2008年08月19日

倚天屠龍記のあらすじ 五

   五 選ばれし者
 張無忌と趙敏は関内を目指す。途中で重傷の趙敏を置いて、張無忌ひとりで先を急ぐ。
 廬龍で偽の印を追い遠回りしてしまい、廬龍に戻ると、周芷若が丐幇に捕らわれている。助けようと争っているとき、黄衫の女が、丐幇の史火龍幇主の娘史紅石を連れて現れる。簫を持つ四人の黒衣の少女と琴を持つ四人の白衣の少女を連れている。
 そこで史火龍はすでに殺され、皆の前にいるのは偽者と判る。陳友諒に操られていたのだ。その間に陳友諒と宋青書は逃げだしてしまった。

 捕まっていた韓林児を返して貰い、張無忌と周芷若の三人で南下する。大都では一悶着あったが、濠州に着き、張無忌と周芷若の婚礼ということになった。
 そこに趙敏が邪魔に入る。謝遜の毛を見せて、第二の願いで、婚儀を止めてすぐに助けに行けという。張無忌が趙敏の後を追うと、いきなり趙敏は花嫁衣装の周芷若に襲われ傷を負う。周芷若は義絶し弟子たちを連れて去る。
 趙敏の傷は爪によるものであり劇毒がついていた。花嫁衣装の下の爪が劇毒とは。
 張無忌と趙敏は謝遜の救出に向かう。途中モンゴルの一軍と出会う。父汝陽王と兄王保保であった。これをまくためにために苦労するが、少室山の麓に着く。謝遜は少林寺に捕らえられていて、少林寺では江湖の英雄を集めて、屠獅英雄会を開く予定。
 駆け落ち者のふりをして農家の世話になる。その老夫婦も並の人ではない。謝遜を殺そうと狙っている。男は謝遜の得意技獅子吼を防ぐため、自ら聾になっている。こうして謝遜を仇と狙う者が続々と集まっていた。
 謝遜は少林寺の近くの山頂の地下に捕らわれていた。守るのは三人の高僧。助けようとするが謝遜は高僧の感化によって、もはや助かろうという気はない。
 屠獅英雄会では、一番強い者が謝遜を殺す権利を得ることになり、武術試合が行われ、周芷若が勝つ。この時宋青書が夫として紹介されるが、戦いで大怪我を負う。山頂に行き、周芷若が張無忌を指名し、二人対三人の高僧との戦いとなる。
 結局戦いは引き分け、謝遜を助け出すことができた。山を下りようとするとき、謝遜は回りの少林寺僧の中に成崑がいるのが判り、仇討ちの戦いを挑む。この戦いで成崑は失明する。
 ここでもいろいろと黄衫の女に助けられるが、黄衫の女はことが終わったと見ると、丐幇の後事を張無忌に託して帰ってしまう。最期の言葉は、「終南山の後ろ、活死人の墓あり、神G侠侶、江湖に迹を断てり」
 少林寺僧も方丈を人質に取られていたが、明教が助け出したため和解する。その場で謝遜は出家する。
 続いて少林寺はモンゴルの軍に囲まれる。先に下りた峨嵋派も間に合わず引き返して、戦いに巻き込まれる。張無忌は担架の宋青書を救うが、周芷若は逃げてしまう。
 宋青書が重いので包帯をほどくと、折れた倚天剣と屠龍刀が隠されていた。中は空洞である。倚天剣には武術書が、屠龍刀には武穆遺書があったが、それは周芷若から趙敏が奪っていた。
 屠龍刀が鞴(ふいご)の火に焼かれたのに、中の書き付けが炭化せず残っているとは、玄鉄は熱を通さないのか。それではどうして作ったのだろう。
 周芷若が少林寺の僧に法要を頼んでいる。
 張無忌は山を下りる。そこへ山に登る少女がひとり。尾行すると少林寺に行く。そこでは法要が営まれ、そのときの話で、殷離を殺した(第四巻)のは周芷若と判る。少女はその殷離だった。生きていたのだ。
 この後、張無忌・殷離・周芷若・趙敏は仲直りする。そして殷離と周芷若は去ってしまう。
 明教軍はついにモンゴルを北に追い払うが、同時に内部では陰謀があり、朱元璋が有力者を陥れ権力を手にし、新王朝の皇帝となる。国号は明とせざるをえなかった。

      完

 大分端折ったが、それでもこんなに長くなってしまう。一冊に他の本の四五冊分のアイディアが詰め込まれているといわれるのを実感。
posted by たくせん(謫仙) at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 倚天屠龍記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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