人を騙したりするのは相変わらず。こどものときの若蘭は好きです(^_^)。
 中央 苗人鳳、教養(?)もあり、剣は江湖随一。世間知が欠如している。若蘭の父親、農場経営者。
 下  田帰農、腕は平凡だが策士、演技力あり。皇帝の腹臣。本職は強盗。

第二十一集
 袁紫衣は福府に忍び込み、毒消しは男女の契りと知り、戻ってきたとき、程霊素によって胡斐の毒は消されていた。その意味を悟り、ひとりで飛び出す。山の景色は、木の枝まで雪が積もっている。平地は新芽が出ていたので春先かな。
 福康安と馬春花との言い争いがあり、武侠を離れて、恋愛ドラマになっている。
 薛鵲(せつじゃく)が福康安に協力することになった。
 福府ではまたもや袁紫衣をおびき出す計画を立て、鳳天南を罪人扱いして運び出す。これを袁紫衣が助けるがもちろん罠だ。
 胡斐と程霊素が、北京で掌門人大会が開かれるのを待っている間、福府では馬春花の息子が正室に殺されそうになり、なんとか助けようと必死の馬春花と正室は争いになり、偶然ながら正室は持っていた鋏で自分を刺すことになる。即死だ。
   …………………………

第二十二集
 馬春花は息子を連れて逃げ出そうとするが、結局、馬春花はひとりで逃げ出し、よりによって、胡斐と程霊素がいる部屋にたどり着く。「途中で息子は奪われて、重傷ながらなんとか逃げ出せた」というが、薛鵲があとを追っている。馬春花は息子の命を助けるための、必死の演技をしているのであった。
 途中で薛鵲が鳩を捕まえると通信文が。そんなに都合よく通信文を持った鳩が通るか。鳩によって通信ができる基本的な理由を知らないからだ。
 程霊素は馬春花を疑っている。
 胡斐は福府に忍び込むが、福府では待ちかまえていて毒に当てられる。程霊素には判らない毒だった。そして馬春花が胡斐に薛鵲の毒を盛ることによって効力が出る。合わせ技だな。
   …………………………

第二十三集
 胡斐の毒は程霊素が輸血によって消す。
 馬春花は息子を人質に取られ、胡斐の秘伝書を盗ろうとするが、胡斐の気質を知り白状してしまう。胡斐は秘伝書を差し出す。刀譜ばかりでなく棋譜まである。父が書いたのだろうと言うが、胡一刀は文盲だ。
 秘伝書と馬春花の息子を交換するはずだったが、田帰農は騙すことしか考えておらず、秘伝書は奪われる。そして、たったいま目の前で騙されたばかりなのに、そっくり同じ手で胡斐が騙される(いくら胡斐が智慧が足りないと言っても)。そこへ登場した鉄花会の人たちによって、秘伝書と息子を取り返すことができた。馬春花は息子を胡斐に託して死んでいく。小説では、掌門人大会が終わってからの話だ。
   …………………………

第二十四集
 袁紫衣はまた父親に騙され、福康安に捕まるが師父百暁神尼のおかげで助かる。百暁神尼は小説では名前だけしか出てこない。
 福府では掌門人大会のため、海蘭弼(かいらんひつ)を呼ぶ。満州第一の勇士にして将軍。鉄布衫(てつぶさん)は神業という。
 田帰農のお世辞に対して、「いけ好かぬ男だが、言うことは耳に心地よい」とはっきり言えば、田帰農は「恐れ入ります」とにっこりして頭を下げる。田帰農の面目躍如の場面。

 百暁が袁紫衣に言う、「袁士霄の手紙によれば掌門人大会は危険をはらんでいる」から来た。袁士霄は天山にいる人なのに都の現状を知っている。いつもの如くだが、天山から北京まで何ヶ月かかるだろう(^_^)。
 そのあと袁紫衣と程霊素はそれぞれに胡斐に決断を迫る。袁紫衣は師父の下で修行するため天山に帰ると宣言。本来「円性」という出家者だがドラマでは、在家として修行していたようだ。
 鳳天南は福康安に捕まり、毒の体にされる。掌門人大会には出られないようだ。
 掌門人大会は荒野で開かれる。福府ではなかった。杯の数も違う。田帰農は「玉龍杯」というが九個の爵であった。三品官の位を与えるという。爵と杯は違うだろう。小説は杯。
   …………………………
posted by たくせん(謫仙) at 07:59| Comment(14) | TrackBack(0) | 雪山飛狐・飛狐外伝 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。金庸さんの小説でもこんなメロドラマみたいなんでしょうか?先週はこのHPをみていた事もあって、途中でみるのやめちゃいました。小説も「倚天屠龍記」を読み始めました。雪山飛狐は違う話みたいだし・・・ドラマの救いは程霊素だけど、胡斐の態度というか、この役者さん好きになれません。主役が良くわからないドラマですね。倚天屠龍記のドラマやらないかな?・・ではまた
Posted by Toy2BKK at 2008年11月25日 10:07
こんにちは、楽しく読ませて頂いてます。金庸作品は原作買っていろいろ読みましたが、ドラマ見てから読んだり、逆だったりです。どちらにしても大好きです!雪山飛狐は別物として読んでみようと思ってます。倚天屠龍記読んでしまいましたが、吹き替え版が出ていないんでしょうか?射雕三部作なんだからやはりやってほしいですね。では
Posted by kana at 2008年11月25日 17:21
Toy2BKK さん。
見なかったんですか。一度は見てもいいのでは、と思います(^_^)。
メロドラマは99パーセントこのドラマのオリジナルと言っていいでしょう。
小説では胡斐が北京に行くと間もなく掌門人大会があり、そこでのあれこれが物語をかたちづくる。
ところがその間にえんえんとメロドラマを入れたので、だるくで仕方ない。
ある人前半は感想を書いたものの、後半は「見終わりました」で終わりです。
全体的に小説3割、創作7割と言ったところでしょうか。
小説なら終わってからも、ドラマは話が続きます。だれました。(^_^)。
Posted by 謫仙 at 2008年11月26日 07:43
kanaさん。
倚天屠龍記は多くの人が待ち望んでいますが、張紀中は作る気がないようです。
過去にないわけではないんですが、大幅に変更したり、一部だけを取り出したりで、小説に沿ったものはなさそうですね。
何度もリメイクされているので、わたしが聞いたことがないだけかも知れませんよ。
わたしはやはり小説の方が面白いですね。金庸作品で、原作を越えるのは難しいのでしょうね。ただ個人の思い入れもあります。たとえば他の作家の作品はそれほど好きではないなど。
いま雪山飛狐の二回目を見ながら感想などを書いています。
Posted by 謫仙 at 2008年11月26日 07:55
そうなんですよ!このだらだらした雰囲気がたまらずに24話の前半で止めました。前作の碧血剣はスピード感があって、小説とのずれもあったけど、ストーリー的に楽しめたのですが、これはみていて辛いですね!!
女優さんも袁紫衣はなんか不良っぽい・・何処かで見たなと思ったら、中国人の技術者さんに似てる・・・こっちの彼女の方が美人です。
程霊素さんは良いけど・・・小説でもこんな扱いなのでしょうか?
「倚天屠龍記」はまだ1冊目ですが、ぜひドラマ化して欲しいです。
Posted by Toy2BKK at 2008年11月27日 17:07
袁紫衣と程霊素のイメージは小説通りですね。
袁紫衣は不良っぽいというよりいたずら好き。袁紫衣より程霊素の方がいいのは衆目の一致するところです(^_^)。
洞庭湖の近くから北京に向かい、北京で一波乱あって掌門人大会まで、せいぜい一話分程度でしょう。
苗若蘭は冒頭の二歳の時の母との別れで登場し、(6歳の時、名前だけ出て)あとは玉筆山荘の会まで登場しません。それがドラマでは出ずっぱりですからね。

そのように追加し変更した部分が、仏山鎮のころとは別人のよう。痛快さがない。それでだれるんですね。

次回の第28集をいま書いています。間もなく載せます。
Posted by 謫仙 at 2008年11月28日 07:43
ご無沙汰しております。 張P版「倚天屠龍記」は撮影が始まったようです。
http://ent.sina.com.cn/v/f/yttlj/
前作のHPなんですが、此処に記事が並んでおります。 ご参考まで・・・。
Posted by Mario at 2008年11月28日 20:18
Marioさん。
貴重な情報ありがとうございます。
張P版「倚天屠龍記」、いよいよ作る気になったんですね。張版はどこか親しみが持てないのですが、それは舞台裏の話。映像は「やり過ぎだよ」と思いながら楽しんでいます。
小説のような整合性を持ってくれるといいのですが、張版は、ハナからそれは考えていないようなところがあって、諦めています。
前作、全然知りませんでした。実をいえばわたしはこのような情報に疎くて、あちこちで紹介されて、ようやく知るばかり。
柱になるティギス・小昭・趙敏がどんな人が演じるのか楽しみです。

鹿鼎記はようやく見られますね。わたしはテレビを持っていないので、DVDを買う予定です。
1984年の劉徳華・梁朝偉の若かりしころの鹿鼎記は、面白かったが、物足りないところもあった。真冬のシベリアに雪がないとか(^_^)。
いまの武侠ものは冬に撮ることが多く、夏でも枯野だったりしますが、それも辞めて欲しい。ちょっと欲張りです。

リンクしておきますのでよろしく。
Posted by 謫仙 at 2008年11月29日 07:22
こんばんは、陣地移動です。^^

この前、現在撮影中の倚天屠龍記で「ティギス・小昭・趙敏・周し若」4人の女優を知らないと仰っています。実は中の1人は謫仙さんが知っているはずです。この記事を「新陣地」に選んだのも訳があります。まあ、化粧や造形がかなり違っているので、同一人と思えないくらいでしょう。(クイズ1)

ほか3人中の2人は未観賞の「鹿鼎記」に出ています。決して主役ではありませんが、いなければ物語自体が成り立てない程の人物です。観賞し始めたら、当ててみましょうか。(クイズ2)

逸話ですが、「雪山飛狐」と張紀中版「神G侠侶」はほぼ同時に撮影し始めたようです。胡斐役の聶遠さんが本来「楊過」を出演できるのに、自ら断って「雪山飛狐」を選んだそうです。それは本当であれば、ちょっと失敗した選択だなと思います。

謫仙さんの話によく出ている岡崎先生のことを調べました。なんと女性の方だと分かって驚きました。中国には金庸小説を愛読する女性も多いですが、本を翻訳したり、積極的に国内の読者に紹介するというような情熱はさすがに持たないと思います。金庸小説だけではなく、ほかの作家の武侠小説も翻訳したのですね。

書店で「碧血剣」か「雪山飛狐」の本をちょっと捲ってみました。固有名詞の解釈もあって、読んだら思わず吹き出しました。「内力」「暗器」等、中国読者がよく馴染んだ名詞はそこまで説明しないと、外国の読者が分かりづらいですね。岡崎先生も大変苦労していたでしょう。
Posted by zhtfan at 2008年12月23日 20:15
zhtfan さん。
思わず探してしまいました。クイズ1はここで何度も見ている若蘭でした(^_^)。
どっかで見た顔だ、この目は楊過のお母さんか、頬の感じから郭襄かと思ったりしましたが、結論は苗若蘭。
後の二人もついでに調べて、その九難と双児はわたしの知らない俳優でした。
鹿鼎記はレンタルで間に合わせようか迷っています。

聶遠の選択は失敗と言えますが、神G侠の役は似合わなそうですね。少年時代の十六年の別離の前の楊過ならちょうどいいと思いますけれど、大人の神G侠の貫禄は出せないでしょう。

岡崎由美さん、日本人なら名前から女性だと判りますが…。金庸小説の翻訳者はほとんど女性です(ひとりだけ男性らしい)。岡崎さんはすべてを監修しています。書剣恩仇録だけはひとりで翻訳をやりました。それに日本では、武侠小説のファンは若い女性が中心なんですよ。わたしはブームになる前から読んでいます。最初に読んだのが笑傲江湖、はまりました。
言葉が難しいのに音を上げる人もいます。SFとは、その世界だけの新語が多い世界でもあるので、わたしは気にしませんでした。
わたしは冗談で謫仙楼対局(http://takusen2.seesaa.net/category/3621997-1.html)というのを書いていますが、漢字が多くて読めないと言う人が多いんです。特に小嫦娥の話は、意味が通じないようです。大学教授とか弁護士とか言う人たちですよ。説明しようがありません。
内力・暗器ばかりでなく、江湖・武林・ひょう局・軽功も判りませんし、いろいろな武器も、刀(とう)さえ日本の刀(かたな)とは違います。情花のような毒も日本では考えられないし、点穴も判りません。
岡崎さんは、それらを初めのころは、懇切丁寧に説明していました。
Posted by 謫仙 at 2008年12月24日 15:52
謫仙さん、こんばんは

 クイズ1は正解!クイズ2は双児が正解で、九難の俳優は確か紀暁芙を演じていますが・・・あれ、まさかクイズ出題者のミス?まずい、まずい、確認してきます・・・^_^

 「苗若蘭」のせいで、趙敏を出演する俳優がこの方だと知った時に、絶望感さえしていました。実際趙敏の造形が出たら、想像よりはるかにましなのでほっとしました。

>鹿鼎記はレンタルで間に合わせようか迷っています。
 良くも悪くも、必ずDVDを買って収蔵するつもりでしたら、もう少し待っていただいたほうが良いのではと思います(単純に出費の面を考えると)。そうでなければ、レンタルはよいでしょう。
 良いか悪いかの判定基準は人によって違うので、私はなんとも言えませんが、参考まで「鹿鼎記」の問題点を取り上げます。

1、以前も申したように、カットされた部分が多い。目立つのはロシアの部分と建寧公主に関しての「エログロ」部分。
2、50話のボリュームを確保するため、本来破棄すべきフィルムを使わざるをえなくなった。それで、作品の質が落ちてしまった。1の後遺症とも言える。
 ほかに、背景音楽にはいい加減なものが多いことも取り上げられています。先入観を与えてしまって申し訳ございません。謫仙さんなら、動揺されずにしっかりと自分の目で判断できると思ってあえて言わせていただきました。

 数年前は聶遠が黄暁明と互角に勝負できる俳優で、2人とも二枚目で名が通っているのです。ただし、黄暁明のほうが格好よいと思っているのは私だけでしょうか。

 岡崎由美さんの下の名前は知らなかったので、勝手に男性だと思っていました。ところが、前の会社で別支店に「佳美」という名前の部長がいて、女性だと思っていて、大きく恥をかいてしまったことがあります・・・

>それに日本では、武侠小説のファンは若い女性が中心なんですよ
 それはまた驚きました。中国では男性のほうが圧倒的に多いですよ。私の世代では、中学から男子生徒がほぼ皆武侠小説に夢中になっていました。大胆不敵なやつは授業中もこっそりと読んで本を没収される破目になったりするのです。一方、女子生徒の間に流行っていたのは恋愛小説なのです。「王京瑶」という恋愛小説作家("王京"は1文字です)をご存知でしょうか。「武侠小説の金庸、恋愛小説の王京瑶」という流行語が出た程有名な作家です。「北喬峰、南慕容」のような感じですね。
 なんでだろう、なんで若い女性が・・・なんでだろう♪♪

>江湖・武林・ひょう局・軽功も判りませんし
 日本には昔「ひょう局」という「荷物護送」商売がなかったのでしょうか。

 「謫仙楼対局」を拝見いたしました。囲碁はできませんが、基本ルールはなんとなく分かるので、+アニメ「ヒカルの碁」から習得した専用名詞でなんとなく理解できました。「武侠の碁」の記事は相当難しいようで、どうしてもついていけなかったのです。
 小嫦娥に出ている中国典故を普通の日本人は知らないでしょう。意味が通じないのも無理はありませんね。私にとっては、漢字より囲碁のほうが難関ですね。(当たり前じゃん!)

 すごいですよ、謫仙さん!敬服しております。謫仙さんのBlog構造にはずっと気付いていなかったのです。「中国世界」のほかにも、幾つかのサイトがありますね。そんなに面白い文章をもう少しで読み損ないそうになりました!
 これから、「中国世界」以外の世界も「散策」させていただきます。

最後に、詩仙の名句を引用:
 「五花馬、千金裘、呼児将出換美酒、与尓同銷万古愁・・・」
Posted by zhtfan at 2008年12月30日 23:44
zhtfanさん。
あらら、九難の紀暁芙ではなかった? もう1人大事な人がいたンですね。
苗若蘭と趙敏はイメージが違いすぎますね。趙敏はあるときは公主でもあるときは一軍の将。騎馬民族は女性でも軍人として役立つ。苗若蘭では無理だなあ(^_^)。実際はそのような役を演じたにすぎないのですれど。
 問題児の建寧公主か。それに普通40話程度なんだから、50話にする必要はありませんね。
 音楽は台詞が聞き取れるほど静かであることが条件の第一。不自然でなければ気にならないと思います。
 聶遠と黄暁明、わたしはそれぞれ一作しか見ていないので、なんともいえません。
 黄暁明は、神G侠の貫禄があるが、子供の役は不自然だった。
 聶遠は仏山鎮は良かったが、大侠「雪山飛狐」は無理だった。背を丸め愚図で空気が読めないで迷惑ばかりかける。仏山鎮では背筋を伸ばしていました。
どちらが「帥」かどうかはなんともいえませんが、黄暁明の方が役者だと思います。なにより目の力が違います。
「佳美」さん。女性らしい名ですねえ。わたしも間違えそう。例外もいますから、岡崎由美でも女性と断定はできませんね。わたしは初めて本を手にしたとき、女性と思いました。
 実はわたしの本名は男も女もいる名です。名前だけだと女と間違えられる可能性が大です(^_^)。

 若い女性といいましても二十代から三十代です。学生は判りません。おそらく武侠を紹介したのが岡崎さんで、金庸小説の翻訳者が女性ばかりだったのが、原因かと思います。
 それに話をしていると、香港のブルースリーなども詳しく知っています。いわゆるショーブラファンでもありますね。

>日本には昔「ひょう局」という「荷物護送」商売がなかったのでしょうか。
 荷物護送商売は日本ではあり得ません。戦国の世はともかく、民間で物流が多くあった江戸時代は、賊がいないので、護送する必要はありませんでした。
 参勤交代によって、全国の主要な往来は常に軍隊が動いていたことになり、賊の出る場所がありません。もし賊が出たら、領内の取り締まりができていないと、その藩は改易されたでしょう。賊は、物語の世界の話でした。
 そして、戦国より前は民間で大量の荷物を動かすことは、ほとんどなかったでしょう。

 小嫦娥に出ている中国典故は、ほとんど金庸小説のパクリです。
 ここで面白いのは中国典故は「知っている人は知っている」ンです。意味判りますか。中には誤解している人もいますけど。たとえば「まず隗より始めよ」なんてのは正しく使った例はめったにありません。でも人口に膾炙しています。

 わたしのホームは、本来「たくせんの小部屋」でした。そこは10メガで写真を入れるとすぐいっぱいになってしまいます。それで写真の多い旅行記をブログに移しました。その時、中国の話と山の話と「雲外の峰」に分けました。中心は雲外の峰ですが、わたしは今でも「たくせんの小部屋」中心に考えています。

 最後は李白でしょうか。どこかで読んだ記憶があるのですが、思い出せません。酒を勧める詩だったと思います。
Posted by 謫仙 at 2008年12月31日 10:30
謫仙さん、こんばんは
そうですね。実は「いなければ物語自体は成り立てない」人物はこの「もう1人」を指しているのです。それに「犯人」はあの4人(ティギス・小昭・趙敏・周し若)の中にいます・・・読者への挑戦状・・・

趙敏は美女だけではなく、すごく健康で颯爽なイメージがありますね。原作では「耀若王文瑰」("王文"は1文字)という言葉で彼女の美貌を表現しています(バラの如く耀く)。しかし、俳優は痩せぎすなタイプ、気質や肌色から不健康のように思われます。その故、造形は思ったよりましですが、やはり不満があります。

>黄暁明は、神G侠の貫禄があるが、子供の役は不自然だった。
 子供が大人げに振舞うのと同様に、大人が子供のように振舞うのも気持ちが悪いでしょうね。特に小龍女に愛嬌を振りまいたり、甘えたりするシーンを見ると、ゾッとしますよね。^^

>聶遠は仏山鎮は良かったが、大侠「雪山飛狐」は無理だった。
 三角関係に陥った男にろくなことはありません。狐の如く機敏で頭が冴えているから「飛狐」の渾名を得られたのに。主人公を馬鹿にさせたのは主に脚本を作った人のせいだと思います。

>それに話をしていると、香港のブルースリーなども詳しく知っています。いわゆるショーブラファンでもありますね。
 ブルースリーは世界で有名ですね。「ショーブラ」はカンフー映画のことですか。「ショーブラファン」と言うのは謫仙さんのこと?若い女性のこと?後者であれば、また驚きますよ。日本女性へのイメージは崩壊し始める恐れがありますよ・・・^^

>小嫦娥に出ている中国典故は、ほとんど金庸小説のパクリです。
 そうなんですか。どの作品に出ているのか全然思い出せません。そういえば、もう8年くらい読んでいないのです。
 「まず隗より始めよ」は中国語で「郭隗請始」です。多分一般の中国人もはっきりと意味が分からないでしょう。むしろ、郭隗が燕昭王を諭しに語った典故(千金買骨)のほうが広く知られています。
 そんなに古い話は日本でも有名なのですね。勉強になりました。

 最後の詩句は李白「将進酒」中の名句です。「将進酒」は李白の豪放磊落の個性が全開する不朽の作品であり、私が一番好きな詩です。
 謫仙さんといつかどこかで会うかもしれません(一生会えないかもしれませんが)。その時、一緒に飲みましょう。「五花馬、千金裘」を売却しなければお酒を買えないくらい貧乏ではないので、ご安心ください。^^

 来年も面白い記事をたくさん読ませていただけるよう、よろしくお願いいたします。
 よいお年をお迎えくださいませ!
Posted by zhtfan at 2008年12月31日 19:56
十六歳の楊過が小龍女に甘えるシーンは引いてしまいます。あのあたりはもう一人子役が欲しかったと思いました。

ショーブラは香港の映画会社です。カンフーものばかりだったかな。成龍(ジャッキー・チェン)もここで活躍しています。そのファンが若い女性。でもマイナーですね。
わたしも見ましたが、夢中にはなれませんでした(^_^)。

「千金買骨」、「まず隗より始めよ」と同じような意味ですね。意味がよく判らないのは当然で、知っている人しか知らない。ただそれを、意味を判っていない人が口にするのが問題なんです。意味が判っていないことに気づいていない。
そうなると、話がかみ合わなくなってしまいます。

 五花馬や千金裘を売って酒を買ってきて、みんなにふるまう。そうそう、そんな詩がありました。
Posted by 謫仙 at 2009年01月01日 19:48
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