2008年08月23日

ドラゴンキングダム

 ドラゴンキングダムを見てきた。原題は功夫之王だそうだ。
 李連杰(傑)(ジェット・リー)と成龍(ジャッキー・チェン)と劉亦菲。わたしが名前を知っているのはこの三人の俳優だけだが、翡翠将軍役の俳優もかなりの人らしい。白髪魔女も登場。主な登場人物はこれくらいかな。
 李連杰と成龍と劉亦菲、この三人の登場人物名を憶えていない。舞台は中国らしいが、登場人物の名は中国人らしくない。英語系の名前だ。
なにしろ、英語の映画。成龍も出だしは中国語らしいが、あとは英語だし。(アメリカSFは宇宙人まで英語を話すけど)
 アメリカ(と限定していたかな?)のカンフードラマオタクの少年が、老人に頼まれて如意棒を返す旅を始める。これがタイムスリップしたような中国的な仮想世界。返す相手は石になった孫悟空だが、この孫悟空と石になる前に作った分身の和尚が李連杰の役。
 旅の始まりは酔拳(成龍)と蟷螂拳(李連杰)の戦い。そして4人(少年・李連杰・成龍・劉亦菲)が荒野からゴビに出て、砂漠を通る。砂漠の撮影場所は敦煌の鳴沙山、もちろん撮影場所がドラマの舞台ではない。そういえば劉亦菲は琵琶を持っていて、敦煌の飛天のイメージ。これがあのイーフェイ(亦菲)?と驚くほど小龍女とは感じが違う。
 不良少年をはじめ数々の決闘シーンがあるが、アメリカ映画らしく迫力満点。
 これが張紀中ドラマだと、芝居のように、演技で決闘しているのが丸見えののろさなのだ。
 金庸小説でも、「普通に歩いているように見えるが、軽功で轟々と風がなるほど早く走っている」というように記述している。だから見た感じは遅いようでも実際は早いという理屈。アメリカ映画はそれを早く見せる。

 一つひとつ見るとけっこうおかしな所がある。翡翠将軍のいる所は砂漠の向こうなのに嵩山の近く。大きな城(城市ではなく牙城的な城)に住むが、民はいないらしい。だから武侠ではなくファンタシィというべき。それならなんでもありだ。無理に笑わせようというシーンはなく、けっこう面白いと思ったが、この手の映画を多く見ている人は、不満が多いらしい。
 キングダムとは無敵の帝国らしいが、牙城だけで町がない。その城(国?)の主は王ではなく将軍。そしてその城には簡単に入り込める。防御の甘い城だ。それで帝国か。 翻訳ミスか、説明者が勝手に付け加えたか、作者の無知か。

 わたしの場合、昔の香港時代の武侠ものは、あまり面白いとは思わないのだが、どうやらストーリーに合理性があるかどうかを考えてしまうせいらしい。偶然はあまり気にならない。
 だから武侠としてみると矛盾だらけだが、ファンタシィなので結構面白い。
 最後のオチもなかなかいい。頬に残った傷が印象的。
posted by たくせん(謫仙) at 07:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 武侠世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大哥もご覧になられたんですね。

娯楽映画で、気楽に何も考えずに見ちゃいました。
李連杰と成龍の戦いのシーンも別に敵同士の戦いではなかったようで、2人で演武してるみたいでした。

翡翠将軍は(コリン・チョウ)と言う俳優さんで、李連杰のカンフーカルトマスターで、意地悪な従兄弟かなんかの役を演じていたと思います。
最近では、スピリットで,李連杰の父親役を演じていました。

翡翠将軍と李連杰の孫悟空との戦い(石になる前の)見ていてとってもこっけいで楽しかったです。

私は、アメリカ人少年が迷い込んだのは、人間界だとは思わなかったんです。神仙界の孫悟空に人間界に飛んできた如意棒を届ける使命を負わされたんだと・・・だから、武侠ではなくてファンタジーだと感じました。

Posted by xihuan at 2008年08月25日 17:42
xi妹。
李連杰と成龍の戦いは、相手を確認するための戦いみたいでした。倒そうという感じではありませんでしたね。
コリン・チョウで検索してみたところどっかで見たことのある名前でした。名前だけなんですが…(^。^))。
魔教教主に出ていたと言われても、さて……。記憶にございません(^_^)。

舞台は神仙界ですよね。如意棒が人間界に…となれば、如意棒は「謫仙」みたいなものか。
ファンタシィの世界ですね。わたしなどは案外というか当然好きなのですが、嫌う人もいますね。荒唐無稽でバカバカしい、とか。でもファンタシィでも優れていなければ、感動はありません。
見てよかった映画でした。
Posted by 謫仙 at 2008年08月26日 19:53
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